11月18日(火) 【エポカ誌】サンバとサッカーに秀でた心の温かい人たち―。こうしたブラジル人のイメージは銃弾で粉々になる。暗い顔で銃を手にした若者―これがブラジル人の現実のイメージだ。世界保健機構によると、ブラジルは殺人事件の総数で世界第一位、十万人当たりの発生率でコロンビアとエルサルバドルに次いで世界第三位を占め、毎年四万 ...
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マットス元連邦判事 陰で犯罪組織支配=「判決」を取引する=検事総長次席、連警も関与=「アナコンダ作戦」解明進む
11月15日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】検察庁と連邦警察は十三日、拘束中のジョアン・R・マットス元連邦判事は犯罪組織の陰の共営者的存在であった可能性があると発表した。「アナコンダ作戦」の押収書類から判決を取引対象とした組織の中心的拠点は、サンパウロ市イタイン区にあるパッサレリ法律事務所とみられている。検察庁は ...
続きを読む »連邦判事が連警監察官脅迫=証拠のテープ要求=権力乱用の罪で3人告発
11月5日(水) 【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙四日】エスピリト・サント州連邦道路警察のウェンデル・B・マットス監察官(三〇)は、サンパウロ州第七刑事裁のアリ・マズルーム連邦判事から脅迫されたと証言している。マズルーム判事は、三十日に展開された〃アナコンダ作戦〃で、組織犯罪、脅迫罪、権力 ...
続きを読む »国際競争力で54位=官僚制度、経済環境で減点
10月31日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】世界の大手企業で組織する世界経済フォーラム(WEF)は二十九日、国際競争力(対象百二カ国)を分析した二〇〇三年版報告書を発表した。それによるとブラジルは二〇〇二年の四十五位から五十四位と、九位も下げた。 上位四カ国は昨年と変わらずフィンランド、米国、スエーデン、デンマ ...
続きを読む »軽犯罪者釈放から着手=法相、司法改革に意欲
10月30日(木) 【エポカ誌】マルシオ・T・バストス法相は、ことのほか大臣職が気に入ったようだ。二十年来の念願であった司法制度改革の旗手となったからだ。まず軽犯罪で拘留されている拘束者を、早期釈放することが目下の課題。そのために治安が悪化するとのそしりを受けても、覚悟の上だという。 次は法相との一問一答。 【治安対策の改善 ...
続きを読む »〃殺し屋〃企業を捜査=軍警経営の実態明らかに ペルナンブーコ
10月30日(木) 【イスト・エイ誌】国連人権委員会の査察で、軍警が捜査協力者を処刑したことが注目されている。まず当局による捜査の網にかかったのが、レシッフェ署勤務のエドゥアルド・J・サントス軍警が経営する警備会社で、ジャボアトン・デ・グアララッペス市に事務所を構えていた。表向きはセキュリティ企業だが、専ら地元有力者の注文に応 ...
続きを読む »東西南北
10月17日(金) サンパウロ州都市圏鉄道公社(CPTM)のB・C線の職員約六千人が十七日朝から、スト入りするかどうかを決める集会を開くと、十六日付エスタード紙が報道。従業員らは給料調整一八%増を要求している。 ◎ サンパウロ市バス運転手労働組合組合員の殺害や汚職などの容疑で仮逮捕されていた組合長のエジヴァウド・サ ...
続きを読む »ミナスの凶悪犯罪増加=3万から8万件に=未成年犯罪の急増懸念
10月16日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】ミナス・ジェライス州軍警の報告書によると、一九九七年から二〇〇二年までに、同州で記録された凶悪犯罪件数が一四三%増加した。九七年には三万三千七百七十一件だったが、〇二年には八万二千百十六件に増えている。 凶悪犯罪とされるのは、殺人、誘拐、監禁、強盗、強盗殺人、婦女暴行な ...
続きを読む »コラム 樹海
お隣の国のことをとやかく言うつもりはないけれども、韓国政界の汚職と不正疑惑はかなりに深刻なようだ。全斗煥氏や盧泰愚氏に始まり金大中氏も、ノーベル平和賞を受賞した南北首脳会談の開催に際して北朝鮮へ多額の資金を贈ったの疑いが発生し大きな政治問題になった。全氏も盧氏も職業軍人のエリートなのに金銭感覚が、庶民や普通の人々とは異なるらし ...
続きを読む »富裕層に還流する税金=年金、教育分野で顕著=社会支援の構造に問題
10月7日(火) 【ヴェージャ誌】政府は「家族支援金」という新たな社会支援策をはじめ、多くの税金を社会分野に投入していると言われる。しかし、このほど財務省が社会費用の配分を分析した結果、そうした社会支援の構造自体に深刻な問題があることが浮かび上がった。 政府は新しい社会政策―「家族支援金」を計画した。この計画は貧困家庭の食糧 ...
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