3月27日(土) 日本酒「東麒麟」の東山農産加工(岩崎透社長)が今年創業から七十年を迎え好調の波に乗っている。ブラジル唯一の〃地酒〃はいまが盛りだ。折からの日本食ブームを受け、過去五年間に売上げはほぼ倍増を記録。サケ人気の勢いは止まる気配を見せない。人事交替のあいさつに来社した渡辺英明前副社長、尾崎英之新副社長に今後の見通し ...
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コラム 樹海
サンパウロはいま日本食ブーム。確かに街を歩くと日本食の店が目につく。伯字紙(誌)によれば、シュラスコ店を凌駕しているそうだ。昔と違い焼き肉店に寿司コーナーが設けられる時世だ。焼き肉を食べ、寿司も食べたい客をねらう商魂に抜かりはない▼海外で日本伝統の料理をと高尚に構えても食材を調達するのは容易なことではあるまい。郷に入っては郷に ...
続きを読む »〝安全食〟でない日本食―含まれる塩分がこわいー伯字紙、ブームに警告―「本当のこと知りたい」=若い日系人
8月15日(金) 【既報関連】味噌汁、漬物、蒲鉾…。そして、醤油や味噌。日本料理には塩分を含んでいる食品や調味料が多い。日本人移住者の大部分は、ブラジル渡航後、農業に携わり肉体労働をこなした。塩分を取り過ぎても、汗ととともに排出していたので、健康への害は少なかった。だが、世代交代とともに、日系人の生活様式も変わり、かつてのよう ...
続きを読む »過熱する日本食ブーム=ジアーリオ・デ・サンパウロ紙=醤油とり過ぎに警告=心臓病学会でも問題に=日本食は週3回まで?!
7月30日(水) 先日ベージャ誌は、サンパウロ市内ではここ数年で急激に日本食店が増え、シュラスコ店より多くなったことを衝撃的に報じた。今度は二十日付ジアーリオ・デ・サンパウロ紙が以下のように、日本食愛好家に対して、醤油の摂取し過ぎによる塩分過多に注意を促す記事を紹介した。裏をかえせば、新聞が警告しなければならないほど、日本食を ...
続きを読む »コラム 樹海
ブラジルの現政権は、「飢餓ゼロ」を標榜して真剣に取り組んでいる。これの一助となるのではないか――と考えられているものに「大豆を食べよう」運動がある。あるといってもまだ本格的とはいえないが、日系有力者らの主唱により進められていてかなりの賛同、協力者があると聞く。未来を明るく促えた異色プロジェクトの早期実現が待たれる▼大豆と聞けば ...
続きを読む »文協が大豆普及に着手=〃畑の肉〃を貧困層に=飢餓ゼロ計画に協力=農務大臣も関心示す
6月5日(木) みそ、納豆、豆腐などに加工され、古くは弥生時代から日本の食文化を支えてきた食品といえば大豆。タンパク質、ビタミンを豊富に含むことから〃畑の肉〃と呼ばれ、その栄養価の高さは広く認識されている。上原新体制のもと、船出したばかりの文協がここに目をつけた。大豆を利用した加工食品や料理をブラジル中に広めようというのだ。「 ...
続きを読む »東麒麟の新工場竣工=過去5年で売上倍増=日本国外唯一の〃地酒〃=「酒は日本人の心」
5月22日(木) 来年創業七十年を迎える東山農産加工(本社=サンパウロ市パウリスタ大通り、岩崎透社長)は日本酒『東麒麟』の醸造工場をカンピーナス市カルロス・ゴメス区の旧工場そばに新設した。二十八年前に建てられた旧工場の老朽化が進む一方、最近の日本食ブームで発注が飛躍的に伸び、生産が追いつかなくなったことから、昨年五月から建設が ...
続きを読む »東洋街=日本米なくなる!=端境期、不作、買い占めか
2月21日(金) サンパウロ市リベルダーデかいわいからブラジル産の日本米が消えた。売られているのは値段が約五倍する日本産とカリフォルニア産の輸入米ばかり。なぜ消えたのか、東洋街の巷間でいろいろと取りざたされている。最も自然な理由は、今は端境期だというもの。ブラジルの実りの秋、四月、五月になれば南伯産あるいはパラグアイ産の早稲( ...
続きを読む »越境する日本文化 マンガ・アニメ(9)=孤軍奮闘したアブラデミ=日系人の存在がブームの下地
1月31日(金) マンガ・アニメの隆盛は新しいメディアの発達により、コロニアのあたま越しに日本から直接流れ込んできた。ブラジルの日本食ブームが、欧米からの影響で始まったのと似ている。にしても、何らかの日系人の影響はなかったのか? 「日本移民の存在が、ブラジル人をして急激にマンガやアニメにのめり込ませる下地を作っていたことは重 ...
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