7月14日(木) 郵便局汚職CPIで召喚された広告社SMPBの元女性秘書カリーナ・ソマジオさんが、二〇〇六年の下議選へPSDBから立候補すると述べた。裏金配布の舞台で実際に現金を仕分けした経緯をCPIで包み隠さず暴露し、身の危険を賭した度胸が買われ、ベロ・オリゾンテ市で英雄のように迎えられた。話題の人となったことに手ごたえを感 ...
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コラム 樹海
先日、ブラジリア事情に詳しい人の話を聞く機会があった。世間の耳目を集める郵便局汚職〃メンサロン〃が今後の政局にどう影響を与えていくかだ。最近のグローボ局のニュースや新聞を見るにつけ、九二年のコーロル大統領弾劾時の政局を思い出す▼実際、今回のスキャンダルはあの時に次ぐ規模とインパクトだと件の専門家は言う。では、今回も弾劾まで行く ...
続きを読む »大統領の支持率上昇=政治危機とは裏腹に=貧困層の間で人気高く
7月14日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】与党労働者党(PT)を取巻くスキャンダルが続出、政局が危機に陥っているにもかかわらず、ルーラ大統領の支持率が上昇したという意外な世論調査結果が発表された。全国運輸連合(CNT)の委託を受けたSENSUSが今月五日から七日にかけ、百九十五都市で二千人の選挙民を対象に調査した ...
続きを読む »中銀独立の法制化急げ=任務一任の内部協定では不安
7月13日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月十四日】郵便局汚職を見ていると、政治とは悪魔に魂を売った男たちの宴会場のようだ。このような男たちに中央銀行の独立権限が、委ねられていると思うと背筋が冷たくなる。ブラジルは、自滅の道を走っているのだろうか。 中銀がその機能を果たすためには、独立権限が必要なことは世界共通である ...
続きを読む »輝けるPTは何処へ?=極貧層忘れ、私腹肥やしに明け暮れ
7月13日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月二十三日】作家のジウベルト・M・クジャウスキー氏は、PTは鶏肉とポレンタをキャビアとシャンペンに取り替えたと批判した。権力と腐敗の同居は誰もが認めるところだが、腐敗の前に魅惑がある。 権力は人間世界で最も魅力がある。権力に賭ける者には、全てのものを引き付ける磁石を手に入れた ...
続きを読む »PT新執行部体制が始動=党首交代に伴い=政治危機対策部を設置=党による省庁の監視体制強化
7月12日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】労働者党(PT)は十日、ジェノイーノ前党首からタルソ・ジェンロ新党首交代に伴う党執行部会議を開いた。同会議では、閣僚は政策実施の際に党執行部の了承を取り付けるなどの新方針が決定された。閣僚の活動は制限しないが、党が支援できるか否かの説明を求め、従来からの閣僚への一任や独走 ...
続きを読む »大統領は任期まっとうを=与野党の一部で再選禁止検討
7月9日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙八日】汚職告発による政治危機が深刻化する中、政府と野党の一部は大統領、知事、市長すべての再選禁止の可能性について検討を急いでいる。禁止になれば、ルーラ大統領は〇六年選挙を戦う必要がなくなるからだ。政府と労働者党(PT)からは、バストス法相と元PSDB党員のセイシャス下議が、野党から ...
続きを読む »東西南北
7月9日(土) ブラジル地理統計院(IBGE)は七日、四月に落ち込んだ工業生産が五月に前月比一・三%増と持ち直していることを発表した。昨年同月比では五・五%の増加。原因は融資再開で、消費者ローンと輸出が活気を帯び始めたためとされる。他にエタノール生産の七・六%増や鉄鉱石増産、原油の生産増加、雇用増進、インフレの沈静化が手伝った ...
続きを読む »伯銀副頭取2人を免職=PTへの融資に便宜=保証人立てず倫理上問題=天下り幹部は閑職へ
7月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】ブラジル銀行は六日、労働者党(PT)への二〇六〇万レアルの融資で便宜を図り、保証人も立てなかったとする告発を受けたことで、ルイス・F・アブレウ財務担当とエジソン・モンテイロ個人融資担当の副頭取二人を免職処分にした。上下両院の野党議員は直ちに、公立銀行と与党との癒着関係を調査す ...
続きを読む »ヴァ氏がCPIで証言=肝心な点については黙秘=銀行間ロビイストの顔見せる
7月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】郵便局を舞台とした汚職事件を調べる議会調査委員会(CPI)は六日、ミナス・ジェライス州の広告代理店経営のマルコス・ヴァレーリオ氏を喚問し、尋問を行った。尋問には強制権がなく、不利なことには返答する義務がないことから、同氏の証言は労働者党(PT)との人脈と経営する会社の説明に終 ...
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