ブラジルテメル政権発足当初よりの最重要課題である、国庫歳出に20年間に渡って上限を定める憲法改正案(上限法)の上院審議が13日午前10時に始まった。 上下両院で、2回ずつの承認が必要な上限法は、これまで下院で2回、上院で1回承認されており、最後の上院可決を待つばかりだった。 野党側は採決延期を求める動議を提出するなど抵抗を ...
続きを読む »汚職 関連記事
LJ=オデブレヒトのデラソン流出=テメルが1千万レ賄賂要求?=PMDBの主要閣僚続々と=議会もMPで贈収賄工作
10日付発売のヴェージャ紙によると、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)におけるオデブレヒトの役員ら77人の報奨付供述(デラソン)の内容がリークされ、ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)をはじめとした現政権の主要官僚が収賄を行っていた疑惑を暴露されたほか、大物政治家の名前が続々とあがり、ブラジルを激震させている。10、11日 ...
続きを読む »リオ五輪=現職リオ市長に資産凍結命令=五輪用のゴルフ場建設関連汚職の疑い
リオ市長のエドゥアルド・パエス氏(民主運動党・PMDB)の資産が9日、リオ司法当局により凍結されたと、10日付現地紙サイトが報じている。 リオ州検察は、同市長とフィオーリ不動産開発社(FEI)に対し、リオ五輪の会場であるゴルフ場建設に関連して、不正行政と公庫への損害を理由として、民事訴訟を起こしていた。 パエス市長は201 ...
続きを読む »アウキミン=サンパウロ州知事選で不正献金か?=オデブレヒトのデラソンで=側近介して現金受取とも=過去の州内事業でも疑惑
ラヴァ・ジャット作戦での主要汚職企業のひとつ、建設大手のオデブレヒト社が会社単位で行った報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)で、同社がジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)に2010年と14年に不正献金を行っていたと証言していたことがわかった。9日付フォーリャ紙が報じている。 アウキミン氏に関する証 ...
続きを読む »東西南北
本日付本紙でも報じたように、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事にオデブレヒトとの汚職疑惑が浮上した。これまではそうした噂が比較的少なく、10月のサンパウロ市市長選ではジョアン・ドリア氏の後ろ盾となって圧勝させたことで、「18年の民主社会党(PSDB)の大統領選有力候補」との声が大きくなり始めた矢先だった。政権を追われた労 ...
続きを読む »汚職防止法案=太田下議「後悔している、許して」=賛成投じた議員に非難集中=西森下議「汚職撲滅せねば」
200万人以上の国民の署名を集めて提出されたはずの汚職防止法案が11月30日未明、連邦下院で多数の修正が加えられて別物に変えられ、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦を妨害するような条項が加えられて承認された。それに対する国民の怒りが噴出し、25州と連邦直轄区の計245市で4日に大規模な街頭デモが行われた。本紙ポ語版ジョルナル・ニッパ ...
続きを読む »レナン=最高裁判断で議長は継続=連邦政府との談合実る=PECと残り任期がカギに=残る司法府への信用問題
連邦最高裁で7日、レナン・カリェイロス上院議長(民主運動党・PMDB)の停職処分を巡る判事投票が行われ、6対3でマルコ・アウレーリオ・メロ判事の暫定令が覆り、レナン議長が同職に留まることになった。だが、この判決は最高裁と連邦政府の談合で政治的判断が加わったものとの見方が広がり、司法の信用問題に波紋を投げかけそうだ。8日付現地紙 ...
続きを読む »東西南北
7日の判事投票でレナン上院議長の停職を解いたことで、最高裁が厳しい評価を受けている。マスコミの報道は厳しく、ネット上の国民の声も「司法が政府に屈した」という意見が目立つ。政府や判事たちからすれば「国にとっての重要な法案がある」「任期はあと少ししかないのだから」で済まされる問題かもしれないが、そこまでは考慮してくれない国民からす ...
続きを読む »最高裁、おまえもか?
気になる妙な動きが二つ、立て続けに起きた。4日のパウリスタ大通りのデモに関して軍警が発表した参加者人数と、7日の最高裁大法廷〝玉虫色〟判決だ▼パウリスタ大通りのデモ参加者数を軍警が「1万5千人」と過少発表したのは実に腑に落ちなかった。今年8月までは、実際に現場を見た感じでは、逆に多めに発表していたからだ。何が変わったかと云えば ...
続きを読む »東西南北
大サンパウロ市圏オザスコが現在、汚職スキャンダルで揺れている。市議会で、架空の職員を雇っているように見せかけ、2100万レアルを横流ししていた疑いが表面化し、これに21人いる市議のうち、13人が関与したと見られている。7日現在までにそのうちの10人が逮捕されているが、残り3人の中には、10月の選挙で当選し、1月から市長になるこ ...
続きを読む »