ホーム | 格差 関連記事 (ページ 53)

格差 関連記事

サンパウロ市はメソポタミア=周辺都市との文化格差大きく

6月14日(火)  【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】チグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域で花開いたメソポタミア文明のように、サンパウロ市もチエテ川とピニェイロス川の間の二十区に市民の文化活動が集中していることが、ブラジル企画分析センター(Cebrap)の都市研究センターの調査で明らかにされた。  同二十区の十五歳以上の ...

続きを読む »

国民の3割が最賃の半分=貧富の差は世界ワースト2位

6月3日(金)  【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙二日】応用経済研究院(Ipea)は一日、二〇〇三年全国家庭サンプル調査(Pnad)の結果に基づいた分析データ「社会レーダー」を発表した。  それによると、国民の三一・七%に当たる五千三百九十万人が、当時の最低賃金(月二四〇レアル)の半分の所得しか得てい ...

続きを読む »

東洋系のおかげで=リオよりも低い?=サンパウロ州民の貧困指数

6月3日(金)  【エスタード紙1日】東洋系の存在のおかげで、サンパウロ州がリオ州より貧乏になることを防いでいる!?――というIPEAの調査結果が出た。  白人と黒人の〃貧乏指数〃だけを比較すると、リオ州よりサンパウロ州の方が高い指数(貧乏)になるが、「nissei」(二世)ら東洋系が入ることで、パウリスタの豊かさに軍配があがる ...

続きを読む »

バッテパッポ

5月20日(金)  サンパウロ市当局はレプブリカ公園の改装に着手した。都心部のかつての繁華街のド真ん中にあり市民に愛された公園だが、今や昼はヒッピー、夜は犯罪者や売春婦の溜まり場となっていた。ヒッピー市にかこつけ、あらゆる業種の違法バラックが立ち並んでいる。飲食店もあるが、市衛生局の検査を受けないため非衛生営業だ。当局ではとりあ ...

続きを読む »

セラードの生態系を守れ―JICA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(4)=低い住民生活レベル=できるか「持続可能な開発」

5月20日(金)  宿泊先で就寝前に、ピンガを頼んだ。一杯一レアル。地元の労働者の間で、最も消費されているものだという。匂いを嗅いだ途端、頭がくらっときた。まるで、病院の消毒液のようだ。  卓を囲んだJICA関係者らは結局飲み切れず、別の銘柄を注文した。一同、地域住民の生活レベルを推し量った。  ガイドに案内してもらった遊歩道は ...

続きを読む »

宝の山は欧米アジア市場=メルコスルは世界貿易の1%

5月11日(水)  【エスタード・デ・サンパウロ紙四月十五日】世界貿易機関(WTO)は十四日、二〇〇四年度貿易白書を発表し、宝の山がどこにあるかを示した。衝撃的だったのが、世界四大市場の格差だ。EUの四一・一%に続いて、アジアの二四%、米州の二一・八%。  メルコスルが世界貿易に占める割合は、なんとわずか一%。これらの数字は笑い ...

続きを読む »

移民の言語守りたい=USP日文研期待=大統領訪日、日本語ブームの追い風になれば=バイリンバル校の建設=日系人は意識弱い

4月30日(土)  移民の言語を守りたい──。サンパウロ大学の日本文化研究所(織田順子所長)は、ルーラ大統領の訪日が日本語ブームの追い風になってほしいと、期待をかけている。  同研究所は昨年、神奈川大学と提携した。今年に入って、短期留学の大学院生を同大日本常民文化研究所に送り出したばかり。学生の交流などを活発化させていきたいとこ ...

続きを読む »

世界ダントツの実質金利=12・9%、先進国平均の20倍強

4月29日(金)  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】ブラジルの実質金利は世界でも類を見ない高率で、ランキングのダントツとなっている。その率は四十カ国平均の十倍以上になっている。  これは、コンサルタント会社のGRCビゾンが三月の時点で、世界の先進国と開発途上国、合わせて四十カ国を対象に調査したもの。実質金利は基本金利からイ ...

続きを読む »

長期基本施政方針を発表=2020年を視野に=与党内でも多くが実現困難視

4月26日(火)  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】ルーラ大統領は現段階の与党の立場から見ての長期基本施政方針を打ち出した。この方針は「ブラジル三世代プロジェクト」と名付けられ、二〇〇七年、二〇一五年、二〇二二年の三世代を目途に目的を達しようというもの。  骨子はサンパウロ大学やブラジリア大学など各州の大学や調査機関の専 ...

続きを読む »

国連人権報告=ブラジル司法機関を酷評=国民の要望に応えず=ノロノロ審理、縁故者優遇=社会的弱者は泣き寝入り

3月31日(木)  【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】滞伯中のレアンドロ・デスポウイ国連人権委員は二十九日、ブラジルの司法当局が知人を優遇する縁故主義に偏り、国民の要望に応えていないとする報告書を提出した。裁判所の審理はのろく、一般庶民が司法機関で対応されることはほとんどなく、一部縁故関係者の専有物になっているとした。国民が ...

続きを読む »