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格差 関連記事

中南米左傾化に2つの流れ=開放系と閉鎖系=国際社会はブラジル型に期待=マルクス理論の亡霊残る

2006年6月21日(水)  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】メキシコ人社会学者のホルヘ・カスタニェード氏は、ラテン・アメリカ(以下LA)の左傾化に二つの流れがあるという。一つはブラジルやチリに見る左翼運動で、かつて過激派と思われたが試行錯誤の結果、近代化と開放化を成し遂げた。もう一つはベネズエラやボリビアに見るもので、 ...

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最賃増加分GDPの12%に=公的部門の債務に影響大

2006年6月20日(火)  【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】レアルプラン以後続いた最低賃金の実質的増加により、公的部門の支出は二五〇〇億レアル増加し、二〇〇六年の予想GDP(国内総生産)二兆二〇〇〇億レアルの一二・一%に達することが、応用経済研究所(Ipea)の調査で判明した。  一九九四年に三〇・四%だった公的部門の債 ...

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東西南北

2006年6月15日(木)  ガルシア・ペルー大統領は十三日、ブラジリアでルーラ大統領と会談し、ペトロペルーとペトロブラスの提携を促進し、新たに発見された鉱床から得た天然ガスをすべてブラジルに供給することを約束した。また、米国とすでに結んだ自由貿易協定と同様の協定をブラジルとも締結したい意向を示した。      ◎  五日から七 ...

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第2期政権経済政策を発表=PT=中銀独立案を除外=経済成長など8つの主要項目=基本金利は高すぎ

2006年6月14日(水)  【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】ベルゾイーニ労働者党(PT)党首は十二日、ルーラ大統領が再選された場合の新経済政策を発表した。第二期政権のプログラムは、PT政権の左傾化を打ち出す八つの主要項目からなる。かねての懸案であった中央銀行の独立案を新政権のプログラムから外す代わりに、単なる通貨管理に留 ...

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転換期のラテンアメリカ=試行錯誤する政治=もう古典的左翼思想はない=南米を揺さぶるボリビア

2006年6月7日(水)  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】英国の歴史学者で親伯家のケネス・マックスウェル教授が、ラテンアメリカはいま歴史の転換期にあると定義した。ボリビアを震源とする地震が南米を揺さぶり、ペロニズムの不死身を知らされたという。同教授の見方では、ラテンアメリカ(以下LA)が旧時代の終焉にあり、新時代へ入ろ ...

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高級官吏の給与引き上げへ=年14億レアルの負担増=票集めの大盤振舞と野党非難

2006年6月1日(木)  【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】ルーラ大統領は二十日、三権に従事する高級官史の給与引上げを承認する暫定令を発表した。とりあえず十六万人の公務員の昇給を決定、さらに中銀および各省の公務員にも恩典を与えるべく検討委員会を政府内に設置することも明らかにした。  今回昇給の対象となった分のみで年間一四 ...

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PT、W杯ムードに便乗=大統領を抱き合わせ宣伝=事前運動で選挙法に抵触

2006年5月31日(水)  【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】来週に迫ったサッカーのワールドカップに向けて国民の関心が高まっているが、労働者党(PT)サンパウロ市支部がそれに便乗し、選挙法違反を行ったことが明るみに出た。  同党支部はワールドカップの組合せなどの関連記事を記載したパンフレットを作成、同時にルーラ大統領とPT ...

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「大国らしくなってきた」=金岡社長が帰国あいさつ=伊藤忠

2006年5月26日(金)  伊藤忠ブラジル会社の金岡正洋社長(57)が五年間の任期を終え帰国することになり、新社長として田中一男さん(52、大阪府)が赴任してきた。  金岡社長はメキシコからアルゼンチンまでの十二カ国をカバーする中南米総支配人も兼務。「アルゼンチンの経済危機のときは大変でした」と振り返る。同時に「資源の重要性に ...

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インドや中国は追い抜ける=印人経済学者が主張=政治改革を即実行できれば=5年で8%の成長可能

2006年5月17日(水)  【ヴェージャ誌一九五三号】政治危機で混迷するブラジルの問題は、インドや中国が抱える所得格差や非民主的社会形態と比べれば単純なことと、インド人経済学者ヴィノド・トマス氏が述べた。ブラジルは、やり方次第でインドや中国を追い抜くことが可能であるという。同氏は世銀の出向で五年間、ブラジリア滞在のかたわら「内 ...

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大統領再選の暁には…=緊縮財政のタガが緩む?

2006年5月10日(水)  【エスタード・デ・サンパウロ紙四月十三日】もしもルーラ大統領が再選されると、二期目のブラジル経済は現在の状況から見て次のようになりそうだ。経済評論家のセウソ・ミング氏が見るところは、経済専門家が考えるプログラムであって、度々脱線する労働者党(PT)の党プログラムではない。  第二期PT政権では、どん ...

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