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格差 関連記事

コラム オーリャ!

 靴など自分で磨くもの。長い間そう思っていた。上京して初めて靴磨きの光景を見たとき、少し驚いた。高い座席から見下ろす構図が偉そうでイヤだなと思った。  いわんや職人さんが年配者の場合をや。抵抗感は強まる。先日訪ねたパウメイラスのロッカールーム。老人が山積みのスパイクを黙々と磨いていた姿が印象深い。  その若手チームが、日本の二十 ...

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在宅介護志願したが…=希望者全く現れず――肩透かしされた?上村さん=東京都出身、ヘルパー2級=本当にボランティアやるのに

3月18日(金)  ブラジルで、高齢者福祉の仕事がしたい──。日本との賃金格差などから、ブラジルでは介護ヘルパーの資格を所持していても、仕事やボランティアに生かす人は多くない。ヘルパー二級の資格を持つ、上村純子さん(東京都出身)が、福祉事業に携わりたいと、昨年七月末から滞在。ボランティアで在宅介護支援を志願していた。希望者が現わ ...

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金持ちになれない理由は?=小売の女王、経営を語る=企画立案には金惜しむな=会社の利益を社員の生きがいに

3月16日(水)  【ヴェージャ誌】ルイーザ・H・トラジャーノさんは、十二歳の時にサンパウロ州フランカ市で伯母の店に店員で採用されたのがこの道へ入ったキッカケ。身長は一・五メートルで小柄、会話は地方出身者の方言丸出し。どこに彼女の才能が秘められているか不思議だ。国内第四位の売上を誇るマガジーネ・ルイーザ二百五十四店と五百万の顧客 ...

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成長の原点は社会格差是正=大切な貧困者の自立=政治組織の監視と刷新を=インフレ抑制に金利を使うな

2月2日(水)  【ヴェージャ誌】国際経済の権威であるハーバード大学のエルハナン・ヘルプマン教授は「南北格差は資金力の格差だけではない。各国の社会格差が問題の原因だ」と、豊かで貧しい国ブラジルを間接的に批判した。ヴェージャ誌記者に、次のようなブラジルの問題点を明らかにした。  【ブラジルの金利政策は】中央銀行は金利を経済サイクル ...

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「空腹で目が回る」町=PE州マナリ市=手当てと交付金で延命=平均月収は70レアル以下

1月28日(金)  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】貧困撲滅がクローズアップされている中、十八日の国連発表によるとブラジルでは十三地域で一千六百万人が極貧層にあると指摘された。その中で、ランキング最下位がペルナンブッコ州マナリ市だ。国連によると、調査した百七十五カ国中、百五十位にランクされたハイチと同水準だという。マナリ ...

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貧困撲滅目標達成は困難=国連=ウガンダ並みの極貧層=モラルの欠落が飢餓を生む=貧困層、経済発展の障害に

1月20日(木)  【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】国連は十八日、ブラジルは二十一世紀計画の中で目標と定められている、二〇一五年までの貧困撲滅が達成困難であると発表した。ブラジルの十三地域に、アフリカのウガンダ並みの生活水準にある極貧層の人々が、二千六百万人存在すると国連調査部が報告した。ブラジルが貧困撲滅に向けて努力を怠 ...

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「ブラジルは重要なパートナー」=米国ライス補佐官=初めて討論の場で触れる

1月20日(木)  【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】米国のライス大統領補佐官は十八日、上院外交委員会で行われた討論の中で米国とブラジルの関係の重要性を強調し、ブラジルを南米地域における経済、社会問題の解決に民主的に取り組むパートナーとみなしていると発言した。同報道官が発言の中でブラジルについて ...

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投機の餌食になるブラジル=金融より生産優先を=企業は効率と採算重視=外国の例にもっと見習え

1月19日(水)  【カルタ・カピタル誌】工業政策の権威であるケンブリッジ大学のアジ・シン教授は昨年十二月にカンピーナス大学に招かれ「ブラジルが過去二十年間工業政策に失敗したため、人口の膨張に応えるための雇用が創出できなかった。そのためブラジルは、所得格差の是正に真剣に取り組み、外国の例にもっと見習うべきだ」と訴えた。  次は同 ...

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年季の入った政治駆け引き=奴隷解放など内容はズサン

1月19日(水)  【カルタ・カピタル誌】ブラジルの政治的駆け引きや根回しは建国時代に始まり、年期と磨きがかかっていると国対委員長のアウド・レベロ下議(ブラジル共産党=PCdoB)が述べた。ブラジルはこれまで、共和制という名の寡占政治国家であった。ルーラ政権は全員が意見を発表できる史上初めての政権だとして、同下議はブラジル政治史 ...

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2020年ブラジルは大国入り=CIA報告=中国とインドに続き=潜在能力に富むとベタ誉め

1月18日(火)  【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】二十一世紀は中国とインドおよびそれに次ぐブラジルを始めとする第二グループの台頭期となる―。アメリカ中央情報局(CIA)がこの程とりまとめた報告書の中で明らかにした。  CIAは「二〇二〇年における世界の国家勢力」と題し、世界各地の専門家の調査結果を米政府に報告した。それに ...

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