2007年4月18日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】ベネズエラのイスラ・マルガリタ市で十六日から二日間の日程で開かれた第一回南米エネルギー会議は各国の政治的思惑が入り混じり、必ずしも満場一致の共同声明の採択に至らない様相を示した。とくにエタノール生産につき一部でブラジルの動きをけん制する言動がみられた。 中でもベ ...
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石油公団、イラン進出に意欲=神経とがらせ牽制する米政府
2007年4月11日付け 【ヴァロール紙三月三十一日】ペトロブラス石油公団がイランへの事業展開に意欲を燃やしていることで、米政府がブラジルの外交政策を懸念するとソーベル駐伯米大使が通告してきた。イランの原油と天然ガスの開発に食指を動かす全ての多国籍企業に対し、米政府は敵対的かつ挑発的な外交措置を採るという。 同大使はガブリエ ...
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2007年3月20日付け ブッシュ米大統領の中南米訪問は、突然の発表でもあり、戸惑いもあったが、ベネズエラのチャベス大統領らの反米・左翼政権への牽制が主な狙いであった。サンパウロではかなり強硬な抗議行動があったし、依然として反米の気運が高いことを示したけれども、ウルグァイ、コロンビアを経てグアテマラ、メキシコ歴訪の旅は初期の目 ...
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2007年3月17日付け ブッシュ米大統領の中南米訪問は、突然の発表でもあり、戸惑いもあったが、ベネズエラのチャベス大統領らの反米・左翼政権への牽制が主な狙いであった。サンパウロではかなり強硬な抗議行動があったし、依然として反米の気運が高いことを示したけれども、ウルグァイ、コロンビアを経てグアテマラ、メキシコ歴訪の旅は初期の目 ...
続きを読む »伯ボリビア=天然ガス価格で妥結=上質ガスに対し追加払い=「隣のアミーゴ」と友好維持
2007年2月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】これまで懸案となっていたブラジルへのボリビアの天然ガス供給価格が十五日、両国大統領のトップ会談で妥結し、契約書が取り交された。両国間の天然ガス問題は昨年五月、ボリビア政府が突如天然資源設備の国有化を実施して以来、ガス価格を引き上げんとするボリビア側と、これに抵抗す ...
続きを読む »モラレス大統領が来伯=天然ガス価格の決着狙い=契約調印へこぎつける
2007年2月16日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】ボリビアのモラレス大統領が十四日、急きょ来伯し、ルーラ大統領との会談に挑んだ。モラレス大統領の来伯の目的は、両国間でこう着状態となっている天然ガス供給価格をトップレベルで決着をつけるものだった。 一行が閣僚および企業代表のミッションだったことからルーラ大統領は幅 ...
続きを読む »原発建設計画を推進へ=30年までに6基新設=ウラン豊富、温暖化対策にも
2007年2月13日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】国家原子力エネルギー委員会はこの程、原子力発電所(原発)の増設および新規建設計画をとりまとめ、政府の承認を得るべく提出した。 それによる第一段階は、現存のリオデジャネイロ州アングラ・ドス・レイス市の原発二基に加え、三号基の増設を着工する。これは一月三十一日に予定 ...
続きを読む »大豆を例外にして=メンデス氏語る「日伯交流は続く」
2007年2月13日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)が、九日、定例昼食会をソフィテルホテルで開催した。デロイト社の鈴木孝憲最高顧問が経済成長加速化計画(PAC)の要旨を説明した後、ANEC(国家穀物輸出協会)のセルジオ・カスターニョ・メンデス会長が「ブラジルの穀類生産、インフラ、輸送ならびに輸出の見直し」について講演 ...
続きを読む »4%成長で大停電発生か=財務省、内部資料で警告=民間企業は電源開発に足踏み
2007年1月30日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日、二十九日】先週発表された経済活性法案(PAC)にともなうルーラ大統領の二期目政権の政府指針で、国内総生産(GDP)成長を五%台とすることが目標として揚げられたが、経済アナリストらは四%になった時点で、電力供給がパンク状態に陥り、大停電を引き起こすだろうと警鐘を鳴 ...
続きを読む »小国、経済格差縮小訴え=Mスル首脳会議=政治的衝突も表面化
2007年1月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十日】十八日と十九日にリオデジャネイロ市で開かれた第三十二回メルコスル(南米南部共同市場)首脳会議では、メルコスル地域の統合と貿易について、同地域の経済格差を縮小するための具体策の必要性をボリビアとウルグアイが訴えるなど、経済的、そして社会主義と自由主義の政治的衝突が表 ...
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