9日朝、上院でジウマ大統領の弾劾裁判を行うか否かの全体投票がはじまった。上院本会議は午前9時の予定が45分遅れてスタート、投票は10日未明にかけて行われた。この投票で半数(41人)以上を獲得すれば弾劾裁判を行うことが決定する。9日付伯字神サイトが報じている。 9日の上院本会議は午前9時45分にスタートした。同本会議の開会はレナ ...
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今のブラジルを、東京五輪直前の日本に置き換えたら?
「ブラジルの政治は、何が何だかよく分からない」。五輪取材に日本から特派された記者の多くは、そう首をかしげる。そこで現在のブラジルの状況を、ムリヤリに東京五輪時、4年後の日本に置き換えてみた。これは全て架空であり、どれほど今のブラジルが大変な状況かを理解してもらうための、単なる「たとえ話」だ▼アベノミクス好況の真っただ中、東京五 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(900)=星野瞳 選
7・31デモは種火状態
「今は(サッカーの試合の)後半42分だ。ここで気を抜いてはいけない。ジウマは財政責任ではなく、刑事犯罪に問われ、刑務所に入るべきだ。ルーラもしかり。その日が来るまで、何度でも街頭に出て、圧力をかけなくては!」―反ルーラ/ジウマの急先鋒、過激な発言で知られる歴史家マルコ・アントニ・ヴィラがそう熱烈に演説すると、聴衆は「モーロ、モ ...
続きを読む »リオ・オリンピックの憂慮=サンパウロ 平間浩二
リオデジャネイロと言えば、世界中の人々は世界三大美港を頭に描くことであろう。コルコバードの丘、ポン・デ・アスーカルの奇岩、そしてコパカバーナの白い砂の海岸、群青の空と紺碧の海―想像しただけで誰しもが心浮き浮きとなり、行ってみたくなるような憧れの都市である。By Heitor Carvalho Jorge [GFDL (http ...
続きを読む »ペルー=PPK新大統領が就任式=治安や経済の改善を約束
28日、ペルーの首都リマでペドロ・パウロ・クチンスキ大統領の就任式が行われ、経済活性化や治安の改善などを約束した。29日付伯字紙が報じている。 日系のケイコ・フジモリ氏との大統領選を大接戦の末に制して就任した同大統領は、「PPK」の愛称を持つ保守派で、就任式では、同国民が最も気にかけている「治安の改善」を約束、さらに政治汚職な ...
続きを読む »ブラジルにとって五輪よりも大切なことは
24日、オーストラリア代表選手団が五輪選手村マンションに入居しようとしたら工事が未完――電球なし、電気なし、物置部屋がゴミの山、水漏れなどが各部屋で発見され、入居を延期した。その批判を聞いてムカッときたリオ市長は「彼らが自宅でくつろいでいると感じられるようカンガルーを置いといてやる」と問題発言。それに関し、経済評論家ミリアン・ ...
続きを読む »罷免賛成派が抗議行動延期=反対派は31日に決行確認
ジウマ大統領罷免賛成派の「モヴィメント・ブラジル・リブレ(MBL)」と「ナス・ルアス」は、上院の罷免審理が八月末となることなどを受け、31日の抗議行動を8月21日に延期したが、「ヴェン・プラ・ルア」は31日に175市で抗議行動を行うと26日付伯字紙が報じた。 「ヴェン・プラ・ルア」は、ジウマ大統領罷免、ラヴァ・ジャット作戦支持 ...
続きを読む »東西南北
本日付本紙でも報じているように、エドゥアルド・スプリシー元上院議員が逮捕されたが、その行動が道義的に正しいか否かは抜きにして、ネット上ではむしろスプリシー氏を評価する声の方が目立っていた。実際の話、PT議員で、汚職以外で逮捕された例は随分久しぶりに聞いた。加えて、その行為が、貧しい人たちの立場に立ったということで言えば、PTの ...
続きを読む »巴国の今後の課題を探る=知名度を高める努力が必要=小粒な反逆児の潜在力=パラグァイ在住 坂本邦雄
仏ソルボンヌ大学のラテンアメリカ高等研究所の所長で、ヨーロッパのラ米諸国に関心を抱く政財界やマスメディア界のトップ顧問の一人として知られる、ステファン・ウィトコフスキー専門家は、「パラグァイは国際社会でよりその存在感及び知名度を高めるべく努力すべきだ」と言う意見である。 これは、当地ABC・Color紙のジャーナリストでFP・ ...
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