2007年4月28日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】政府は先に発表した経済活性化計画(PAC)に引き続き、その第二弾となる「警備PAC」を実施する意向を示した。ジェンロ法相が二十六日、明らかにした。 同相によると、このプランはルーラ大統領の意向に沿ったもので、市民の治安強化を第一前提とした上で、警官などの警備の ...
続きを読む »格差 関連記事
基礎教育開発指数を設定=公立校の質の向上推進へ
2007年4月27日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】教育省は公立学校の質の向上を進めるため、基礎教育開発指数(Ideb)を新たに設定した。Idebは、初等教育機関四年生と八年生を対象に二年毎に実施される学力テスト(国語と数学)の平均点を平均通学時間で割って算出される。 昨年の学力テストに基づいたIdebは、全国 ...
続きを読む »大統領のご意見番、語る=ジェンロ新法相=第三次ルーラ政権を構想=レーニンから多く学ぶ
2007年4月25日付け 【ヴェージャ誌二〇〇三号】新しく法相に就任したタルソ・ジェンロ氏は、ブラジルの民主革命が目指すユートピアとは、社会疎外者をなくし全国民が社会参加することだという。現在六十歳、リオ・グランデ・ド・スル州サンボルジャ市出身。裏金疑惑で崩壊前夜の労働者党(PT)で党首を努め、一連のスキャンダルを葬った。PT ...
続きを読む »税制簡素化と減税案発表=付加価値税を導入=企業の投資促進狙う
2007年4月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】政府は十二日、税制改革の一環として税金の簡素化にともなう企業の減税措置を実行に移す意向を明らかにした。細則はまだ煮つめの段階で、国会の承認を得るための上程は七月か八月になる見通しとしながらも、その骨子を公表した。 それによると、企業の売上総額を対象とした付加価値 ...
続きを読む »東西南北
2007年4月13日付け 衛生監督庁はアルコール飲料宣伝広告の新たな規制案を検討している。現行では十三度を超える飲料は午前八時から午後八時までテレビとラジオのコマーシャルが禁止されているが、これを〇・五度まで引き下げ、ビール(三度から六度)も対象とする。インターネットを含む全ての媒体で、「アルコール摂取は事故、胎児の生育不良、 ...
続きを読む »生活扶助金の管轄変更へ=統合省から官房室=青少年育成強化も視野に=支給率に大きな地域差
2007年3月28日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十七日】ロウセフ官房長官は二十六日、生活扶助金と青少年育成の管理を一手に引き受けることを明らかにした。また生活扶助金の支給にもかかわらず児童の就学率が七〇%にしか達していないことで、政府が一〇〇%就学を目指し、教育システムに関与することになっ ...
続きを読む »大統領には知恵がある=D・ネット氏語る=均衡財政維持し貧困者支援=最後の敵は特権階級
2007年3月14日付け 【ヴェージャ誌一九九三号】元財務相のデルフィン・ネット氏が、ベネズエラやボリビアで民族主義が台頭するのは、国家経済の当事者が選挙について無知だったから起きたことだと説明した。これは、同氏が下議選に落選して悟ったことだと供述。ルーラ大統領をベネズエラのチャベス大統領と比較するのは、お門違いだと指摘する。 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年3月13日付け 中国の07年軍事予算が飛躍的な伸びを見せている。前年比約18%増の5兆2600億円であり、日本の防衛費を上回る規模である。もっとも、中国の軍事費は年々膨張しており、軍拡の路を歩んでいる。しかも、英国の國際戦略研究所や米国防省では、中国軍事費は予算の2倍から3倍の見方が強く、昨年も実際には14兆3000 ...
続きを読む »伯外交政策は思想優先=元駐米大使が批判=反米、途上国結束に偏重=中国は同盟国でない
2007年2月28日付け 【ヴェージャ誌一九九四号】ロベルト・アブデヌール元駐米伯大使は定年退官に伴いブラジルの外交政策を、思想が実力に優先する片肺飛行だと批判した。ブラジルが中国をパートナーとみなし、通商協定の締結を考えたことを外務省の幻想だと同氏は警告した。アモリン外相は幻想発言の撤回を求めたが、同氏は拒否した。外務省を覆 ...
続きを読む »「左傾化、実像を見よ」=JETRO渡辺所長=ベ国に留意促す
2007年2月27日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は、十四日、JETEROの渡邉裕司サンパウロ事務所長によるセミナー「中南米政権『左傾化』の潮流~その虚像と実像~」を開催した。 中南米には、十カ国(ニカラグア、キューバ、ベネズエラ、エクアドル、ブラジル、ペルー、ボリビア、チリ、ウルグアイ、アルゼンチン)の左派政権 ...
続きを読む »