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平野運平 関連記事

一対の肖像画に込められた想い

現在はブラジル人所有の農場の中にある、最初の墓碑「開拓犠牲者の碑」

 平野植民地入植百周年式典を取材し、感じ入る点が多々あった。まず旧会館の舞台の左右に掲げられた一対の肖像画だ。3月に取材した時にはなかった。式典のために秘蔵品を蔵出ししたに違いない。左が松村貞雄総領事、右が平野運平だと一目で分かる。署名を確かめると半田知雄。依頼者の想いをくみ取る気魄が感じられる絵だ▼全伯のいろいろな会館で式典を ...

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第42回県連故郷巡り=時を遡る―奥パからノロ線へ=第14回=平野植民地=開拓古戦場を今も守り続ける=この辺から奥パに戦後転住

アデマル・デ・バーロス杯

 1915年当時、マラリアに関する知識は皆無だった。「日本人は米」と河畔地帯に入植地を作ったことから、次々に病魔に斃れ、最初の3カ月で80人が命を失った〃開拓古戦場〃が平野植民地だ。 《毎日毎日死人が出、あっちからもこっちからも死人を焼く煙が立ち上がり、残された妻や子や母の慟哭の余韻は夕闇にこだまして、悲痛断腸の極みであった》( ...

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第42回県連故郷巡り=時を遡る―奥パからノロ線へ=第13回=平野植民地=死屍累々として幽鬼も咽ぶ=植民地開設の先駆けに

 南マット・グロッソ州のノーヴァ・アンドラジーナから来た代田正二さん(しろたしょうじ、90、長野)は「リンスは若い人がたくさんいて良かった」としみじみ語った。アチバイアの寺田三千男さん(72、長野)は、「これだけの日系人のつながりがあるのはすごい。それぞれが上手にブラジル人と協力して影響力を強めて行けば、いずれ大統領でも出せるか ...

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平野、アグア・リンパが百周年=ノロエステ線最古の入植地=会館増設、記念誌制作決定=式典に向け、準備進む

平野植民地の百周年に向けて着々と準備を進める皆さん

 日本移民による最古の入植地の一つ、平野植民地とアグア・リンパ植民地(旧ビリグイ植民地)が今年、百周年を迎える。平野植民地は8月2日に記念法要を予定しており、記念事業として会館を増築し大サロンを建設中だ。アグア・リンパ植民地では9月6日に記念式典を行うほか、入植百年目にして初の記念誌制作も決定した。いずれもノロエステ線沿いに位置 ...

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県連ふるさと巡り=開拓古戦場に思い馳せる=パライバ平野と聖北海岸=(3)=「コロニアに役立つ事せよ」=中央線触媒に珈琲耕地西進

鐘ヶ江久之助(タウバテ文協50年史『盆栽』8頁)

ニッケイ新聞 2014年3月29日 出光興産サイトから「お客様センター」に、出光佐三の養子に「政美」がいたかどうか問い合わせると、翌日にメールで返答があった。《出光佐三の個人的な情報であるため、弊社よりお伝えすることは致しかねます》とのこと。残念ながら証明は難しいようだ。 小田二三男さんは「出光佐三はもともと叔父にあたる方で、父 ...

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平野運平95回忌粛々と=法話に涙ぐむ高齢者の姿も

「開拓犠牲者の碑」に焼香する参列者のみなさん

ニッケイ新聞 2014年2月14日 〃ブラジル移民の父〃として知られる平野運平氏の95回忌にあたり、恒例の「平野祭」が平野農村文化体育協会(森部もりべ長ひさし会長)主催で2月9日サンパウロ州カフェランディア市トレスバラス地区の平野植民地にて開催された。 当日は白石一資ノロエステ連合文協会長、カフェランディア市パウロ・アンザイ市議 ...

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平野植民地=「あの世で母に逢わせたい」=本家の墓土を運平の横に=富田さん静岡から持ち帰る=志半ばで斃れた偉人に捧ぐ

 本紙が『読本 ブラジル移民の父 平野運平』(松尾良一著、平野運平を顕彰する会発行)を無償配布している縁で、富田寛治さん(かんじ、89、山口)=パラナ州都クリチーバ在住=からの問い合わせによって隠れた逸話が見つかった。富田さんの兄恒祐さん(つねすけ、故人)が訪日した折り、運平の母の墓を見つけ出し、その土を持ち帰って、平野植民地に ...

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出版=『移民の父・平野運平』=浜松在住 松尾良一さんが上梓

ニッケイ新聞 2013年9月5日  笠戸丸による第1回移民に同行した通訳五人衆の1人で、平野植民地の創始者の人生を追った『読本 ブラジル移民の父・平野運平』(169頁)が、同地の開拓記念日に合わせ今月3日に日本で出版された。  著者の松尾良一さん(62)=静岡県浜松市在住=は、同市役所の職員として数多くの国際交流事業に携わってき ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年9月5日  今年から当地を拠点に活動している歌手の今村つばささん。徐々にポ語曲のレパートリーも増えており、語学の学習に励んでいる所とか。昨年発売したアルバムにはポ語訳の歌詞も添付、公演会場では日ポ両語で歌う「Singular」を収録したブラジル限定ペンドライブを販売している。フェイスブック(アドレスは本文 ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年9月14日  東京農業大学が募集している「給費留学生」の条件には、就学年数12年以上とある。ブラジルは高校卒業時点で就学年数が11年のため、年数が足りない場合は1年間英語の語学学校に通うなどして年数を合わせればOK。日本にも苦学生がいることを思えば、旅費以外全て支給という同制度は、全く「夢のよう」。かなり ...

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