ニッケイ新聞 2011年5月31日付け 「地震が起きたのは、ちょうど出かけようとしていた時でした。立っていられないくらいの揺れで『これは津波が来る』と直感しました」。高さ8メートルを誇る山田町の堤防から、松本トミさんの自宅までは4、500メートル。 「娘たちがすぐに車で駆けつけ、『早く!早く!』と急かされるまま、靴下片方だけ ...
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東日本大震災=写真グラフ=2カ月後の被災地は今=想像こえる宮古、山田の現状
ニッケイ新聞 2011年5月28日付け 百聞は一見にしかず——と箴言にはあるが、実際に見た岩手県の東日本歳震災被災地の現状は「言葉にならない」という一言に尽きるものだった。まるで無慈悲な神の手でなぎ倒されたかのように町には、2カ月たってもまだ瓦礫の山ができている。世界に冠たる日本において、そのような現状であること自体が災害の深 ...
続きを読む »東日本大震災=けっぱれ! 岩手=立ち上がる被災地を歩く=第1回=空襲後のような焼け野原=有得ない光景に息を呑む
ニッケイ新聞 2011年5月28日付け けっぱれ!(がんばれ)岩手、山田——。東日本大震災から2カ月余りたった5月16日、被災した東北各県の被災地の中でも最悪だった一つ、岩手県下閉伊郡(しもへいぐん)山田町(まち)を訪れると、現地で支援活動をする自衛隊によって、そう書かれた旗があちこちに翻っていた。全家屋の4分3が水を被るなど ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2011年5月28日付け ブラジルだけでなく、日本にも賛助会員のいる岩手県人会。今回の東日本大震災を受け、この賛助会員たちが被災地の支援活動に携わっているそうだ。同県人会からも協力が呼びかけられ、盛岡や遠野、花巻など各地の会員が参加。被災地からの患者を受け入れる医師や、支援物資を届ける人、被災地の様子をホームペー ...
続きを読む »『第8回ぺちゃくちゃナイト』=日本、震災テーマに語る=28日
ニッケイ新聞 2011年5月26日付け 国際交流基金サンパウロ日本文化センター、グルッポ・エレファンテ共催の『第8回ぺちゃくちゃナイト』が28日午後1時半から、セナッキ(Lapa Scipiao(Rua Scipiao, 67、TEL=11・3475・2200)である。入場無料。ポ語のみ。 同イベントは、東京を拠点とする建築 ...
続きを読む »東日本大震災=ペルーで続く支援活動=合言葉は「日本と共に」
ニッケイ新聞 2011年5月25日付け 【リオ共同】東日本大震災の被災地を支援しようと、南米ペルーの首都リマで21日、「日本がんばれ」と題した日系社会による支援イベントが行われ、日系の若手音楽グループ8組が沖縄の伝統芸能エイサーやロック音楽などを披露した。非日系人を含む若者らを中心に延べ数千人が観客として集まり、入場料の収益は ...
続きを読む »東日本大震災=被災地に日本語のメッセージ=ダルマに復興の願い込め=生徒105人が「友情のカード」=サンパウロ州教育局の発案で
ニッケイ新聞 2011年5月25日付け 「ガンバレ、日本」——。サンパウロ州の公立校で日本語を学ぶ生徒たち105人が、震災被災地の子供に日本語でメッセージを寄せ、19日にサンパウロ市北部の学校で行なわれた記念式典で在聖総領事館の小林雅彦首席領事に手渡した。生徒代表の金城カミラさんは、「原爆や数回の大地震など、苦難に遭うたび立ち ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2011年5月25日付け 東日本大震災の災害報道が落ち着き、様々な人間ドラマを取り上げるメディア自体が、将来に語り継がれるような歴史を残している。社屋が被害を受けた宮城県・石巻日日新聞社の報道魂だ▼「ペンと紙があるなら壁新聞で」。報道部部長の武内宏之さん(53)らが手書きの新聞を作り、輪転機が回った7日後まで避難 ...
続きを読む »岩手の「わんこそば祭り」=自慢の味、食べ放題で楽しんで=29日
ニッケイ新聞 2011年5月21日付け 岩手県人会(千田曠曉会長)は29日午前11時から恒例の「わんこそば祭り」を同会館(R. Tomaz Gonzaga, 95 – 1o. andar)で催す。今回で5回目。当日の利益分は、東日本大震災の義捐金として被災した母県へ送ることを決めている。 当日は、日本製のそばに、 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2011年5月19日付け 作曲家・ピアニストの宮下和夫氏とコロニアが生んだ大衆演劇役者、響ファミリーの慈善公演が3都市(レジストロ20日、サンパウロ22日、マリンガ23日)である。東日本大震災復興支援も兼ねる。宮下さんは鎮魂を込めたピアノ組曲『ふるさと、再び』を披露、震災発生時、公演で岩手県沿岸のホテルにいた響フ ...
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