出勤途中、すれ違った男性の背広の裾の長さが違うのを見て、ボタンの掛け違えだと気づいた。急いでいたので通り過ぎたが、今のブラジルもボタンの掛け違えが多いとふと思った▼最近の弊紙2面は予想外の事故や事件に振り回され、何もなければトップやカタと呼ばれる大きな記事になるのに、小さめの記事になったり載せられなかったりする例が多い。しかも ...
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最高裁判事=レナン氏に議長停職暫定令=代わりにPT議員が就任か=どうなる歳出上限法案=司法からのしっぺ返し?
5日夜、レナン・カリェイロス上院議長(民主運動党・PMDB)が、最高裁のマルコ・アウレーリオ・メロ判事から議長職の停職暫定令を単独判断で受けたことから、政界に激震が走った。ラヴァ・ジャット作戦の代表的な疑惑の政治家であるレナン氏はここ最近、司法界との対立を見せていた。また、同議長の停職は、ミシェル・テメル大統領(PMDB)の連 ...
続きを読む »■ひとマチ点描■政治家よ「街頭の声」を聞け!
4日にパウリスタ大通りで行なわれたマニフェスタソンには、各地から参加者が集まっていた。その一人で、わざわざソロカバから家族で駆け付けた齋藤利治さん(75、二世)は、なんと写真のようなプラカードまで作って道行く人々にアピールしていた。 そこに書かれているのは「私たちの子や孫たちの未来ために、汚職をいい加減に辞めろ! ブラジルの ...
続きを読む »245市でLJ作戦支持のデモ=人数少なめも全国規模で=レナン議長らがやり玉に=議会の強硬姿勢に強く反発
4日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)支持と、汚職防止法案を骨抜きにした議会への抗議を呼びかけるデモが全国245都市で行われ、レナン・カリェイロス上院議長(民主運動党・PMDB)を中心とする政治家や議会への怒りを国民が爆発させた。5日付伯字紙が報じている。 デモの規模は、最も人の集まるサンパウロ市パウリスタ大通りでも軍警発表で1 ...
続きを読む »シャペコエンセ=スタジアムで合同葬開催=大統領、FIFA会長も出席=大雨の中、市民が別れ惜しむ
11月末コロンビア、メデリン近郊で起きた搭乗機墜落事故で死亡した、サッカーチーム、シャペコエンセの選手たちの遺体が今月の3日、サンタカタリーナ州シャペコー市に搬送され、ホームスタジアム、アレーナ・コンダーで追悼式典が行われたと、4、5日付現地紙・サイトが報じた。 この事故では、選手19人、監督1人、チーム関係者24人、報道関 ...
続きを読む »抗議デモ=日系人も「汚職けしからん!」=パウリスタ大通り20万人声あげる=子や孫のため国良くすべき
汚職政治への鬱憤を爆発させた約20万人(ブラジル自由運動=MBL発表、軍警発表では1万5千人)の市民が4日、サンパウロ市パウリスタ大通りに参集し、抗議の声を上げた。シャペコエンセ搭乗機墜落事故で国中が悲嘆にくれるなか、連邦議会で先月30日の真夜中に採決された「汚職防止法案」。ラヴァ・ジャット作戦(以下、LJ作戦)を支援する市民 ...
続きを読む »特別写真グラフ=〝汚職擁護法案〟下院承認に抗議=市民の怒り爆発、久々の大型デモ=パウリスタ大通り埋める群集
ラヴァ・ジャット作戦を邪魔するような〝汚職擁護法案〟を通過させた連邦議会に、市民の怒りが爆発――ひさびさのマニフェスタソンとなった4日(日)午後のサンパウロ市パウリスタ大通りには、写真のようにたくさんの市民が集まった。軍警発表では「1万5千人」らしいが、写真を見れば分かるとおり、実際は一桁以上違いそうな集まり具合だ。今まで以上 ...
続きを読む »最高裁=レナン上院議長への告発受理も即刻議長職は解かれず=汚職と戦うエース判事が、汚職まみれの上院議員達と対峙、汚職防止法骨抜きに牽制球
ブラジル連邦上院議会で重要法案審議が控える中、レナン・カリェイロス上院議長(民主運動党・PMDB)には政界汚職捜査、ラヴァ・ジャット作戦で多くの嫌疑がかけられた上、「地裁判事ごときが」発言でカルメン・ルシア最高裁長官と対立するなど、不安要素が立ち込めていた。そんな中、最高裁が1日、連邦検察庁の提出した同議長への告発を受理し、現 ...
続きを読む »一気に流動化した政局
2日、エスタード紙経済面にオデブレヒト社の謝罪広告が出ていた。それを見ながら考え込んだ。「司法取引が成立したワケだ。これで政局は次の局面に移った。これからがテメル政権の本当の正念場、〝浄化の時〟だ」と実感した。200人とも言われる汚職政治家の名が来年早々にも暴露され、次々に逮捕されるだろう。この難局を乗り越えるまで、政局は安定 ...
続きを読む »《ブラジル政界》 どの口で言う?「汚職反対」=汚職防止法を議員が骨抜きに=最高裁長官、検察当局は猛反発=国民即座に抗議の鍋叩き
ブラジル下院本会議で11月30日未明、午前1時から4時にかけて、汚職防止法の大幅な弱体化といえる、多数の修正条項が次々と可決された事は、大きな反響を巻き起こした。特に「検事や判事にも職権濫用罪を適用できる」「弁護士特権を犯す捜査官や判事は処罰対象とする」といった修正条項は検察や司法からの激しい反発を招いた。 政界汚職事件の捜 ...
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