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格差 関連記事

首都で黒人女性の行進=人種差別と暴力に抗議し=議会前での混乱で逮捕者も

横断幕を掲げて行進に参加する黒人女性達(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)

 20日の「黒人の意識高揚の日」を前に、18日午前中、ブラジリアで人種差別と暴力に反対する黒人女性によるデモ行進が行われた。参加者達はジウマ大統領や女性政策局長官らと懇談の時も持ったが、連邦議会前の広場では、別の抗議行動参加者との混乱も起き、発砲した市警2人が逮捕されたと19日付伯字紙や18、19日付各紙サイトが報じた。 バイア ...

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イタイプー高圧送電線疑惑=ほぼ同じ工事で2倍の差=ルーゴ政権と伯PTが癒着?=パラグァイ 坂本邦雄

 ルーゴ政権時代の2011年に、メルコスールの「構造格差是正基金・FOCEM」の資金をもってイタイプー巴伯双国水力発電所及びANDE・電力公社に依り建設されたイタイプー~ヴィリャ・アジェス市間(アスンシォン市対岸チャコのHayes県の同名県都で、米ラザフォード・ヘイズ大統領の名に因む)の348キロメートルに及ぶ500kv直流高圧 ...

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サッカーチームは社会の公器

 コリンチャンス戦を観戦に行くと、隣でチームの応援グッズに身を包んだ少年が精一杯の声援を送っていた。父親も「息子は生まれながらのファン」と胸を張る。競技場を後にすると、彼と年の変わらぬ少年達が「ビール3レアルだよ」と声を張り上げていた。 ブラジルの厳しい格差社会を実感させられる光景だった。 応援の少年は白人で、飲み物売りの少年の ...

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第49回 日本人が信じられないブラジルの不都合な真実 ⑨

 ブラジルの言語は、ポルトガル語である。大企業の役職以上の人であれば、多くは英語を話せるが、日常生活の現場では、ほとんどの場所で英語は通じない。ある意味、日本よりも通じないかも知れない。  例えばデスクとか、チェアーなどの初歩的な言葉はもちろん、数字なども知らないことがある。英語とポルトガル語で似た単語も割とあるが、スペルが近く ...

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第45回 日本人が信じられないブラジルの不都合な真実 ⑤

 会社設立後、業種・業態によって、ブラジルでは次にやらなければならないことが全く違ってくる。商品によっては、ブラジルで販売するための認証を政府機関から取得しなければならない。そこでまた、前回記した会社設立時と同じ役所の真実に再会する。  認証取得後の販売段階では、本当に高い税金と格闘しなければならない。このように、ブラジルには悪 ...

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サンパウロ市長の公約に遅れ続出=優先課題の半分は未着工

 サンパウロ市東部イタイン・パウリスタ区のジョゼ・ベネジット・デ・ソウザさんは6年間で5回洪水にあい、今年2月の洪水でも家屋や家具の破損で6千レアル相当の損害を受けた。サンパウロ市北部在住のマルシア・アラウージョ・デ・オリヴェイラさんは、4歳の孫娘が誤って硬貨を飲み込んだ際、小児科医を求めて緊急病院を訪ね歩いた。 これらは、フェ ...

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在外被爆者「全員救済を」=8日に最高裁判決

 【共同】海外で暮らす被爆者にも国内の被爆者と同様に医療費を全額支給するよう求めた訴訟は、最高裁が8日に判決を言い渡す。結論の見直しに必要な弁論を開いておらず、全額支給を認めた大阪高裁判決が維持される公算が大きい。 原告は、胎内被爆した韓国在住の男性(69)と、2010~11年に亡くなった同国在住の被爆者2人の遺族。在外被爆者は ...

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私立校の優位性明確に=14年Enem結果発表=結果粉飾の疑われる学校も

Enem結果を発表するレナート・ジャニーニ・リベイロ教育相(右)(Marcello Casa/Agencia Brasil)

 14年に行われた、国家高等教育試験(Enem)の結果が5日に発表された。サンパウロ州を含む南東部の私立校の優位性と共に、数学の点数の低下、結果粉飾の疑いなどの問題が見られた様子を6日付エスタード紙が報じた。 Enemを主催するのは国立教育研究院(Inep・教育省管轄)。中等教育(エンシーノ・メジオ、10~19歳)の生徒の学力を ...

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東西南北

 5日にInep(全国教育調査機関)が発表した、14年度の国家高等試験(ENEM)に関するデータによると、サンパウロ市の公立学校168校のうち、半分にあたる84校が州全体の平均点を超えられず、サンパウロ市公立校間の格差が拡大している。公立校のサンパウロ州全体の平均点は506・45、サンパウロ市全体の平均点は520・61で、市の方 ...

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ニッケイ歌壇 (493)=上妻博彦 選

ブラジル・サンパウロにあるブラジル日本文化福祉協会で、毎年2回「古本市」が行われる。ブラジルでは日本語の本は値段が高く流通量も少ないため貴重で、古い本でも大事にされ、この古本市の時には大勢の人が日本語の本を買い求めにくる。

      サント・アンドレー  宮城あきら この年も古本市に通いきて安き良き書を求め楽しむ古りし書の輝く文字懐かしき『啄木全集』買いて帰るも手に取ればたった二ヘアイスの哲学書済まないような握り出しの心地開き見れば南樹の署名滲み古りて時の移りを痛く思いきコロニアの知性ざわめく古本市秋は卯月の風物の詩(うた)   「評」まさしく風 ...

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