2005年8月5日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】労働者党(PT)不正資金スキャンダルは、次々と新事実が明るみに出て政財界に波紋が広がっている。今度はマノエル・セヴェリノ造幣局長官が不正資金を受領したことを認めて辞任した。 同長官は、PTの資金調達者であるヴァレーリオ氏が資金を提供した複数の政財界要人として名指し ...
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Sアンドレ市長殺害=PTの弁護で新事実=ヴァ氏が費用負担=元検事総長も抱き込んで=何でもありの舞台裏浮き彫りに
2005年8月4日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】黒い霧に包まれていたセウソ・ダニエル・サントアンドレ元市長殺害事件で、SMPB広告社のヴァスコンセロス財務取締役の報告書から新事実が二日、明るみに出た。同報告書では、同市政の中に構築された汚職システムを通じて捻出した資金が労働者党(PT)へ献金されたのではと、当時の ...
続きを読む »財務相「経済はまだ脆弱」=米財務長官は逆に賞賛
2005年8月4日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】パロッシ財務相は二日、リオデジャネイロ市で開催され、スノー米財務長官も出席した会合で、ブラジル経済は脆弱な点を抱えているとルーラ大統領が先週述べた発言内容と同様の見解を示した。 「大統領の発言は正しい。しかし、私はこの世界で経済に脆弱な点が全くない国を知らないこと ...
続きを読む »90年前と変わらぬ政治腐敗=イタリアにならい徹底追及を
2005年8月3日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七月二十七日】ルイ・バルボーザは一九一四年、無気力と不謹慎、不正が国に満ち、権力がよこしまな者たちの手に握られ、この時代に生を受けたことを恥じると上院で演説を行った。当時も、今日のような政治的ドン底状態であったらしいとアマラル元シティバンク頭取がいう。 これは九十年前の ...
続きを読む »「我が政権に汚職なし」=大統領、自身の潔白も主張
2005年8月3日(水) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二日】一日午後に大統領府で開催された年金・恩給組合員の集会でルーラ大統領は、「ソアレス前財務担当が党を葬った。返済の当てもなく党の名前で六五〇〇万レアルに上る借金をこしらえた」と述べた。 また、裏金の告発については、「自分は裏金のことは知ら ...
続きを読む »播いた種刈るのは国民=シティB元頭取=いい気な大統領=鼻の下の汚職を知らぬと=汚職知らぬなら余程マヌケ
2005年8月3日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七月二十五日】ルーラ大統領は政治危機を評して、ブラジルはそれほど悪い国ではないという。アマラル・シティ・バンク元頭取は大統領発言に反発し、選挙民五千二百万人が選んだルーラ大統領と労働者党(PT)の水準位にブラジルは悪い国と述べた。古い格言では、国民の文化レベルで政権を選び ...
続きを読む »12人の議員権はく奪へ=ジェフェルソン下議筆頭に=選挙出馬で辞職するか注目
2005年8月2日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】郵便局汚職と議員の収賄を調査している議会調査委員会(CPI)と下院倫理委員会は、これまでの証拠物件や喚問での証言から、十二人の下院議員を有罪と断定、議員権はく奪を関係機関に上申することにした。 これら議員は党首や国対委員長などの有力者で占められ、中でも疑惑の告 ...
続きを読む »東西南北
2005年7月30日(土) カノーアス市では演説後に拍手喝采を受けたルーラ大統領だったが、滞在したポルトアレグレ市のホテル正面玄関前では二十八日朝、左翼政党党員や学生など約五十人が卵を投げつけて汚職に対する抗議行動を展開、軍警と衝突し四人が逮捕された。大統領は建物横から車で出て騒ぎは見なかった。またリオデジャネイロ市でも同日、 ...
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2005年7月29日(金) 原油価格の高騰で、ペトロブラス石油公団の現在のガソリン国内価格では三〇%の損失になると石油庁(ANP)が明らかにした。ディーゼル油は二〇%の損失という。共産党出身のリーマ燃料価格基準局長によると、国民の政府を標榜する建前上、ガソリンの値上げに政府が神経を使っているという。ペトロブラスの価格政策で、燃 ...
続きを読む »大統領の不安高まる=金融市場の反応発端に=相次ぐ悪報に事態の深刻さ認識
2005年7月28日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ルーラ大統領はプラナルト宮殿で二十六日、政局混乱が経済に及ぼす悪影響を深刻にとらえ、現状分析と将来の見通しを模索するなど、終日重苦しい雰囲気の中で過ごした。これまで経済成長に強気の発言を繰り返し、また労働者党(PT)スキャンダルには一歩距離を置き、冷めた見解を ...
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