テメル政権の進める、労働法と社会保障制度の改革に反対する勢力が、28日に全国規模のストを計画していると、26日付現地紙・サイトが報じた。 ストを呼びかけているのは、中央統一労組(CUT)、ブラジル中央労働者組合(CTB)、インテルシンジカル、中央人民労組(CSP)、一般労働者組合(UGT)、フォルサ・シンジカル、ノヴァ・セン ...
続きを読む »汚職 関連記事
《ブラジル》「ジウマの政策失敗のつけは、LJ作戦のそれより大きい」
23日付エスタード紙の経済面トップは《ラヴァ・ジャット(LJ)作戦で疑惑を指摘された企業は、この3年で60万人弱を解雇》と報じた。最多解雇をしたのはペトロブラスで、13年12月に44万6千人いた社員が昨年末には18万6千人と、約26万人減、マイナス58%になった―との記事だ▼考えさせられたのは、その後のエコノミスト、エドゥアル ...
続きを読む »《ブラジル》汚職文化は政治家だけか?
改心した悪党が真情を吐露した言葉には、妙な説得力がある――。オデブレヒト社(以下O社)のエミリオ前社長が怒涛の暴露をする司法取引証言の映像を見ながら、メンサロンを最初に内部告発したPTB党首ロベルト・ジェフェルソン氏に近いものを感じた
続きを読む »ラヴァ・ジャットの賄賂が正しく使われていたら…
最高裁のファキン判事がラヴァ・ジャット作戦(LJ)関連で、オデブレヒト社の報奨付供述に基づく捜査開始許可を出して以来、庶民が首を傾げる機会が一段と増えた▼06~14年にオ社が払った賄賂は33億ドル(160億レアル)とされ、この金額で、保育所を建てれば5241カ所(86万7360人超の子供に対応可能)、救急診療所(UPA)なら5 ...
続きを読む »受賞者に共通する『公』の精神
「受賞できたのは、先輩方のお陰。今後は世の為に尽くしたい」―。受賞者が口々に語ったのは、受けた恩を次世代に還元したいという恩送りと『公』の精神だった。 陸上部門で受賞した安永祐動さんは「恩を受けて終わりではいけない」との思いで、日系幼年陸上協会の設立に尽力した。だが「家庭が一番の基盤。自分の家からしっかりとしていなかければな ...
続きを読む »特別寄稿=ブラジル政界に大激震!=容疑者リストに大物ずらり=ラヴァ・ジャットでピカピカに?=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
カーニバルの空騒ぎも済んで、さあ、これでまともな市民生活が始まるかと思っていたら、先週末ブラジル政界の主要幹部を網羅する汚職容疑者のリストが公開されて、政界に激震が走りました。 この震源となったリストと云うのは、ブラジル土建業(ゼネコン)最大手オデブレヒト(ORDEBRECHT)社から、公共工事の受注がらみで巨額の賄賂を受け ...
続きを読む »東西南北
オデブレヒトのデラソンによる、大物政治家たちがラヴァ・ジャットに関与していたとの報道が続々と流れて世間をにぎわせる中、元下院議長で現在逮捕中のエドゥアルド・クーニャ被告や元財相、官房長官のアントニオ・パロッシ被告もデラソンに応じる構えを見せている。クーニャ氏は既に、「テメル大統領がオデブレヒトとの会合を手配した」などと言う手紙 ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャット作戦=オデブレヒト社絡みの捜査対象の約半数で贈収賄=選挙での裏献金のみならず=主な事業契約の疑惑の人物は?=PSDB党首のアエシオ・ネーヴェス上院議員は2件で問題に
最高裁の管轄で行われるラヴァ・ジャット作戦関係の捜査76件(対象は98人)の内、40件は、選挙時の裏献金と共に、政治家の側から賄賂を求めてきた贈収賄に絡むものであったと、14、17日付エスタード紙が報じている。 17日付エスタード紙によると、昨年12月に行われたオデブレヒト社関係者78人の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ) ...
続きを読む »《ブラジル》年金改革=復活祭休暇返上で詰めの会合=「政府の仕事は進める」決意=改革案で大きな譲歩か?
【既報関連】ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は16日、閣僚や与党議員と社会保障制度改革案(特に年金改革法案)に関して種々の検討を行ったと16、17日付現地紙、サイトが報じた。 同日招集されたのは、エンリケ・メイレレス財相、アントニオ・インバッサイ大統領府総務室長官、モレイラ・フランコ同事務局長官、マルセロ・カエ ...
続きを読む »大陸の真ん中にあるブラジリアを襲う「大津波」
ついに「大津波」がブラジリアを襲った――。4月11日午後4時、エスタード紙サイトに、オデブレヒト社幹部の司法取引証言に基づく連邦検察庁のジャノー長官からの捜査要請に対し、ファッキン最高裁判事が約百人分の捜査開始の許可を出したリストがすっぱ抜かれた。「ファッキンのリスト(A lista de Fachin、以下Fリスト)」だ
続きを読む »