12月9日(火) 【アゴーラ紙八日】降雨不足や水道の使用の増加、さらにサンパウロ州水道局(Sabesp)の計画性のない水道管理によって現在、大サンパウロ市圏のカンタレイラ複合貯水池の貯水量が非常に危険な状態にある。 一日、同貯水池の貯水量は、総水量の一・六%に達した。これは、過去最低の水位。その後数日間の降雨で少々上がったも ...
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コラム オーリャ!
サンパウロ市南西部のファベーラ、モンチ・アズールを訪ねた。すり鉢状の地形に、五千人がひしめき合うように暮らす。 サンパウロ市の援助とともに、シュタイナー思想を元にしたNGOが活動している。ファベーラを改善したモデルケースと言えるだろう。 同NGOによって、職業訓練所、学童保育施設、診療所、四つの幼稚園などの福祉施設が運営さ ...
続きを読む »ブラジル人の16%が文盲=大卒は580万人のみ=依然多い不登校の子供
12月4日(木) 【アゴーラ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】五歳以上のブラジル人約二千四百万人が、字の読み書きができない。学校に通わない子供たちは依然として多く、特にブラジル北部、北東部で不登校率が高い。大学卒業者は、二十五歳以上の国民のわずか六・八%に過ぎない。―このようなブラジルの教育の現状が二日、ブラジル地理統計院 ...
続きを読む »ブラジルはまだ帝政時代=ノーベル賞経済学者が分析=発展には契約厳守を
12月4日(木) 【ヴェージャ誌】ノーベル経済学賞受賞者のダグラス・ノース博士は、ブラジルはポルトガル帝政時代の習慣を今日も引きずっているという。米国は西部劇の時代から、所有権と契約は厳守された。国際競争の勝者となり投資家の信用を得るため、ブラジルも早くこの習慣を体得する必要があると述べた。 博士の十二月来伯に先立ち、インタ ...
続きを読む »高校生の学力が向上=教育システム進む=依然として人種、貧富の格差
11月22日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】ブラジル人の中等学校生(日本の高校生)の学力が向上したことが二十日、教育省が発表した第六回国立中等教育試験(Enem)の結果で明らかになった。百点満点の同試験で、今年の平均点数は、選択問題の基礎学力試験で四十九・五五点、小論文(作文)で五十五・三六点。昨年はそれぞれ三 ...
続きを読む »貧困対策は国際協力で=ルーラ大統領が訴え
11月19日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】ラテンアメリカとカリブ諸国の貧困根絶をテーマとするセミナーが十七日に開催され、その中でルーラ大統領はブラジル経済を安定させるという公約は「譲歩できない」もので、国際協調体制が世界の経済格差と貧困を減らす道となると演説した。 貧困根絶という目的を達成するためには、貧困諸 ...
続きを読む »増加の一途たどる殺人=被害者は年4.5万人以上=半数が初犯、9割が銃使用
11月18日(火) 【エポカ誌】サンバとサッカーに秀でた心の温かい人たち―。こうしたブラジル人のイメージは銃弾で粉々になる。暗い顔で銃を手にした若者―これがブラジル人の現実のイメージだ。世界保健機構によると、ブラジルは殺人事件の総数で世界第一位、十万人当たりの発生率でコロンビアとエルサルバドルに次いで世界第三位を占め、毎年四万 ...
続きを読む »なぜ不平等の国か?=社会予算と人種差別が主因
11月18日(火) 【ヴェージャ誌】世界銀行が社会・労働調査研究所の主催したセミナーで世界経済に関する報告書を発表した。その中では世界中で不平等が拡大する傾向が指摘されている。 同報告書ではまた、ブラジル社会における不平等とその歴史的要因について、ブラジル政府と学者が共同で実施した様々な研究も報告されている。そうした研究はブ ...
続きを読む »コラム 樹海
「出稼ぎ」の言葉が使われ出したのは、東北の青森県などの農民が冬場で仕事がないときに東京の建築現場などに働きに行くのを指して言い始めたものらしい。一九六〇年代初めにはもうあったそうだし、農家にとっても現金収入につながり結構な人気に―。農村人口の都市流入ということのようだが、つまるところは経済的な格差が生んだ悲喜劇にも見える▼ブラ ...
続きを読む »県系人の団結に感動=沖縄尚学の生徒が帰国報
10月31日(金) [既報関連]今年八月十四日から約二週間、母県・沖縄の子どもたちをブラジル、アルゼンチンに招き交流を深めることを目的に行なわれた「ブラジル・アルゼンチン沖縄県人移住九十五周年スタディーツアー」(ブラジル沖縄県人会、アルゼンチン沖縄県人連合会主催)。ツアーに生徒七人を送り出した沖縄尚学高校(名城政次郎校長)から ...
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