ブラジルを始めとする中南米地域でのジカウイルス感染症の流行拡大を受け、感染症の専門家ら4人が実態調査のため来伯した。ジカ熱と小頭症の関係が最初に指摘されたペルナンブコ州などを訪問、情報収集に努めた。 今調査にともない12~16日には、ブラジル内4都市(サンパウロ市、リオ、レシフェ、ブラジリア)で在留邦人向けの健康安全講話が実施 ...
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ジカ熱=症状が出なくても判別可能=新ジカ熱判定テスト開発
サンパウロ総合大学生物医学研究所(ICB―USP)が、症状が消えた後もジカ熱感染の有無を判定できるテストを開発したと18日付エスタード紙が報じた。 このテストは血清中の抗体を調べるもので、ジカ熱の症状が消えた後でも、感染の有無を確認できる。このテストを開発したのは、サンパウロ州調査研究支援機関(Fapesp)の援助を受けて昨年 ...
続きを読む »妊婦=チクングニア熱にも注意を=赤ちゃんの心停止の場合も
チクングニア熱やデング熱も、妊婦が罹患すると新生児に重大な障害が起こる可能性があることが判明したと17日付フォーリャ紙やアゴーラ紙が報じている。 バイア州連邦大学の研究によると、ブラジルでは15年9月と10月に、出産直前にチクングニア熱に感染した母親から生まれた子供に影響が出た例が確認済みだ。子供達は誕生時は異常がなかったが、 ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(508)=上妻博彦 選
サンパウロ 武地志津
窓枠に小鳥囀るしばしの間硝子にふたつの影を映して
塵(ちり)ほどの小(ち)さき蟻たち煩(うるさ)きと思いおりしに消えれば気になる
絵手紙の面輪やさしき夫婦雛自(おのず)と心引かれて見入る
小頭症の発生率は1%=専門医が足りない北東伯
15日発行の英国の医学雑誌『ランセット』によると、ジカ熱に感染した妊婦が小頭症児を産む可能性は1%と16日付伯字紙が報じた。 この記事は、14年10月~14年4月にジカ熱が流行、住民の66%が感染した仏領ポリネシアのデータを解析したものだ。同調査によると、妊娠初期にジカ熱に感染し、胎児が小頭症と診断された例は感染した妊婦1万人 ...
続きを読む »ジカ熱=じわじわとブラジル旅行回避の動き=五輪への影響は未だ未知数
世界中に広まったジカ熱への恐れは、ブラジルへ観光客の足を遠のかせていると13日付フォーリャ紙が報じた。 同紙が行ったブラジル国内10の大手旅行代理店への聞き取り調査によると、七つの代理店が、今年に入って、2~3の団体客のキャンセルを受けた事を明らかにした。総計579人がブラジル行きをキャンセルした計算になる。 キャンセル客はリ ...
続きを読む »ジウマ大統領=リオの免疫生物学技術研究所を訪問=1千万レアル規模の研究援助も発表
ジウマ大統領は10日午後、リオ市北部のオズワルド・クルス研究院(Fiocruz)内にある、免疫生物学技術研究所(通称バイオ・マンギーニョス)を訪問した。同研究所はブラジルの主要な免疫学研究センターだ。 ジウマ大統領は午後5時頃、ヘリコプターで研究所のサッカーグラウンドに到着し、視察後は記者団の質問に答えることもなく去った。 ジ ...
続きを読む »東西南北
ルーラ前大統領の逮捕を避けるために、連邦政府内で閣僚入りさせようと目論む動きがあるとのうニュースは、9日のブラジルを仰天させた。主導者とされるリカルド・ベルゾイーニ大統領府総務室長官は「(ルーラ氏の閣僚入りは)ペレがまたグラウンドに立つようなもの。その姿を見たくない人はいないはずだ」と言い、猛烈に薦めているという。「かつての栄 ...
続きを読む »ジカ熱=妊婦に異例の渡航自粛勧告=南米等で性交渉感染も増大=小頭症に留まらない脅威
急増するジカ熱感染に対し、世界保健機構(WHO)は8日、妊婦に対して感染地帯への渡航を控えるようにとの異例の勧告を出し、性交渉による感染の確証もより高まったと発表したと9日付伯字各紙が報じた。 ジカ熱感染各国の保健機関には、ギランバレー症候群や小頭症の急増対策も求められている。 WHOが懸念しているのはラ米諸国31カ国でジカ熱 ...
続きを読む »ジカ=サンパウロ市で初の市内感染妊婦=30週目で小頭症確認なし
サンパウロ市市役所が4日、同市では初めて、市内での感染でジカ熱を発症した患者がでたことを明らかにした。5日付伯字紙が報じている。 域内感染と確認されたのは、北部フレゲシア・ド・オーに住む妊娠30週の28歳の女性だ。 サンパウロ市にはこれまで、他州から移住してきた人や他州に旅行した人のジカ熱感染ならびに小頭症発症の例はあったが、 ...
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