6月8日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ州連警はサントス市で六日、同市を根城として暗躍していた麻薬組織団五十人を逮捕した。その中にサッカーの神様ことペレ―元選手の長男で、サントスチームのゴールキーパーを務めた通称エジーニョ元選手(34)が含まれていたことで、サッカー界のみならずスポーツ関係者に衝撃が走った ...
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コラム オーリャ!
「拳銃を引き渡して」――。街の交番で最近よく見かけるポスターの標語。警官に訊いたら、銃規制運動の一環で、「身元や入手経路は不問。現金と交換するよ」 モデルに応じて、百~三百レアル(約四千円~同一万二千円)をもらえるという。「古新聞で包むか、靴の空き箱に入れて持ってきて」。やけに丁寧な口調だった。 一昨年サンパウロ市では、一 ...
続きを読む »大耳小耳
5月21日(土) 社会復帰センター、やすらぎホーム(グアルーリョス市)の近くで、このほど殺人事件が相次いで発生した。現場が職員の通勤路だったため、関係者に不安が広がっている。小野活人ホーム長によると、麻薬取引が原因。警察によるパトロールが、強化されている。麻薬密売人が、同ホームの敷地内に逃げ込んでくる恐れがあるらしい。防犯のた ...
続きを読む »グアルジャーが今、危険=観光客狙う強盗急増=高級住宅と背中合わせにファベーラ=建築現場で新商売「番犬貸します」
4月29日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】サンパウロ州海岸地方で行楽地として代表的なグアルジャー市で犯罪が急増し、治安の悪化が改めて浮き彫りにされている。都市の喧噪を逃れて訪れる観光客を狙う犯罪が急増しており、のんびりくつろぐどころか、うかうかできない状態となっている。治安悪化が表面化したきっかけとなったのは、 ...
続きを読む »残虐行為繰り返す警官=人権擁護局長官が非難
4月29日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】人権擁護局のニルマリオ長官はフランスのル・モンド紙のインタビューで、「ブラジルの警官は人権を無視した残虐行為を繰り返している」と語った。リオ―サンパウロ間の国道沿いでは一日七人が無差別に射殺されており、その被害者のほとんどが黒人の若者だとしている。さらに一年に一千件発生す ...
続きを読む »弁護士が不審死=自宅で、手足縛られ=サンパウロ市
4月16日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙】十四日午後三時ごろ、サンパウロ市東部ヴィラ・ギリェルミナ・エスペランサ区アリプアナ街42の自宅で、弁護士サコダ・ラウロ・テルオさん(40)が死亡しているのを、立ち寄った同僚が見つけた。トイレで倒れていたサコダさんの腕と足は縛られ、頭に傷があった。ヴィラ・マチウデ区第二十一警察は ...
続きを読む »「禁酒法」で殺人事件急減=ジアデーマ市=酒場は夜11時まで=警官ら毎日巡回し摘発=なせばなる犯罪対策
4月1日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】サンパウロ州ジアデーマ市は九〇年代に毎日殺人事件が発生し、サンパウロ州内で犯罪ランキングのトップの座を欲しいままにしていた。しかし、二〇〇二年七月に施行された市条令により犯罪は急減、昨年は殺人事件が平均月十件まで減少した。この条例は、アメリカが一九二〇年に施行したマフィア ...
続きを読む »国連人権報告=ブラジル司法機関を酷評=国民の要望に応えず=ノロノロ審理、縁故者優遇=社会的弱者は泣き寝入り
3月31日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】滞伯中のレアンドロ・デスポウイ国連人権委員は二十九日、ブラジルの司法当局が知人を優遇する縁故主義に偏り、国民の要望に応えていないとする報告書を提出した。裁判所の審理はのろく、一般庶民が司法機関で対応されることはほとんどなく、一部縁故関係者の専有物になっているとした。国民が ...
続きを読む »米紙、土地係争を論評=宣教師の犠牲なければ看過
3月23日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ニューヨーク・タイムズ紙が、ドロシー・スタング宣教師殺害事件を報じた。パラー州アナプ郡は七〇年代から、無法地帯だった。それを歴代の政権は看過した。今回起きた米国人宣教師の犠牲によって初めて、政府は重い腰を上げたらしい。 これは単なる殺人事件ではなく、州政府にも根を張る組織 ...
続きを読む »米宣教師の右腕が裏切り?=警察、新たな目撃証言得る=パラー州
3月4日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】米国人女性宣教師を含む四人の殺人事件を捜査しているパラ―州アナプ市警察は二日、新たな目撃者の証言を得たことを明らかにした。 この目撃者は、宣教師と同日殺害された第二の犠牲者の住居に隣接する木材加工工場の工員で、第二の殺人が起きる三時間前に十二人の男性グループと遭遇したという ...
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