米国日系人は戦後、国を相手取って裁判を起こし、戦争中の強制収容が間違いだったことを認めさせ、賠償金を支払わせた。当地において、大戦中に強制退去させられたサントス地方の数千家族、コンデ・デ・サルゼーダス界隈の数百家族が人権問題として訴えた話は寡聞にして聞かない。同じ日系とはいえ、ブラジル日系人が独自の精神性を育んできたからだろう ...
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サンパウロ市が殺人多発地帯に=6月の発生件数47%増=強盗の類や強姦も増える
ニッケイ新聞 2012年7月27日付け 州都第一コマンド(PCC)の非番警官襲撃なども続いたサンパウロ市では、6月の殺人事件が前年同月比47%、犠牲者は同54・4%増え、殺人多発地帯に逆戻りと26日付伯字紙が報じた。 殺人多発地帯か否かの判断は、人口10万人当たりの発生件数が10件を超えると多発とみなすという世界保健機構(W ...
続きを読む »UPP警官に初めての死者=アレモンで婦警凶弾に=防弾チョッキ機能せず=署を襲った賊が小銃連射
ニッケイ新聞 2012年7月25日付け 2010年11月に麻薬密売者らを制圧、7月9日には治安管理の責任が軍警による平和駐留部隊(UPP)に完全移行したリオ市北部のアレモン地区で23日夜、UPPの署が襲撃され、婦警1人が死亡するという事件が起きたと24日付ブラジルメディアが報じた。 リオ市のファヴェーラでのUPP設置が始まっ ...
続きを読む »若年の殺人犠牲者激増=30年間で376%も
ニッケイ新聞 2012年7月19日付け 法務省が18日に発表した「2012年暴力白書—ブラジルの子供と10代の場合」によると、2010年の0〜19歳の殺人事件による死者は1980年より376%増えたと同日付フォーリャ紙が報じている。 10年は0〜19歳の若者8686人が殺人事件の犠牲者となり、80年の376%増。同期間中の殺 ...
続きを読む »今月もなお続く軍警事件=「PCC復讐説」有力化か?
ニッケイ新聞 2012年7月4日付け 6月に多発した軍警殺害事件の余波は終わらず、7月に入っても軍警絡みの事件が続いている。1、3日付エスタード紙が報じている。 2日午後7時頃、サンパウロ市北部ジョヴァ・ルラル地区の市民統合センター内にある軍警施設に、オートバイに乗った男性2人組が5発の銃弾を発射した。2発は軍警の建物前方の ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2012年6月30日付け ブラジル最大のビール会社ABインヴェブが、メキシコのコロナ・ビールの大手グルーポ・モデロの株の半分を201億米ドルで買収した。モデロはメキシコで50%以上のシェアを誇る同国最大のビール会社で、同社製のコロナ・ビールは米国が最も輸入しているビールとして知られている。ABインヴェブのレマン会 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年6月26日付け 近頃の日本では、わけのわからぬ人殺しが多い。この10日には大阪の繁華街ミナミで36歳の礒飛京三が、「誰でもいいから殺したい」と通行人2人を刺し殺した。逮捕されると、殺人事件を犯せば死刑になると思ったと供述しているが、このような事件は大阪だけではない。2008年には東京の「秋葉原通り魔事件 ...
続きを読む »カショエイラゲート=リマ判事が担当降りる=家族にも命の危険感じ?=犯罪者に情報は筒抜けか
ニッケイ新聞 2012年6月21日付け 〃カショエイラゲート〃の言葉も生んだ大掛かりな汚職事件摘発のための〃モンテ・カルロ作戦〃は、事前に情報が漏れており、家族にも命の危険が及ぶと感じた判事が担当を降りたいと監察局に要請したと20日付伯字紙が報じた。 ゴイアニアの第11法廷の主任代行のパウロ・アウグスト・モレイラ・リマ判事が ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年6月6日付け 5年前の今ごろは、日本で交通事故死事件や殺人事件を犯して帰伯逃亡してきたブラジル人を、日本から裁判に訴える処罰(国外犯処罰)が日本側マスコミを中心に邦字紙でも盛んに取り上げられていた▼当時は在日外国人が最も多い時期であり、ブラジル人だけで31万人を越えていた。今思えば、大量の外国人に対する ...
続きを読む »銃撃戦のあと犯罪者拷問死=ROTAの警官を逮捕
ニッケイ新聞 2012年5月31日付け 軍警のトビアス・デ・アギアル巡回機動隊(ROTA)の隊員が犯罪組織との銃撃戦のあと、逮捕者1人を暴行後に射殺して逮捕されるという、ROTAの歴史はじまって以来の事態が起こった。30日付伯字紙が報じている。 事の発端はサンパウロ市東部のペーニャで起こった銃撃戦だった。28日夜、軍警に、犯 ...
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