ニッケイ新聞 2009年9月19日付け 海外貿易局は十七日、金融危機によってブラジルの貿易形態が変わり、一九七八年の一次産品輸出水準へ逆戻りと発表したことを十八日付けエスタード紙が報じた。一月から八月の二次産品輸出が四二・五%であるのに対し、一次産品が四二・八%と凌駕、加工品輸出の落ち込みが政府を憂慮させた。BNDES(社会開 ...
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農業調査=73%が今年を楽観視=現政権の農業政策を評価
ニッケイ新聞 2009年9月19日付け クレフマン調査会社が十六日、農業生産者の意識調査を行なったところ、〇九/一〇年の作付けに強気投資を行なう意向が判明と発表したことを十七日付けヴァロール紙が報じた。 大豆やトウモロコシなどの生産者三千三百六十九人のうち七三%は、選挙年を肥牛の年と見ているという。現政権が、営農資金の融資に ...
続きを読む »恐慌から丸1年の回顧=輸出は中国一辺倒=消費とローンは好調だが=ブラジルの産業構造が変わる
ニッケイ新聞 2009年9月15日付け リーマン・ブラザース投資銀行の破綻で火蓋を切った世界恐慌が十五日に一年を迎え、ブラジル経済に一対の影響を残したと十三日付けヴァロール紙が報じた。それは、消費市場や個人ローン、実質所得などが金融危機以前の水準へ戻る一方で、工業生産やエネルギー消費、企業金融などのように失地回復の目処が立たな ...
続きを読む »セラード開発に黄信号=アマゾン以上の原生林損失=環境相が保護区拡大示唆
ニッケイ新聞 2009年9月12日付け 地球温暖化が叫ばれる中、一九七〇年以降、政府自らが呼掛け、日系組合なども大きな貢献をしてきたセラード開発に黄信号が灯りそうだ。 十一日付伯字紙によれば、二〇〇二年から二〇〇八年にかけてのセラードの原生林損失は、年間平均二万一三〇〇平方キロ。同時期のアマゾンの年間平均一万八三〇〇平方キロ ...
続きを読む »「先輩の農業貢献に敬意」=山本喜誉司賞=記念史発刊を記念して=鈴木、荒木2氏が講演
ニッケイ新聞 2009年9月1日付け 【既報関連】八月二十二日午後からリベルダーデの文協ビル貴賓室で行われた『山本喜誉司賞のあゆみ』(藤井剛三編纂委員長、日ポ両国語)発刊式典の中で、ブラジル経済の専門家でブラジル東京銀行元頭取の鈴木孝憲氏、二〇〇〇年度同賞受賞者の荒木克弥氏による記念講演会が行われた。 鈴木氏は、「世界を救う ...
続きを読む »農作物の値下がりで=業界に新たな危機?
ニッケイ新聞 2009年8月22日付け マット・グロッソ州クイアバで開催中の農業ビジネス・ビエンナーレで、伯、米、ア三国の二〇〇九/一〇農年の収穫量予想と共に、金融危機と中国の農業政策変更で、穀物の国際価格は大幅下落の見込みと発表された。大豆はブッシェル当り一一ドルが六ドルに下がり、トウモロコシも二〇〇六年に記録したブッシェル ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2009年8月18日付け 雨の多かった七月とは打って変わって、八月のサンパウロ市は異常乾燥。十五日付伯字紙によれば、十四日一五時の湿度一〇%という数字はサハラ砂漠並みで、一九六三年の観測開始以来の最低。十八日からは寒波が入り、雨も降るようだが、乾燥度が強い時は、濡れタオルや水を張った桶を置くなどの保湿対策も忘れず ...
続きを読む »30周年迎えた東京農大会=記念シンポに3教授来伯=食料、エネルギーなどテーマに=250人参加、関心高く
ニッケイ新聞 2009年8月5日付け ブラジル東京農大会(大島正敬会長)創立三十周年を記念した学術シンポジウムが一日、サンパウロ市の三重県人会館で開催された。日本の東京農業大学から来伯した三教授をはじめ、計六人が講演。当日は用意した二百五十席が全て埋まり、立ち見が出る程の盛況ぶりだった。 ブラジルでも抜群の結束力を誇る農大会 ...
続きを読む »ウルグアイ=亜生産者が農業移住=ブラジルの小麦不足でブーム
ニッケイ新聞 2009年7月25日付け 亜政府の農業政策の失敗と旱魃とで同国の小麦生産が激減したことで、ウルグアイでの小麦生産者が恩恵を受けていると二十四日付けヴァロール紙が報じた。亜国からの生産者移住が増えているウルグアイは、〇八/〇九年の穀類収穫が倍増と農村協会が発表した。 ブラジルは恒常的な小麦輸入国で、〇八/〇九年は ...
続きを読む »遺伝子組み換え=注文は30%に制限=穀物相場下落をGMで挽回
ニッケイ新聞 2009年6月30日付け 穀類の国際相場が下落したことでサンパウロ州のトウモロコシ生産者は、面積当り収量の多い遺伝子組み換え(GM)トウモロコシで挽回を図ろうとしていると二十四日付けエスタード紙が報じた。 イタベーバで五月に開催された農畜産展では、GM種トウモロコシや小麦、大豆、フェイジョンの話題で持ちきりであ ...
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