2007年3月14日付け 【ヴェージャ誌一九九三号】元財務相のデルフィン・ネット氏が、ベネズエラやボリビアで民族主義が台頭するのは、国家経済の当事者が選挙について無知だったから起きたことだと説明した。これは、同氏が下議選に落選して悟ったことだと供述。ルーラ大統領をベネズエラのチャベス大統領と比較するのは、お門違いだと指摘する。 ...
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コラム 樹海
2007年2月27日付け 中国は有人衛星「神舟」の発射やミサイルで宇宙衛星を破壊するなど注目度が高い。経済成長率も10%近いし日本からの輸出国としても米国に次ぎ二位。輸入先国では第一位と大国であるのは否定できない。何しろ13億という膨大な人口が物を言う。財界がこの巨大な市場に目を向けない筈はなく、世界の先進国は中国に向けて突っ ...
続きを読む »「黒い」憲法法務委員会=委員の2割が捜査・審理対象
2007年2月27日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】下院憲法・法務委員会(CCJ)の委員一一六人のうち二十一人が何らかの犯罪に関与し、警察の捜査対象または裁判所で審理の対象になっていることがエスタード紙の調査で明らかとなった。CCJは法案すべての予備審議を行う下院では最重要部署の一つで、倫理委員会の議員権はく奪決 ...
続きを読む »国会議員の有罪判決はなし=連邦最高裁、過去10年間に
2007年2月20日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】議員特権を有する国会議員は過去十年間、一人も連邦最高裁判所(STF)から有罪判決を受けていない。 一九九六年から二〇〇六年までの十年間に最高裁は政治家を対象とした刑事訴訟二十九件を扱ったが、十三件は時効成立により無効、十件は下級裁判所への審理差し戻し、六件は無罪 ...
続きを読む »PT内権力闘争の自粛を=ルーラ大統領が要請=ジェンロ、ジルセウ両氏に=組閣工作にも影響か
2007年2月10日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】サルバドール市で開かれた労働者党(PT)創立二十七周年を祝うの晩さん会でルーラ大統領は八日、始まった党内主流派間の争いに終止符を打つべく関係者に自粛を求めた。権力闘争の旗頭とされるジェンロ憲政相とジルセウ前官房長官に、大統領は火に油を注ぐような言動を慎むよう要請。し ...
続きを読む »議長候補3氏が舌戦=集中砲火浴びたキナリア下議
2007年1月31日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】下院議長選挙を二月一日に控えた二十九日午後、立候補者三氏がテレビ・カマラの討論会に出席し、舌戦を繰り広げた。 激しく攻撃を受けたのは、キナリア下議(労働者党=PT)で、野党ブラジル民主社会党(PSDB)のフルイチ下議は、裏金汚職で議 ...
続きを読む »「日本にとってブラジルは従来以上に重要な国」――鈴木孝憲氏、会議所で講演
2007年1月27日付け ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は、二十三日、鈴木孝憲デロイト・トウシュ・トーマツ・ブラジルの最高顧問を招いて、講演会「BRICsのBブラジル経済とビジネスの可能性を検証する―第二次ルーラ政権を展望して―」を開催した。 鈴木氏は、日本では十一年間連続してブラジル政治経済に関しての講演を行っている ...
続きを読む »判事2人含む9人逮捕=偽の仮処分使い公金横領
2007年1月13日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二日】連邦警察は十一日、偽の仮処分を下すことで公金などを横領していた容疑で、判事二人を含む九人をペルナンブッコ、パラーの両州で逮捕した。 連邦警察は両州検察局、ペルナンブッコ州裁判所、ブラジル弁護士会と共同で司法機関の汚職を捜査し、逮捕状 ...
続きを読む »組織犯罪には刑法改正必要=セーラ知事が訴え=刑罰と刑務所管理強化など=知能犯には重刑を
2007年1月11日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】南東伯治安会議が公式に発足した九日、セーラサンパウロ州知事は組織犯罪への対決には刑法の改正が必須であることを国会へ訴える意向であると同会議で言明した。また出席した四州知事と治安担当者は、昨年度予算で承認済みの治安対策交付金の即時支払いを要求する公文書を連名で、ルーラ ...
続きを読む »ブラジルを知るには?=統計よりスタイルに着目
2007年1月10日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二月二十一日】ブラジル学で造旨の深い作家のジルベルト・M・クジャウスキー氏は、ブラジルを知るために「ブラジルとはスタイルである」ということを前提にすべきだという。ブラジル型生活スタイルや物の言い方、社交術、芸術、宗教性、パーティ、労働方式、政治慣習がある。 ブラジルと ...
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