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《ブラジル》小頭症児の死亡率は3倍=北東部の対応施設増加なし

レシフェ市にある障がい児支援協会で小頭症児向けの運動のさせ方を指導する理学療法士(Sumaia Villela/Agência Brasil)

 妊娠中にジカ熱に感染した妊婦から生まれた子供に小頭症が多発している事が指摘され、保健省が両者の関係を正式に認定してから3年足らず。その小頭症児の死亡率は、健常児の3倍に及ぶと15日付現地紙が報じた。  15年11月から今年7月までに確認された、ジカ熱感染が理由で発症した小頭症児の死は218件に上り、その多くは気管支や肺の炎症が ...

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《ブラジル》乳児死亡率=統計開始26年間で初の前年比上昇を記録=ジカ熱や経済危機が主要因=貧困層には死活問題の保健予算削減

小頭症児の発育を助ける物理療法士(参考画像・Sumaia Villela/Agência Brasil)

 ブラジル保健省発表のデータによると、2016年のブラジルの乳児死亡率は14‰(パーミル・出生児1千人あたりの数値、以下同)で、2015年の13・3‰より5・2%上昇したと16日付現地紙が報じた。  乳児死亡率は、生きて生まれた新生児1千人につき、生後1年以内に亡くなった小児の割合を示す。ブラジルでは、1990年に47・1‰を記 ...

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喫煙や飲酒も小頭症を招く=ジカ熱流行前に増加の傾向

 サンパウロ総合大学(USP)とマラニョン州連邦大学(UFMA)が2010年に行った調査により、小頭症は喫煙や飲酒によっても起こりうる事や、ブラジルでは2015年のジカ熱流行以前から、国際的な基準より小頭症児の誕生率が高かった事などが明らかになった。  ブラジルでは2015年のジカ熱流行後、ジカ熱に感染した妊婦からは小頭症児が生 ...

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まさか「蚊の病気」に悩まされるとは

黄熱病の予防接種を待つ人たち(Paulo Pinto/FotosPublicas)

 コラム子が日本からサンパウロ市に越して生活を始めてもうすぐ8年になる。これまで特に生活上で大きく不安になったことはないが、ひとつだけ「こんなことが起きるとは。大丈夫か」と思わされたことがある。それが「蚊のもたらしうる病」だ▼8日、自分の携帯電話のフェイスブックを確認していたら、そこにこんなメッセージが入っていた。「23~25日 ...

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《ブラジル》サンパウロ総合大学病院=シャム双生児の分離手術開始=完全分離は4回目の施術で

 2016年にブラジル北東部セアラー州で生まれた、体の一部が繋がった状態の双子(シャム双生児)の女の子の切断手術の第1段階が、17日にサンパウロ州リベイロン・プレット市で行われ、無事成功と、18日付現地各紙が報じた。  同市にある、サンパウロ総合大学(USP)大学病院の神経外科医、エリオ・ルーベンス・マシャド医師の指揮の下、手術 ...

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デング熱やジカ熱流行の危険性は?

 ブラジル保健省が28日、全国の自治体のネッタイシマカの生息実態調査の結果を発表した▼データが集まった3946市の大半は、10月~11月半ばの調査で、蚊の幼虫(ぼうふら)が見つかった家屋が1%未満だった。だが、1~3・9%台の市は1139、4%以上の市も357あった。今年からはデータ提出が義務付けられ、本来なら全市の数字が出揃っ ...

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《ブラジル》2016年の出生数は279万人=前年比5%以上もマイナス

赤ん坊を抱きしめる母親(参考画像・CRISTINO MARTINS / AG. PARÁ)

 ブラジル地理統計院が14日に発表したデータによると、2016年のブラジルの出生者数は279万人で、前年の2015年に記録した、294万1千人から15万1千人(5・1%)減少した事が分かった。出生数が前の年を下回るのは2010年以来だ。同調査によると、2016年は結婚件数も前年を下回ったが、離婚件数は増えたという。  2010年 ...

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ジカ熱ワクチン=ブラジルと米国が協力開発=今後は人体での効果確認に

 ジカ熱の予防ワクチン開発は人体での効果を確認する段階に入り、米国を訪問中のリカルド・バロス・ブラジル保健相が26日に、ブラジルと米国が今回のテストでも協力する事になったと発表した。  27日付ブラジル国内紙サイトによると、人体でのテストに使うワクチンは、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)とブラジル保健省の傘下にあるビオマ ...

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《ブラジル》7州でチクングニア熱増加=セアラー州では流行状態

 チクングニア熱への注目度は黄熱病患者急増で落ちていたが、6月24日(第25週)までの統計では7州で患者が増えており、保健省が警告を発したと27日付現地紙サイトが報じた。チクングニア熱は、デング熱やジカ熱と同様、ネッタイシマカが媒介する。  6月24日現在の全国の患者数は昨年同期比で42%減ったが、ロライマ、パラー、トカンチンス ...

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米州のジカ熱はブラジル発=ウイルスの遺伝子で系統図

 2015~16年に流行し、ブラジルだけで20万人以上の患者が確認されたジカ熱は、小頭症児の誕生などの問題も引き起こした上、少なくとも10カ国に広がった。  ブラジルのジカ熱ウイルスがどこから持ち込まれてきたかは定かではないが、研究者のグループが、米州大陸で確認されたウイルスはブラジルから広がったものである事を突き止めたという。

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