2006年7月26日付け 政府は近日中にも家族単位の小農制度を法整備すると発表した。上院は四日、小農の権利を立法化する法案を承認した。同令は労働者党(PT)議員十二人によって草案され、小農の条件と規則が定義された。同令により小農の労組や産業組合が組織され、社会保障制度や労働法、農業年金、生産物の権利保障、INSSの生産者格付け ...
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利するはメジャーのみ=貿易自由化には移動で対処
2006年7月12日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月七日】世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の決着に向けて七日、実務者レベルの詰めに入り白兵戦が展開された。最終的には多国籍企業を配下に従えるメジャーだけを利すると、国際貿易研究所(IKONE)のサワヤ・ジャンク所長は推測する。 いつも甘い汁を ...
続きを読む »日系農協実態調査を開始=JATAK=日伯の農協間貿易にらみ=農拓協に委託、今月中旬から=対日輸出新品目を開拓
2006年7月7日(金) 四月にロドリゲス農務大臣訪日、五月に中川昭一農林水産大臣が来伯するなど農業界のトップレベルが交流を進め、エタノール関連はじめ日伯間の農業関連交易が盛り上がる兆しを見せている。そんな中、日伯の農協間貿易を増やそうと、全国拓殖農業協同組合連合会(JATAK)が今年から中期計画「二国間農協連携促進事業」をは ...
続きを読む »農家の累積債務増える=来年度収穫の約半分にも
2006年7月4日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】農業生産者の抱える累積債務が二〇〇六/七年度穀類予想収穫の売上の約半分を占めることが、RCコンサルタント社の調査で明らかとなった。 同社は米、フェイジョン、大豆、トウモロコシなどの収穫による売上が五一〇億レアルに上ると推測する一方、農業生産者の累積債務を二〇〇億か ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年6月28日(水) ポンテ・ジ・フェーロ社のズベイビル氏は、牛の脂肪分でバイオディーゼルをつくり、ペトロブラスへ納入した。大豆油から作ったバイオディーゼルより少し安価になる。牛一頭から脂肪分が一五キロ出る。これまで牛の脂肪分は屠殺場のボイラーで燃やしていた。牛の脂肪分からバイオディーゼルをつくる技術は、イタリアで開発さ ...
続きを読む »アグリビジネス
2006年6月21日(水) ケン(さとうきび)栽培の拡張に伴い、分業化と下請け企業の参入が注目を浴びている。ケン用農機具の製造専門と収穫運搬専門企業、ケンの病気以外は一切請け負うケン栽培業者などである。エタノール精製企業は、搾汁と醸造、販売に専念する。この分野をCCTと呼び、機械一式を所有する企業であることを要する。どの下請け ...
続きを読む »サクラから新しい日本酒=国産「大地エヴァー」発売
2006年6月17日(土) 新しい日本酒「大地エヴァー(「永遠」の英語)」が、五月よりサクラ・中矢アリメントス社(中矢レナート社長)から発売中だ。米国で製造された原酒を輸入し、当地で味を調整、つめ直したもの。原料・製造技術ともに高品質が売りだ。 最近、ブラジル人の間で流行っているサケリーニャ(酒のカクテル)市場を主に想定して ...
続きを読む »中南米経済不振の理由=中国とインドまねた国あるか
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五月十五日】ウイーンで開催されたEUラテンアメリカ首脳会議で、フランスのシラク大統領がルーラ大統領に「大衆路線をとる左翼の台頭は、ラテンアメリカだけの特異な現象ではないか」と意見し、会議の議題から一蹴した。 EUでは鼻にもかけない議題だが、南米では大問題。世界各国は二 ...
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2006年6月14日(水) 長年干ばつで悩まされ、省みられることがなかったミナス・ジェライス州北部ジャイバ地方に、米系企業がラテンアメリカ最大の灌がいプロジェクトを立ち上げた。サンフランシスコ川から水を引き、一〇万ヘクタールのさとうきび栽培を行うというもの。第一期計画は世銀が一億五〇〇〇万ドルを融資、ポンプと二四四キロメートル ...
続きを読む »ちぐはぐな農業政策=融資などマクロ政策不在
2006年6月7日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】農業生産者が赤字経営で銀行融資を返済できず、農地が差し押さえの憂き目にあい、自暴自棄になっている。国道封鎖や農機具に火を放ち、ブラジリアで抗議の行進を行う一方で、MST(農地占拠運動)の侵略もあり、泣き面に蜂である。 農業生産者は口癖のように農政不在というが、政 ...
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