2007年1月5日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ブラジリアの国会で一日、大統領就任式が行われ、二期連続となるルーラ大統領が就任した。会場には民衆約一万人が詰めかけたものの、第一期目の二〇〇三年の十二万人の熱狂的な感激ぶりに遠く及ばず、寂しい就任式の様相を見せた。各界への招待状が一三〇〇枚発送されたにもかかわらず、参 ...
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「極めて困難な作業」=成果失わず、前進できるか
2007年1月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙ほか】四年に一度、大統領選挙の行われる節目の年だった二〇〇六年が幕を閉じた。新政権が発足する今年は、政界仕切り直し後の今後四年間を占う注目の年と言える。 新政権発足とはいえ、ブラジル丸の舵を取る船長は、再選を果たしたルーラ大統領に変わりはない ...
続きを読む »国道の路面は悪いまま=整備予算、支出増加と逆に=官製談合、水増し架空請求
2006年12月28日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ルーラ政権となった二〇〇三年以降、年々国道(BR線)の整備修理用に予算が増え、支出がかさんでいるにもかかわらず、一向に改良の兆しが見られない。国庫庁が報告書にとりまとめた。 それによると、〇三年からこれまでに投入された予算は総計で四九億レアルに上るものの、国 ...
続きを読む »下議7人を無罪放免=救急車汚職=証拠不十分と倫理審
2006年12月23日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十二日】国会会期末を迎えた二十一日、下院倫理審議会は救急車汚職に関与した疑いで議会調査委員会(CPI)に告発されていた議員のうち、七人を無罪放免とする決定を下した。 同審議会は汚職に関与したとして、ロッシ(進歩党=PP)、ジュリオ(ブラジル民主運動党=PMDB)、カ ...
続きを読む »伯は大国への道を歩む=ロックフェラー氏語る=インフラと教育に投資を=富豪は資本主義に必要
2006年12月20日付け 【ヴェージャ誌一九八四号】銀行家ダヴィ・ロックフェラー氏が、ブラジルへ注ぐ情熱をヴェージャ誌記者に語った。同氏は現在九十一歳、スタンダード・オイルを興した富豪ジョン・ロックフェラーの孫に当たる。同氏が経営するチェース・マンハッタン銀行は、ブラジルが抱える債務の筆頭債権者でもある。ブラジル政府が借金で ...
続きを読む »大統領に歴代最高の評価=次期政権も59%が期待
2006年12月19日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十七日】第二次ルーラ政権発足を直前にしたダッタフォーリャの調査で、ルーラ大統領が歴代最高の評価を得た大統領になった。 調査は十二月十三日に二十三州と連邦直轄区の一一一都市で二一七八人を対象に実施された。誤差は上下二%。 どの政権が最も良い政権かとの質問に対し、ルーラ ...
続きを読む »東西南北
2006年12月16日付け 救急車納入をめぐる汚職を調査していた蛭CPI(議会調査委員会)は十四日、満場一致で最終報告書を承認し、調査活動を終了した。救急車汚職では元保健相四人の関与を否定。関与を認めたのは連邦下議に当選したシリロ氏など三人だけだった。ヴェドイン文書購入事件では、疑惑の労働者党(PT)党員六人は告発されず、購入 ...
続きを読む »大山鳴動してネズミ一匹=救急車CPI=最終報告を発表=疑惑議員は全員未告発=ヴェドイン文書買収費も
2006年12月12日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】救急車汚職を調査する蛭CPI(議会調査委員会)は八日、六カ月にわたり救急車マフィアとの関与疑惑を調査したが、大山鳴動してネズミ一匹という最終報告書の発表に至った。上下両院の倫理委員会は、上下議七十一人の関与を審議したにもかかわらず全員未告発となり、ヴェドイン文書 ...
続きを読む »コラム 樹海
2006年12月2日付け このところ地方自治体の腐敗と汚職が続く。福島県の佐藤前知事は、県の工事に際し業者に便宜を与え、和歌山県の木村知事も官製談合の疑いで逮捕されている。こうした不正に対し県民から不信の声が巻起こっているが、どうやらこの悪習は古いものらしく、根治は簡単ではないようだ。この2県に続き宮崎県出納長・江藤隆も「談合 ...
続きを読む »全国市長白書を発表=PT躍進、7割が新顔
2006年12月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】ブラジル地理統計院(IBGE)は二十四日、二〇〇五年一月に就任した全国五五六四市の市長の党派別白書を発表した。 それによると、〇四年の選挙で選出されて就任した市長のうち、再選続投は一五九一市で二八・六%にとどまり、残り七一・四%の三九七三市は新顔の登場となった ...
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