門脇道雄さんはしみじみいう。「父はよく、こう言ったものです。『ロンドニアにまっすぐ来たが、それでよかった』と。昔は皆、まずサンパウロやパラナを目指した。だけど、時代はまわり巡って、今では彼らやその子孫が、ロンドニアを目指すようになった。『自分たちは最初からここを目指して正解だった』とね。まあ、自分が苦労した慰めを言っていたんで ...
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今年も豊作のブラジル=穀物収量は25%増し?
ブラジル地理統計院が11日、2017年の穀物生産は予想を上回る豊作で、収量は2016年比25・1%増の2億3030万トンに達するだろうと発表した。 今回発表された収量見込みは、16年11月発表の16年比13・9%増という見込みだけではなく、今年3月の21・8%増という見込みも書き換えた。16年の穀物収量は1億8400万トンだ ...
続きを読む »ブラジル北部・北東部=雨で幹線道路が泥だらけに=農家が道路整備にカンパ行う
ブラジル北部のトカンチンス州や、北東部のマラニョン州、ピアウイ州、バイーア州に広がる高原地帯(セラード)は、幹線道路が舗装されておらず、雨が降るとぬかるみだらけ。大きな穴も空き、トラック輸送に支障をきたしていると9日付現地紙が報じた。 政府による舗装が一向に進まない事に業を煮やした農家は毎年、道路整備のためにカンパを募り、修 ...
続きを読む »《サンパウロ州》サンベルナルド・ド・カンポ市=高速道事故の実費を徴収?=「税金は市民のため」と市長
サンパウロ市南東のサンベルナルド・ド・カンポ市が、同市の住民ではない人が同市を通る高速道路で事故を起こし、病院に搬送するなどの経費が発生した場合は、高速道路管理委託会社に入院費などを請求することを決めたと、30日付現地紙サイトが報じている。 この法案は29日の市議会で、全会一致で可決された。同法案を提案したオルランド・モラン ...
続きを読む »《ブラジル》カルネ・フラッカ作戦で国内外に大きな衝撃=肉の認可を賄賂で不正=数々の加工や保存に問題=世界各国がブラジル肉輸入禁止に
17日朝、連邦警察の「カルネ・フラッカ作戦」が行われ、大手食肉加工会社関係者や農務省監督官らが逮捕された。この捜査では、世界的企業のJBSやBRFなどを含む食肉会社が、賄賂と引き換えに、肉の認可基準などを甘くしてもらい、不正行為を行っていた疑惑が摘発された。同捜査で国内の消費者がパニックに陥った他、諸外国もブラジルからの肉の輸 ...
続きを読む »《ブラジル》GDPマイナス3.6%の余波大きく=実質3年に及ぶ景気後退=国民所得も減り、購買力低下=「上昇には農業が頼み」と識者
【既報関連】7日にブラジル地理統計院(IBGE)が発表した、「2016年のブラジルの国内総生産(GDP)前年比3・6%ダウン」の知らせは、翌8日の国内各紙でも大きく扱われた。 GDPは15年も3・8%ダウンしており、2年間で7・2%減ったことになる。これにより、ブラジルの経済規模は2010年第3四半期の水準まで後退した。 ...
続きを読む »《ブラジル、パラー州》国道163号線が3週間ぶりに一部開通=遅々として進まぬ舗装工事
【既報関連】ブラジル運輸省の輸送インフラ局(DNIT)が1日夜、パラー州南部で3週間ほど前から通行不能となっていた国道163号線の部分開通を認めたと2日付G1サイトが報じた。 全長3467キロの国道163号線は、パラー州からリオ・グランデ・ド・スル州までを結ぶ陸上輸送の大動脈だ。だが、パラー州内の未舗装部分が2月の大雨でぬか ...
続きを読む »パラー州大雨=陸運の動脈にぬかるみ発生=1日の被害額は40万$とも
ブラジル北部のパラー州から南部のリオ・グランデ・ド・スル州までをつなぐ、全長3467キロに及ぶ国道163号線(BR―163)は、未だに未舗装の箇所が多く点在する。 2月に降った大雨により、パラー州内にある国道163号線の未舗装部分では多くのぬかるみが発生している。ブラジル植物油工業会(Aboive)によると、ぬかるみのせいで ...
続きを読む »《ブラジル中部》マット・グロッソ州で大雨被害=農場に大きな被害、家屋に浸水も
ブラジル中部マット・グロッソ州の州都クイアバから400キロほど離れたカンポ・ノヴォ・デ・パレシス市を豪雨が襲い、市内各地に浸水被害などを及ぼした。 同市の農業組合によると、多くの農場が雨に直撃され、400ヘクタールほどの農地が冠水するなどの被害を受けたという。農家は水が引くのを待って、被害の規模と、再び農場に種を撒くかの判断 ...
続きを読む »年は明けたが、周囲は暗い=必ず良くなるブラジル経済=サンパウロ市在住 駒形秀雄
雨の日が続きますね。そんな中でもうお正月、さあ、この1年はどんな暮らしになるものやら、と気になります。それでTVや新聞でニュースも見るのですが、ここ数日の天気と同じ、パッとする様な明るい話がありません。 ブラジルへ来て50年を過ぎたと言う、松村某(なにがし)さんの話を聞いてみましょう。 「俺は戦後の、まだ苦しい時期に日本を ...
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