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地域開発相=ダム監査基準の提出を要請=登録更新と共に90日以内に

鉱滓に埋まっていた牛の救出作業とそれを見守る人々(1月28日、Ricardo Stuckert)

 【既報関連】1月25日にミナス州ブルマジーニョで起きた鉱滓ダム決壊事故を受け、国連の人権問題報告官が1月30日、国内各地にあるダムの安全性を精査し、建設や操業の許可の手続きも見直すよう、ブラジル政府に要請したと同日付現地紙サイトが報じた。  報告官らは、既存のダムの安全性が保障されるまでは、新しい鉱滓ダム建設や既存のダムの安全 ...

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《ブラジル》鉱山ダム決壊で60人が死亡=プール5千杯分の有毒な泥水が鉄砲水に=行方不明者もまだ292人=「取りうる全ての対策を」とボルソナロ大統領

上空から事故現場を視察する、ボウソナロ大統領(Isac Nobrega/PR)

 南東部ミナス州の州都ベロ・オリゾンテ大都市圏ブルマジーニョで25日、ヴァーレ社所有の鉱滓(鉱山採掘の過程で発生する有毒な汚泥)ダムが決壊した。この事故により、大量の鉱滓が周辺地域へ急激に流出し、市街地やバスなども丸ごと飲み込んで、多数の死者、行方不明者を出したと、26~28日付ブラジル各紙が報じている。  28日昼までに発見さ ...

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《ブラジル》水力発電所の貯水ダムで太陽光発電=水面に超大型のプラットホーム

ソブラジーニョ発電所の貯水ダムに浮かぶ太陽光発電用シート(Saulo Cruz)

 ブラジル北東部のサンフランシスコ川は、水力発電や灌漑、市街地への飲用水供給、船の航行、レクリエーション、魚の養殖など、多岐にわたる用途を備えているが、この12月からは、太陽光発電の場所としても用いられる事になった。  サンフランシスコ水力発電会社(Chesf)のパイロットプランは、ソブラジーニョ水力発電所の貯水ダムに太陽光発電 ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(12)=深い禍根残したダム建設=「政府には住民どうでもいい」(下)

牧草地200アルケールの半分を失った日系牧畜家(同市製作ビデオより)

 故郷巡りの後、ダム建設で退去を余儀なくされた区域に在住していた人や現地事情に詳しい人に電話で取材した。  チエテ川沿いで農牧畜業を営んでいた田中正三さん(90、静岡県)は「25平方千米の土地を有していたが、その全てが水没した。政府からは最小限の金額で強制的に買い上げられ、為す術がなかった」と話す。  田中さんの農場では、日系人 ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(11)=ダムで一部沈んだP・バレット=水力発電所建設の功罪(上)

水没したノーボ・オリエンテ橋(同市HPより)

 故郷巡りでは、水力発電所建設で湖面が広がり、観光地として栄えるサンタフェ・ド・スールとイーリャ・ソウテイラを訪れた。だが、その一方で市面積の相当の部分が水没し、今日に禍根を残している町もある。  それがペレイラ・バレットだ。同市は、ブラジル拓殖組合が1928年に開設したチエテ移住地を礎として発展した町であり、最盛期には日系人が ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(9)=水力発電所の〃建設秘話〃=市の発展に中国国有企業の陰?!

建設途中の居住区域

 イーリャ・ソウテイラ発電所は、66年には土木作業が開始され、67年から労働者受入れのための居住区域として約6千戸の建設が進められた。そこへ68年に労働者が住みはじめて、ダム建設が本格化すると共に町が誕生した。  居住区域では、単純労働者から技師まで1~6の等級に分けられ、それにより住環境が異なっていた。労働者数は69年には1万 ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(8)=水力発電所から生まれた町=大河に浮かぶ陸の孤島

パラナ川に浮かぶイーリャ・ソウテイラ

 一行はバスに乗り込み、イーリャ・ソウテイラ水力発電所へと向かった。同発電所はサンパウロ州とマット・グロッソ・ド・スル州の境界となっているパラナ川に跨っており、ダム全長は5605メートルあり、貯水槽面積は1195平方キロメートルにも及ぶ。  同発電所は20の発電機を有し、設備容量は344万キロワット。年間で約420万世帯分の電力 ...

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続々買われるブラジル企業=5年で398件1300億レアル流入=ブラジル安で外資の買収の標的に

送電網にはすでに中国資本が積極的に参入している(参考画像・Marcos Santos/USP Imagens)

 2014年から今年の8月末までに外資に買収されたブラジル企業は398に上り、買収額は総額1330億レアルに上ると22日付現地紙が報じた。(「買収」には、一部資産だけの買収も含む。)  外資によるブラジル企業買収件数は14年80件、15年92件、16年75件と推移し、昨17年は108件だった。今年は8月末の段階で43件となってい ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(4)=州の保養地、サンタ・フェへ=悠久の大河、パラナ川に憩う

河川沿いに位置する水上公園(ホームページより)

 故郷巡り3日目の9月22日、訪問地はサンタフェ・ド・スール。同市の歴史を紐解くと、1920年に英国の石油会社代表ジョン・バイアック・パジェット氏が石油探索を目的に、パラナ川に添った3万2千アルケールの土地を購入したことに始まる。  46年に土地所有を正当化させるため79世帯を送り込んだが、同年の46年憲法制定により地下資源の所 ...

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パラグァイ=「マリト政権は2年も続かない」=カルテスの置き土産に苦労=気になる麻薬マフィアの暗躍=アスンション在住 坂本邦雄

パラグァイの新大統領マリオ・アブド・ベニテス氏《通称マリト》(Casa Rosada (Argentina Presidency of the Nation), via Wikimedia Commons)

 就任後、既に1カ月有余が経過した今日、アブド・ベニテス新政権は、始動したエンジンが未だ全開できないでいる様である。  その一因は、政権与党のコロラド内部で、カルテス派を抑えて今回政権の座に就いたマリトと、カルテスの間の幾多の摩擦の傷が癒されず、大同一致の行政体制が未だに築けずにいる事である。  ちなみに、カルテス前政権の過半末 ...

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