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柔道 関連記事

元代表監督、篠原が語る=メダリスト育てた武士道精神=(下)=小川武道館の教え今もなお=貫いた侍の魂、息子も継承

7人のメダリスト。(前列左から)ミゲル、ロジェリオ・サンパイオ、(後列同)カルモナ、恩村、ビエイラ、エンリケ・ギマランエス、石井(『ブラジル柔道のパイオニア』より)

 山下いわく、「小川先生の教えはまずは姿勢から。『相手と組んだ時は腰を曲げるな。相手に正対せよ』。これが基本。さらに『試合には勝者も敗者もない。勝ってもガッツポーズはするな。そして観戦者は両者に拍手を送れ』という、真の侍のような考え方だった」。そして驚くのはここからだ。 「練習中にあくびをしたら即殴られるということも日常的」。さ ...

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パウリスタ・スポーツ賞=特別賞含め22人が選出=運動界の振興願い60年

 ニッケイ新聞による毎年の主催行事、『パウリスタ・スポーツ賞』が、今年で第60回という節目を迎える。秀でた成績を修める現役選手や、普及、強化に尽力した指導者、協会役員らを顕彰するもので、今年で60周年となった。 同賞は1957年、当時のパウリスタ新聞社の創刊10周年を記念し、スポーツ振興を図るために創設された。第1回受賞者の芥田 ...

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元代表監督、篠原が語る=メダリスト育てた武士道精神=(中)=三つのメダル手にブラジル凱旋=武道家・小川龍造との出会い

小川龍造(「ブラジル柔道のパイオニア」より)

 恩村に続けとばかり、12年ぶりの銅メダルの後は、重圧から開放されたように選手らが奮起する。ワルテル・カルモナ(86キロ級、銅)、ドウグラス・ビエイラ(95キロ級、銀)も続いた。1972年ミュンヘン五輪以来、3大会ぶりの快挙。柔道界が待ち望んだメダルを、一気に三つも持ち帰った。 しかも第2号は篠原道場出身の恩村で、正真正銘、「ブ ...

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元代表監督、篠原が語る=メダリスト育てた武士道精神=(上)=国外逃亡を覚悟しロス五輪へ=石井以来、悲願のメダル導く

「これが五輪に出た証」。柔道連盟から送られた記念プレートを手に、表情を引き締める篠原元代表監督

 「リオ五輪でメダル獲得が最も期待されるブラジル柔道界」――今までに獲得した全メダル108個の内、バレー20個に次ぐ19個という実績があれば、そんな見方も当然といえる。元代表監督の篠原正夫(91、二世)は、1984年のロサンゼルス五輪で三つのメダルをもたらし、史上初の金メダリストも育てた。現代表監督の父でもある彼は、明治の侍から ...

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「亡命選手団」で五輪出場=リオに住みついたコンゴの柔道2選手

トレーニングに励むポポレ選手とヨランダ選手(Rio 2016/Alex Ferro)

 リオで亡命を続けていたアフリカの柔道選手が、リオ五輪で認められた「亡命選手団」の一員として五輪に出場することが決まり、話題となっている。 男子柔道のポポレ・ミセンガ選手と女子のヨランダ・ブカサ選手は、かねてから、祖国コンゴ民主共和国(旧名・ザイール)で長きにわたって繰り返される紛争に頭を悩ませていた。ポポレ選手の母親は、彼が8 ...

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県連会議=期待される日本側注力の取組み=日本祭り準備いよいよ大詰め=会場工事完了、黒字予測に

昨年話題を呼んだ農水省ブースの飾り巻き寿司や笹きり

 いよいよ目前に迫ってきた日本祭り(7月8~10日)――。ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の「5月度代表者会議」が25日、文協ビル同会議室内で行われ、第19回日本祭り、県連創立50周年記念式典に関する議題などの報告が行われた。赤字額27万9千レアルと見込まれていた予算については、遅れに遅れていた「連邦政府のルアネー ...

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大耳小耳

 読者から「入れ歯(dentadura)を上手に作る歯医者を紹介してほしい」との連絡があった。なんでも「今までにサンパウロ市で2、3人ほど上手な人がいたが、年配でみな亡くなってしまった」とのこと。「サンパウロ市内で30年以上やっていて上手な人」との希望だ。日本語が出来る、入れ歯の上手なお薦めの歯医者がいる方は、編集部(11・33 ...

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亜国=雨天でも大いに盛り上がる=ブエノスアイレス秋の祭り

盛り上がったステージの様子

 【らぷらた報知4月14日付】4月9日、〃ブエノスアイレス・セレブラ・ハポン〃と題され、2016年第6回秋の祭りが開催された。当日は盛りだくさんのプログラムが在亜日系団体連合会(FANA)により企画され、沖縄県人連合会内とサンフアン通りで、多くの日系団体の参加協力の下開催された。サンフアン通り沿いには食料やアルテザニアを販売する ...

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県連故郷巡り(北東伯編)=歴史の玉手箱=第14回=堀沢を殺しに行くと決意

無料帰国詐欺の一件を報じる「ブラジル中外新聞」1953年9月14日付(移民史料館蔵)

 終戦後、数年が経ち、中村伯毅さんは子供心に「何かおかしい」と思い始め、父を問い詰めた。「僕は何回も『お父さんは騙されている。もう止めてくれ』と考え直すように、お願いしたが、父は聞いてくれなかった。僕がそんなことをいうと、父は母をイジメた。母はどちらの見方も、家を出ることもできない。辛かったろうと思う」 当時、中村さんは日頃の憂 ...

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大耳小耳

 当地では手に入りにくい日本の書籍も多い。特に古い文学作品は、本屋でも古本市でも目当てのものが見つからない場合がある。ただし著作権が切れた作品(著作者の死後50年が経過した場合)ならば、インターネット上で無料で読めることもある。例えば青空文庫(www.aozora.gr.jp)では『羅生門』をはじめとした芥川龍之介の作品を300 ...

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