ブラジル政府の進める、ブラジル国内4空港の民営化に向けた入札が16日に行われると、12、13日の現地紙・サイトが報じている。 これはテメル政権発足後、初めての空港経営権入札で、前のルーラ・ジウマ政権期とは状況が異なる。というのは、多くの建設会社がブラジル史上最大の汚職捜査「ラヴァ・ジャット作戦」の捜査対象となり、入札に参加で ...
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《ブラジル》サンパウロ州版ラヴァ・ジャット作戦始まるか
サンパウロ州に大激震が走りそうだ。ジョゼ・セーラ元州知事が2月22日に外務大臣を突然辞任した理由は、公式には「健康上の問題」。辞任会見の映像を見ると、確かに目が虚ろになって心なしかフラフラしているように見えた。だが、エスタード紙5日付にとんでもない大疑惑が報道されたのを見て、「本当の理由はこれだったのか?」との憶測が頭をよぎっ ...
続きを読む »《ブラジル》傘で正義の自己主張=全国の市検察官たちが連邦議事堂前で
南半球のため、ブラジルは現在が夏。常夏のイメージを抱いている方も少なくないだろうが、実際問題、この季節はよく雨が降る。午前中は30度を越える蒸し暑さだったのに、午後になると途端に大雨、などということも珍しくないが、そんな季節に、ブラジリアの連邦議事堂前に集まり、傘を持ってメッセージを発した団体がいる。 それが全国市検察官連盟 ...
続きを読む »《ブラジル上院》ジュカーのリーダー就任で検察に懸念=捜査情報の開示を画策=選択的漏洩、証拠隠滅に有利か=疑惑の主要政治家も後押し
上院の新しい政府リーダーにロメロ・ジュカー上議(民主運動党・PMDB)が選ばれ、上院でラヴァ・ジャット作戦(LJ)を牽制する動きが強まることへの懸念が広がっていると5、6日付現地紙が報じている。 上院の政府リーダーはアロイージオ・ヌーネス上議(民主社会党・PSDB)が務めていたが、同氏が新外相に選ばれたため、PMDB党首も務 ...
続きを読む »潮の変わり目に何をすべきか=商議所・部会長シンポ=(上)=第3四半期から回復の予想も
「昨年は激動の年で、前回シンポでは経済はどん底で耐え忍ぶ状態だった。だがテメル政権による経済政策が奏功し、インフレ沈静化など経済指標に明るい兆しが見えてきた。この潮の変わり目に何をすべきか。いま出来る課題をしっかりと認識しましょう」―2月23日午後、サンパウロ市内ホテルで開催されたブラジル日本商工会議所の総務・企画委員会が共催 ...
続きを読む »《ブラジル》「ジウマとテメルに贈賄」=Mオデブレヒト被告が選挙高裁公判で供述=1億5千レの8割は裏金とも=交渉役はサンタナやマンテガ
ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で19年4カ月の実刑判決を受けている建設最大手オデブレヒト元社長のマルセロ・オデブレヒト被告が1日、選挙高等裁判所(TSE)で行った、2014年の大統領選の際、ジウマ氏(正)とテメル氏(副)のシャッパに1億5千万レアル払ったが、その80%(1億2千万レアル)は裏金だったとの供述内容がマスコミに漏洩し ...
続きを読む »冴えわたる政治ピアーダ=汚職を笑い飛ばす庶民の知恵=20年前のが今でも十分通じる?!=(社)ラテンアメリカ協会常務理事 桜井 敏浩
この文章は20年も前に書かれたものだが、読めば読むほど、ラヴァ・ジャット作戦で大揺れに揺れる今のブラジルでも十分に通用する抱腹絶倒モノのピアーダ集だ。著者の許可のもと、ここに転載する。(編集部) 米国人にとっては、ユーモアのセンスの良し悪しが大事な個人の魅力の一要素であり、大統領が厳しい質問をジョークでかわせることが、能力の ...
続きを読む »《ブラジル》テメル大統領がセラーリオ下院議員を法務相に指名=「LJ作戦を支援」と新法相=職務の線引き曖昧の指摘も
ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は23日、オズマール・セラーリオ下議(PMDB)を新しい法務大臣に指名したと24日付現地各紙が報じた。 セラーリオ氏は、現在休職中のアレシャンドレ・デ・モラエス法相に代わり、法相の座を引き継ぐ。モラエス氏は、1月19日に飛行機事故で亡くなったテオリ・ザヴァスキ最高裁判事の後任に指 ...
続きを読む »《ブラジル》連邦警察がマラファイア牧師を告訴=鉱山系公金の収賄疑惑で
ブラジル国内の福音派の宗教家の大物として知られる、アッセンブリー・オブ・ゴッド教団「キリストにある神の勝利教会」のシラス・マラファイア牧師が、昨年12月に連邦警察から資金洗浄の容疑で告訴されていたと23日付イストエ誌が暴露した。24日付G1サイトなどが報じている。 マラファイア氏が、パラー州など11州で起きた、複数の市の市役 ...
続きを読む »ブラジル南部=パラナ州都クリチーバ市=観光業者が汚職捜査の舞台を巡るツアーを開始=裁判所、検察、刑務所までも=1人1万3500円也
ブラジル政財界にはびこる汚職捜査ラヴァ・ジャット(LJ)作戦にちなんだ観光ツアーが、同作戦を担当するパラナ州地裁のあるクリチーバで始まった。 観光客は、クリチーバ市内の連邦検察庁同州支部、連邦裁判所、連邦警察署から、エドゥアルド・クーニャ元下院議長やジョゼ・ジウセウ元官房長官など、大物被告が拘束されている医療刑務所などを巡る ...
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