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待望の金メダル獲得!=ヨット=シェイツ選手、個人で2個目

8月24日(火)  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】アテネで開催されているオリンピックで、ブラジルは初の金メダルを獲得した。今大会は史上最大の選手団を派遣しながら、現在まで柔道で銅メダル二個と不振にあえいでいたブラジルだが、待望の金メダル獲得で、これを今後のメダルの呼び水としたいと関係者らは意気込んでいる。  金メダルを ...

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コラム 樹海

 アテネは日本人の気質によほど合うらしい。今―日本の選手らが獲得した金メダルは十五。銀が七で銅は八つと素晴らしい。これまでの金は東京大会が最高で十六だったが、アテネでは新しい記録が生まれそうな勢いである。今回の五輪で目立つのは女子選手たちの活躍だ。柔道の谷亮子に始まり水泳の柴田亜衣など九つもの金メダルを手にしている▼なかでもひと ...

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初のメダル獲得=アテネオリンピック=柔道軽量級で銅

8月18日(水)   【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】ギリシャのアテネで開かれているオリンピックで十六日、ブラジルが初めてのメダルを獲得した。柔道の軽量級(七十三キロ未満)で初出場したレアンドロ・ギリェイロ選手(二一)が三位決定戦で一本勝ちし、ブラジル選手団では初のメダルとなる銅メダルを獲得した。  同選手は柔道歴八年での ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(7)=「終り」よければすべて良し=「また来年も」と生徒に約束

8月18日(水)    (ポッソスの)市職員が時間を守らないこと、シュベイロの修理を頼んでもすぐにしてくれないこと、食事が〃貧しい〃こと――私が焦(あせ)って文句をいうと、職員らも言い返す。かれらの言い分は「マツオは、なんでも急ぐ。遅れるとすぐに怒鳴る。ここはブラジルなのだ」「夜中でも平気で電話をかけてくる」「せっかくの七月の休 ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(6)=巨漢がホームシック=ポッソス=頭痛い道場環境〃不全〃

8月17日(火)  七月十八日(日)、サンパウロ勢三十五人、ミナス勢三十五人は、雨の降る中を、夜七時、道場に集合した。自己紹介、ミーティングのあと、ミナス選手は道場に、サンパウロ選手は市の宿泊所に分宿し、翌十九日から、午前は八時半より十一時半、午後は四時から七時半までの練習が始まった。  今回は男子のみ、十五歳以上、という規則な ...

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コラム 樹海

 アテネ五輪は日本には縁起がいい。早くも金4銀1の好成績である。一〇〇メートル平泳ぎの北島康介選手とハンセン選手の一騎打ちに観衆は沸いたが、北島は「自分が勝てることを少しのすきもなく思った」そうだし見事なばかりの泳ぎっぷりで金メダルを手にして「ちょう気持ちいい」の一言がいい。この六月には左ひざを痛め風邪を引いて満足な練習ができな ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(5)=生徒たちを叱った後悔=修了式、いつもの感激なく

8月14日(土)  木曜日の夜、バストス入植祭が始まって、道場の前の公園では、ヴォルーミ・マッシモにして、午前二時近くまで、音楽を鳴らしている。とても眠れるものではない。  ちょっと寝て、四時半に生徒たちを起こし、五時から七時まで、最後の練習をさせたけれども、できない者を叩いたり、シンガしたり、愛情のないシゴキになってしまった。 ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(4)=仲間が骨折したのに=外出したがる生徒に失望

8月13日(金)   生徒たちは、元気になってきた。カロリーネ(12)とカミーラ(13)は「初めのうちは、練習がイヤでイヤでたまらなかったけれど、今は何のためにカンゲイコするのか分かってきて、友達もできて嬉しい。来年も必ずバストスに来たい」というようなことを帳面に書いてくれた。  全部の生徒がそういう気持ちになっているように感じ ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(3)=疲れ直しに日本の古い唄 喜んで唱和する非日系人

8月12日(木)  カンゲイコは始まった。毎年のことであるけれど、生徒たちはその体力と精神力の限界までの練習を強制される。そうすると、身体の痛みに泣いたり、呼吸困難になったり、また、他道場の生徒とうまくいかなくなったりする者が出てくる。心配した寒さはなく、かえって暑く、蚊に刺されてよく眠れぬ者も続出する。とにかく、疲れ切った状況 ...

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唄でつづるカンゲイコ=柔道(2)=塩沢良平氏に学ぶ=穏やか控えめな静かさ(2)

8月11日(水)   七月十日、(ポッソスで)一学期の修了式を行い、集まった百人の生徒らに、お母さんたちがつくったカショーロケンチを食べさせた。  プリシーラ君(18)は「ボア・ヴィアジェン、センセ」と言って私に抱きつき、また泣いて「これをイタルに渡して」と自分でつくったドーセを持って来た。プリシーラは、バストスのイタルが好きで ...

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