ニッケイ新聞 2008年1月18日付け ルーラ大統領は十六日、PMDB(ブラジル民主運動党)推薦のエジソン・ロボン上議を鉱動相へ任命することにした。同上議は二十一日、ガウタマ建設の汚職関与告発で辞任を余儀なくされたロンデウ前鉱動相の後任として就任する。同上議は、電力危機が懸念されるエネルギー関係諸官庁の人事権を与えられないまま ...
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政治は一寸先が闇=裏に隠された与野党の策略
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 暫定金融税(小切手税)延長案の表決に臨んだ上議八十一人は、二つの発表をどう受けとめたのだろうか。一つは、昨年九月現在で過去十二カ月の国内総生産(GDP)が昨年同期比五・二%増と発表されたこと。もう一つは、ルーラ政権に対する評価が良いと非常に良いを合わせ五一%に達したこと。これを聞いたとき ...
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ニッケイ新聞 2007年12月1日付け 霞ヶ関の汚職体質は、どうやら本物らしい。難関の試験に合格し任官の頃は「国家のために」の意識が高かったに違いないが、月日と共に権力の僕(しもべ)になってしまい、金権に執着し堕落する。勿論、官僚として国に尽し生涯を過ごした立派な人も多い。だが、近頃は、権力を笠にきた江戸時代の悪代官の如き木っ ...
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ニッケイ新聞 2007年11月09日付け サンパウロ市東部の地下鉄イタケーラ駅そばにショッピングセンターができ、初日(七日)の人出は七万人(エスタード紙)とも一五万人(アゴーラ紙)とも。ショッピングセンターの平日の人出は平均三万五〇〇〇前後と言うからすごい。二〇〇の店舗に映画上映場も八つ。駐車場は二三〇〇台が収容可能と言う。サ ...
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ニッケイ新聞 2007年11月01日付け お役人の悪辣さには、怒りを跳び超えまったくもって呆れるしかない。これは今に始まったことではなく、水戸の黄門さまが、助さんと格さんに命じ非道な代官を懲らしめる江戸の頃も同じなのである。それにしても、防衛省の守屋武昌前次官への業者による接待漬けには、世間もびっくり仰天し大騒ぎ。まさか―。キャ ...
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ニッケイ新聞 2007年10月31日付け あらゆるニュース番組が、二〇一四年のサッカーW杯のブラジル決定を祝う話で沸いている。一九五〇年のブラジルW杯では、決勝戦が行われたリオのマラカナン蹴球場でウルグアイに2対1で惜敗し、「国家的な屈辱」とのトラウマを残した。それをばねに、世界最多の五回優勝を重ねてきた歴史は有名だ▼サッカー ...
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ニッケイ新聞 2007年10月26日付け 松岡利勝農水大臣自殺に関して、日本では厳しい批判が絶えないようだが、実は、ブラジルでは次々に礼賛が出ている▼レナン・カリェイロス上院議長が数々の疑惑にも関わらず、策を弄して辞任せずに居座り続け、連邦議会審議を数カ月にわたって麻痺させたことへの反発が強く、当てこすり的に続々と「好例」とし ...
続きを読む »ブラジル人は変化を嫌う=今は新時代の過渡期=先進国並み高齢化と少子化=法律の前に国民は不平等
ニッケイ新聞 2007年10月17日付け 【エザーメ誌九〇三号】カルドーゾ前大統領は過去四〇年、ブラジル史を飾った重要人物の一人といえそうだ。活躍の舞台は社会学教授から始まり、政治家へ転身すると日の当る道を歩み、ブラジルに素晴らしい変革をもたらした。前大統領は、二〇〇七年が過去四〇年で最も恵まれた年であったが、さらに前進するた ...
続きを読む »航空整備公団で汚職=元総裁ら25人を告発=落札の手引きなどで便宜
ニッケイ新聞 2007年10月5日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】空港整備公団を舞台に二〇〇三年から二〇〇五年にかけて企業ぐるみの重役陣、従業員、関連企業による不正汚職がなされていたことが明るみに出て、航空スキャンダルを追求している国会特別委員会(CPI)が摘発し、当局に告発することになった。告発されるのは〇三年から ...
続きを読む »官僚主義改善はいまだ=ブラジルの癌官吏=複雑な制度は汚職の温床
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 【ヴェージャ誌二〇二五号】ブラジルは安定経済と記録的税収を実現した今、次の課題は官僚制度の改善であるとジョアン・G・カルネイロ氏(六六)が訴える。ブラジルは、いつまでも帝政以来の伝統を理由に旧態依然で留まってはならない。宗主国ポルトガルは、はるか以前に官僚制度をかなぐり捨てた。同氏は民間 ...
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