2007年5月18日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】空港整備公団(INFRAERO)は十六日、幹部三人を汚職の疑いで停職処分にしたと発表した。三人はグアルーリョス空港に勤務する、総裁補佐を含む高級管理職で、空港内広告費二六〇〇万レアルに絡む不正が発覚したもの。経営審議会で調査が行われるが、この期間停職処分となり有罪 ...
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チャベス大統領と決別を=エタノール大国として足元固め
2007年5月16日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ルーラ大統領がチリで展開したエタノール外交は、ベネズエラのチャベス大統領との間に明確に一線を隔すものとなった。南米の主導権で両国はつば迫り合いを演じていたが、国際舞台でブラジルはベネズエラに対し、ことを構える必要はないとエ紙が次のような論説を掲載した。 ベネズエラ ...
続きを読む »環境保護院を2分割へ=開発許可と生態系管理=PAC推進で大統領介入=役職獲得に熾烈な争い
2007年4月26日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】政府は二十四日、自然環境保護院(IBAMA)を開発許可部と生態系管理部に二分することを決定した。サルネイ政権以来の懸案であった水源対策も、都市開発と環境対策の二面で対処する局がそれぞれ設置される。シウヴァ環境相は二十五日、ルーラ大統領の要請に基づき環境省改革案を ...
続きを読む »高裁判事らに抗弁を命令=最高裁、15日以内に=主犯はメジーナ判事か=聖域なく蝕む汚職
2007年4月24日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】最高裁は二十二日、高等裁のメジーナ判事と判決を賭博業者に便宜を図る仲介をした関与者四人が十五日以内に抗弁をするよう命じた。同五人の他に司法特権を有する高等裁判事エルネスト・ドリアとジョゼ・E・アウヴィン、ジョゼ・S・レゲイラ、検察庁のジョアン・S・ペレイラ検事も ...
続きを読む »連警、賭博マフィアを摘発=リオ=容疑者25人逮捕=州高裁判事や弁護士関与か=押収書類は2トンにも
2007年4月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】連邦警察は十五日、ハリケーン作戦で押収した関係書類から、賭博マフィアのコネクションがスロットマシンなど広い範囲に浸透していることを突き止めた。リオデジャネイロ州の他に、これまで捜査の手が入ったことがないサンパウロ州や首都でも大規模に活動していることが判明した。容疑 ...
続きを読む »大統領再選廃止を話し合い=与野党、擦り寄る=任期5年、2010年以後=野党、ルーラ3選を懸念
2007年4月14日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十三日】政府与党と野党のブラジル民主社会党(PSDB)は十二日、大統領の再選を取り止め、任期を五年へ延長する修正案の起草について話し合った。セーラサンパウロ州知事を中心に推進する同案は、二十三日にジェンロ法相から連立与党の合同委員会へ提出される。政府執行部は原則として前向 ...
続きを読む »大統領と政権の評価上がる=支持率63・7%に=治安、雇用、医療など不評=土台のない砂上の楼閣か
2007年4月12日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】調査機関のCNT/Sensusは十日、第二次政権一〇〇日目を迎えたルーラ大統領が、数々の行政トラブルを起こしながらも国民から好評を得ていると発表した。航空管制トラブルや犯罪組織州都第一コマンド(PCC)の跋扈(ばっこ)などで混迷する中、国民の大統領評価が六三・七% ...
続きを読む »航空管制CPIは骨抜きに=委員を与党で固め=空軍高官の召喚など阻止=「藪は突つかない」方向
2007年4月6日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】航空管制CPI(議会調査委員会)に関する最高裁判断を考慮した政府は四日、CPIの議事進行を政府の方針内に治めることで意見が一致した。議長はCPIメンバーの多数を連立与党のブラジル民主運動党(PMDB)に委ね、上程者はヴァカレーザ下議(労働者党=PT)とすることで、自作 ...
続きを読む »コーロル元大統領政界復帰=最高裁で無罪と強気の態度
2007年4月6日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月二十二日】一九九二年に時の大統領で汚職の罪に問われてインピーチメント(罷免)されたコーロル元大統領がアラゴアス州選出の上院議員として政界にカムバックした。 コーロル上議は二十一日、ルーラ大統領の特別の招きで、懐かしのプラナルト宮に足を踏み入れ、アレンカール副大統領とも ...
続きを読む »伯が育んだ、歪んだ文明=犯罪対策の真剣な議論を
2007年4月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月一日】リオ・デ・ジャネイロ市で起きた幼児ジョアンちゃんの惨殺事件は、有識者や法律学者、社会学者、政治家など全国民に、ブラジルの病根を考える機会を与えた。これは極刑に処しても解決する問題ではない。 人権主義者の犯罪に対する法的見識や刑法の欠陥、行政機関の責任、国民の義務 ...
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