ニッケイ新聞 2012年12月8日付け 水野龍や上塚周平らが音頭を取り、791人もの移民らをブラジルに送った笠戸丸からの100年は多くの秘話もあり、多彩な歴史を物語る。上塚周平は瓢骨の俳号でサントス港に着岸したときに「ブラジルの初夜なる焚火祭かな」と詠み、これがブラシルに渡った日本人移民の初めての俳句とされ、その後—25万人に ...
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ブラジル文学に登場する日系人像を探る3=ギマランエス・ローザの「CIPANGO」=ノロエステ鉄道の日系人=中田みちよ=第2回
ニッケイ新聞 2012年10月26日付け 移民の多くはマット・グロッソがどこにあり、どんなところかも知らなかったのですが、まずイツー駅に集合して(農園を逃げ出した第一回移民が多い)二手に分かれました。 ①は鹿児島県人などと合流し、サントス港に集まった組で、鉄道建設会社が雇い入れた貨物船にのり、アルゼンチンのラプラタ河からパラ ...
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ニッケイ新聞 2012年6月20日付け 〃移民の祖〃水野龍は1950年5月にブラジルに戻って以来、サンパウロ市カシンギーに息子と共に住んでいた。三男・龍三郎さんによれば、水野は毎朝必ず7時に仏前に座り、2時間半も念仏を唱えていた。ブラジル移民事業に協力した恩人、笠戸丸などの移民、親類縁者ら何百人もの名前を諳んじ、51年8月14 ...
続きを読む »粛々と104年目の「移民の日」=文協大講堂法要に3百人=先人に感謝、強く発展誓う
ニッケイ新聞 2012年6月19日付け 日本移民104周年記念の「開拓先亡者追悼大法要」が、ブラジル仏教連合会とブラジル日本文化福祉協会の主催で18日午後、文協大講堂で挙行された。約300人が来場して一人ひとり焼香し、先人の御霊に追悼の意を捧げた。今年は、クリチーバから〃移民の祖〃水野龍氏の三男・水野龍三郎さん(81、二世)も ...
続きを読む »移民、日系史を次世代に=ポ語版百年史2冊目刊行=『戦前編』出版会23日に
ニッケイ新聞 2012年4月18日付け 百年史ポ語版の2冊目、戦前編『Sob o Signo do Sol Levante(邦題=日出の象徴の下で)』(1千部)の出版記念会が23日午後7時から、サンパウロ市の日本移民史料館9階(Rua Sao Joaquim,381)である。百周年記念協会と日伯文化社会統合協会のポ語版編纂委員 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2012年2月16日付け 全日空が世界に先駆けて開発したボーイング787。開発に参加した企業は、下請けを含めると世界で約9百社、「世界各国の航空会社から677機の受注を決めた航空機史上の大ヒット作」と同社も自負するほど。航空業界の流れに反する中型旅客機開発にボーイング社も渋ったようだが、最先端の技術を詰め込んだ最 ...
続きを読む »人文研=水野龍研究の経過を報告=元JICAボランティア 中村茂生氏が勉強会で
ニッケイ新聞 2012年2月16日付け サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)が定期的に開いている勉強会で31日、05年からJICA青年、シニアボランティアで計3年半、ブラジルに滞在した中村茂生さん(42、高知)が『水野龍の移民思想』をテーマに現在住む高知県で行っている研究の経過報告を行った。 中村氏は、水野家が生まれた ...
続きを読む »第7回=120年経て覚醒する子孫意識=初訪沖のNカレドニア勢
ニッケイ新聞 2011年12月6日付け 世界のウチナーンチュ大会の開会式会場には不思議な集団が座っていた。沖縄県系人というよりは、普通の白人の一群だ。 「誰だろう」と疑問を感じて声をかけると、初参加のニューカレドニア(以下NC)沖縄日系人会の一団45人だった。オーストラリア大陸の北東部からさらに1200キロほど東の太平洋に浮 ...
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ニッケイ新聞 2011年11月30日付け 移民にとってハワイとブラジルは意外と関係が深い。1868年の日本初の移民〃元年者〃の行き先がハワイであり、1898年に米国に合併されるまで同地は独立国だった。その11年前、1879年に明治政府が実施した「琉球処分」で琉球王朝は消滅し、沖縄県と名前を変えた。ハワイと沖縄は太平洋の近代化の ...
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ニッケイ新聞 2011年9月30日付け ブラジルは天国に一番近い土地なのか——28日、ラ米日本研究学会でブラジリア大学のロナン・アルベス・ペレイラ准教授による「見え隠れする日本の天国とそのブラジルへの影響」という興味深い発表を聞き、日本移民が当地に次々と「ユートピア」「聖地」を作ってきた歴史を思い浮かべた▼日本の新興宗教のPL ...
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