ホーム | 格差 関連記事 (ページ 36)

格差 関連記事

百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム 第24回=グローバル化と表裏一体=ナショナリズムを超えて

ニッケイ新聞 2008年8月28日付け  身近な生活圏への外国人急増に対する反動として、ナショナリズム傾向が強まる傾向はどこの国でもみられる。  〇一年四月の大泉町長選挙前には「いまや大泉はブラジルの植民地である」という文章が、反外国人派の新人候補を支持する日本人商店のサイトに掲示され、地元ブラジル人コミュニティに大きな衝撃を与 ...

続きを読む »

貧困層居住区の起源=対策意欲に欠ける自治体

ニッケイ新聞 2008年8月23日付け  ブラジルでは一九四〇年から一九八〇年の四十年間に人口の大部分が、地方から都市へ移動した。この時期の都市無計画がもたらした問題は、所得格差よりも所得格差を生み出すシステムを構築したことだと、ル・モンド・ディプロマチッケ八月号が報じた。  どっと都市へ押し寄せた人々を待っていたのは、資産家に ...

続きを読む »

FGV調査=新興中流階級が台頭=経済の牽引力健在=体力向上、好循環始まる=格差と貧困を自助努力で

ニッケイ新聞 2008年8月7日付け  ジェッツリオ・バルガス財団(FGV)の調査によると国内六大都市に住む人口の五一・八九%が中流階級に入ったことが判明と六日付けエスタード紙が報じた。応用経済研究院(Ipea)の調査では、同都市の下層階級が減ったと発表。この中流階級が消費市場の保全と雇用創出を行い、これからブラジル経済の牽引力 ...

続きを読む »

ペルー=経済発展と歪同居=疎外者暴発で社会不安に

ニッケイ新聞 2008年8月6日付け  ペルーの奇跡的経済成長がもたらした問題は、乗用車の神風運転ばかりではない。最も深刻なのは、甚だしい所得格差の拡大である。好況に酔う人の陰には、疎外された群集がいる。  国は財政豊かだが、底辺の人たちは毎日の食事に事欠く。ペルー国民の五〇%は貧しく、二〇%は極貧。貧しい人々の抗議運動やスト、 ...

続きを読む »

国税庁新長官、初仕事はカメロー合法化=格差是正に賭ける=所得税の累進課税が理想=行政簡略化が減税への道

ニッケイ新聞 2008年8月5日付け  新しく就任した国税庁のリーナ・M・ヴィエイラ長官は二日、個人の所得税率を引き上げる意向表明と四日付けフォーリャ紙が報じた。「これは格差是正を求める市民の声であり、PT(労働者党)の基本方針だ」という。所得税率は二つ、低額所得税と高額所得税。小切手代替税のCSS(保健税)は、〇・〇〇〇一%に ...

続きを読む »

ドーハ・ラウンド=決裂の次にくるもの=補助金、顧客を奪う=米国は檻から出た猛獣=イデオロギーを弄ぶブラジル

ニッケイ新聞 2008年8月1日付け  ドーハ・ラウンドの決裂は、猛獣が檻から放たれたも同然である。米政府による農業補助金の猛威を警戒せよと外務省が三十日に予告、と三十一日付けエスタード紙が報じた。ブラジルを始め、世界の農業生産者をなぎ倒すような巨額の農業補助金を米国は、生産者にばらまく。アモリン外相は、やり場のない憤りを感じて ...

続きを読む »

サンパウロ市長選は二極化へ=TV放送が明暗を=浮動票はアウキミンに=1・2位互角で決選か

ニッケイ新聞 2008年7月26日付け  ダッタフォーリャ調査会社は二十四日、サンパウロ市長選はスプリシ候補(PT=労働者党)とアウキミン候補(PSDB=民主社会党)が他候補を大きく引き離し二極化と発表したことを二十五日付けフォーリャ紙が報じた。最新の調査ではスプリシ三六%、アウキミン三二%で誤差許容幅をいれて、ほぼ互角となった ...

続きを読む »

飢餓を描いてから半世紀=監督の目には大きな変化なし=食の安定欠く人々はまだ現存

ニッケイ新聞 2008年7月22日付け  ブラジル飢餓に関する「餓の地理」(一九四八年)の著者ジョズエ・デ・カストロは、持続可能な発展を当時から訴えていたらしいが、北東伯の飢餓の実態は五十年間、大きな変化がないと二十日エスタード紙が報じた。  一九五八年に北東伯の飢餓についてのドキュメンタリーを製作した映画監督ナンニ氏。当時見ら ...

続きを読む »

労働概念が変わる=製造から知的産業時代へ

ニッケイ新聞 2008年7月17日付け  ブラジルでサービス産業への所得分配と社会的地位の向上が始まったとル・モンド・ディプロマティック七月号が報じた。これまでの製造高度技術という概念が、知的高度技術と入れ替わった。この現象は社会階層にも現れている。これからの労働概念は塗り替えられ、ブラジルが変わるという。  モノ生産の技術が一 ...

続きを読む »

経済発展の狭間に=格差をつくるサービス産業

ニッケイ新聞 2008年7月15日付け  ブラジルは理想社会の建設に向けて帝政から共和制に交代したはずだが、共和制政治が忘れたのか看過したのか取り残された底辺という問題があるとブラジル版ル・モンド・デイプロマティック誌七月号が報じた。  二十一世紀の始めに二つの思想が衝突したため、格差是正政策は麻痺し、貧富の差が拡大した。世界は ...

続きを読む »