ニッケイ新聞 2010年3月9日付け 8日の「世界女性の日(世界婦人デー)」に因み、7、8日付伯字紙が、女性を扱った記事をいくつか掲載している。 1904年3月8日に米国ニューヨークで起きた女性労働者の婦人参政権要求デモ後、1910年の国際社会主義者会議で、「女性の政治的自由と平等のために闘う」記念日にと制定されたのが「世界 ...
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ブルッキングス研究所=産業空洞化が進行=ブラジルはまだ先進途上国
ニッケイ新聞 2010年3月5日付け 米シンクタンク・ブルッキングス研究所のマウリシオ・カルデナス主任は2日、ブラジルの産業空洞化を懸念し「ブラジルは国際的パワーになれるか」とする講演をヴォトランチンのゼミで行ったと3日付けエスタード紙が報じた。 ブラジルが最近、国際外交の舞台へ登場したことで、ブラジルの実力を分析した外国人 ...
続きを読む »ブラジルの所得格差、南米で最悪
ニッケイ新聞 2010年2月27日付け 国連は25日、ブラジルの所得格差は、南米諸国で最悪という調査結果を発表と26日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。ブラジルの先住民と黒人は、不当に卑しめられている。地域格差も酷い。北東伯は55%の住民が、まともに食べていない。同地方の幼児は、8%が栄養失調。その対策に累進税率の税制改 ...
続きを読む »ダヴォス経済フォーラム=具体策見出せず不発=外相、ルーラ表彰の代理で
ニッケイ新聞 2010年2月2日付け 「年男」として特別招待を受けたルーラ大統領が体調を崩して欠席したダヴォス経済フォーラムは1月31日、金融危機の再来防止策も打ち出せず、規制に向けた意見は二分したままで終幕したと2月1日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。 同フォーラムの出し物であったルーラ・メッセージは、サルコジ仏大 ...
続きを読む »企業純益配当令を検討へ=失業者に恩恵なし=非正規雇用も蚊帳の外=企業負担増で産業弱体化
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け 政府は26日、企業の事業年度純益の5%を従業員に配当として支給することを義務付ける法案を草案中であることを明らかにしたと27日付けエスタード紙が報じた。同案はポルト・アレグレで開催中の世界社会フォーラムで提案されたものだが、政府内で物議をかもした。産業界は選挙の年であるため、与党候補の当 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け ブラジルが国内総生産(PIB)を年率5~6%で経済成長させ続ければ、あと10年ほどで世界5位の大国になる――との予測が話題になっている。08年は10位だった。計算上の話だが、30年ごろには日本を抜いて4位になるとの発表もある▼5位と聞いて、思い出すことがある。ブラジルは国土面積がロシア、 ...
続きを読む »中国政府=伯方式の研究本格化=所得格差是正は国際戦略
ニッケイ新聞 2010年1月27日付け 中国政府は24日、ブラジルの社会格差是正方式の導入を検討と25日付けフォーリャ紙が報じた。その結果、ラテン・アメリカにおけるブラジルの立場が、是正によってどのように変化したのかも調べるという。 中国政府は最近、ブラジル研究に多大な資金を投じた。ブラジル研究の社会科学学院が昨年5月に設立 ...
続きを読む »市場金利は引き上げた=高金利傾向始まる=ローンは所得格差を拡大=底辺層を奈落へ誘う借金
ニッケイ新聞 2010年1月23日付け 政策金利が4月以降、年末までの間に調整される見通しを反映し、個人融資や供託、車両、不動産などのローン金利が、一足早く、過去2カ月間に軒並み引き上げられたと中央銀行が21日、発表したことを22日付けフォーリャ紙が報じた。昨年12月末日の年利は、特別小切手が159・1%、続いて確定利付き預金 ...
続きを読む »日伯論談=テーマ「日伯経済交流」=小林利郎=元東京銀行取締役=国際金融危機後の日伯関係
2010年1月16日付け 2009年は1929~30年の大恐慌以来といわれる大不況の年だった。世界の主要国では大童の政策動員にかかわらず、2010年を迎えたものの未だ本格的回復のめどは立っていない。 日本は1990年代のバブル崩壊後の不況から未だ完全に脱し得ていない状態で今回の危機に直面した。 金融システムは欧米の銀行のよ ...
続きを読む »Ipea発表=16年には極貧ゼロ?=社会格差は依然拡大傾向
ニッケイ新聞 2010年1月14日付け Ipea(応用経済研究所)は12日、2003年から2008年までにおける経済発展と社会福祉が継続されるなら、ブラジルは2016年までに飢餓線上の極貧階級を一掃することになると発表したことを13日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。 極貧階級とは、1人当たり所得が月127レアル(4分 ...
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