ニッケイ新聞 2013年9月26日 映画『南米の曠野に叫ぶ』は、その後、忘れられていたが、驚くことに30年も経った1980年代、ビデオ・カセットになって、コロニアに出回った。次々とコピーされて……。 同時期、円売り問題を含めて、戦勝派史観や関連記事が、その生き残りや理解者によって──コロニアではなく──日本で雑誌、機関誌、新 ...
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第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(87)
ニッケイ新聞 2013年9月27日 しかし、右の説の「在米国の日本商社・銀行が、巨額の円を所有していて、それをブラジルに運んだ」という部分であるが。── その商社や銀行は、どういう経緯で、何のために、そんな巨額の円を所有していたのか? 当時、円が、大陸に大量に存在、供給過剰で値下がりしていたというから、その一部が、米国に運 ...
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ニッケイ新聞 2013年7月16日 敗戦の事実を認識せよ!という声は、終戦直後から、一部で上がっていたが、社会運動として一つの形をとって表面化したのは1945年9月29日、つまり終戦の翌月末のことである。 敗戦派の有志が、サンパウロの中央部近く、通称カンタレイラ街に在った常盤ホテルで集会を開いた。戦勝・敗戦両派を聴衆に招き、 ...
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ニッケイ新聞 2013年7月17日 常盤ホテルでの失敗に懲りず、翌10月、野村・藤平は、下元健吉と組んで、またも同じ様なことを企てた。日本政府から、国際赤十字社を通じて、終戦の詔勅が邦人社会に届いたのを機会に、10日、各地の代表者をコチア産組の講堂に集めて、その伝達式を行ったのである。 詔勅は英文で打電されて来ていた。それを ...
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ニッケイ新聞 2013年6月4日 それに、1934年の排日法成立の頃から、この新しい動機による帰国が加わった。 一家そろって……というそれもあったが、とりあえず子供の教育は日本で……という風潮が強まり、経済的余裕のある親は、小学校を終えた子供を日本の中学校に入れるため、日本向けの船に乗せた。 その船には、留学あるいは従軍を ...
続きを読む »第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(7)
ニッケイ新聞 2013年5月22日 擁護論者とは、下院議員のオリヴェイラ・ボテーリョ、リラ・カストロ、弁護士のネストル・アスコリなどである。 レイス法案提出後の10年間、目立った排日的な動きはなかった。 が、邦人社会が移民25周年を祝っていた1933年の末、それが、突如、再現した。 リオで開催されていた新憲法制定議会に、 ...
続きを読む »442日系部隊のこと=宮坂国人も説いた意義=パラグァイ 坂本邦雄
ニッケイ新聞 2013年3月19日 ニッケイ新聞(3月8日)のコラム「樹海」で、邦画(10年、監督・すずきじゅんいち)『442日系部隊、アメリカ史上最強の陸軍』がシネマ上映された記事を感動して読んだ。 第2次大戦で日系兵士がドイツ軍とアメリカの人種差別の二重の強敵を相手に勇猛果敢に闘った世界史的偉業の民族ストーリーである。ハ ...
続きを読む »昭栄奨学金の募集開始=返済無用で最賃を卒業まで=応募締め切りは3月8日
ニッケイ新聞 2013年2月27日 数年前にブラジルから撤退した昭栄株式会社が当地に残した約83万レアルを原資とし、国外就労者情報援護センター(CIATE=二宮正人理事長)宮坂国人財団がデカセギ帰伯子弟向けに奨学金として運用をする「昭栄基金」の募集説明会が23日午後、同センターで行われ、20人以上が説明に聞き入り、申込み用紙や ...
続きを読む »デカセギ帰伯子弟ら対象に=昭栄奨学金説明会、23日
ニッケイ新聞 2013年2月19日 【既報関連】帰伯した若いデカセギ経験者やその子弟を対象とした、CIATE(国外就労者情報援護センター)と宮坂国人財団が実施する奨学金給付プログラムの説明会が23日午後2時から、文協ビル内のCIATE事務所(Rua Sao Joaquim, 381)である。 同プログラムは70年代、当地でシ ...
続きを読む »18人のコロニア人偲ぶ=『移民の肖像画展』来月末まで
ニッケイ新聞 2013年1月24日付け ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)主催の『移民の肖像画展』が文協ビル内移民資料館8階(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開催されている。2月28日まで。 邦字紙「サンパウロ州新報」の発行者である香山六郎氏の肖像画が二女の脇坂ジェニーさんから史料館 ...
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