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汚職 関連記事

南米諸国の右傾化は進むか=統治欠如と大衆迎合主義=左右を問わず潜む危険性=パラグァイ 坂本邦雄

前列左から当時のクリスティナ亜国大統領、パラグァイのオルテス大統領、ジウマ大統領、ヴェネズエラのマドゥーロ大統領、ボリビアのエボ大統領。第48回メルコスル会議で(2015年7月17日、Foto: Lula Marques/Agencia PT)

 最近12年間において左派が君臨していた南米のほとんどの国々は、ここ8カ月の間にその覇権勢力を失って来た。その最も顕著で衝撃的だったのは昨年11月にアルゼンチンで、クリスティナ・キルチネル政権が中道右派のマウリシオ・マクリ氏に大統領総選挙戦で思わぬ敗北を喫したハプニングだった。 そして、1カ月後にはヴェネズエラで、これまでは無敵 ...

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汚職企業=32社の資産はGDPの14%=投資したFGTS基金に損失

 ペトロブラス(PB)絡みの汚職を摘発するラヴァ・ジャット作戦(LJ)や、財務省税務監理審議会内の不正を暴くゼロテス作戦で告発された企業32社の収益は、国内総生産(GDP)の14%に上り、汚職摘発の影響は様々な部門に及んでいると19、22日付エスタード紙が報じた。 14年に始まったLJの捜査対象には、PBやオデブレヒト、OAS、 ...

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【2016年移民の日特集号】ブラジル政治に物申す!=汚職まみれの現状を斬る=日系の活躍に期待する声も

飯星ワルテルさん

 日本移民108周年を迎えた今年。混迷する政治状況のなかで、ジウマ大統領が上下両院の承認を経て、180日間大統領権限が停止処分となった。テメル暫定政権が発足した今’、『ブラジル政治に物申す』と題して、現在の政治情勢に関するコロニアからの意見と、今後の日系社会に期待する声を集めてみた。経済政策に道筋を飯星ワルテルさん(54、二世) ...

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リオ市南部=自転車レーンでまた問題=崩落の次は大きな段差

 リオ五輪に向けた市街化計画の一部である自転車専用レーン「チム・マイア」で、新たな問題が発生したと21日付G1サイトが報じた。 チム・マイアはレブロン~サンコンラド間が1月17日に開通、5月には別の区間が開通した自転車専用レーンで、海岸部の岸壁に張り出すように造られている。 ところが、開通から3カ月後、アテネで聖火が採火されたそ ...

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【2016年移民の日特集号】テメル大統領代行の今後占う=暫定政権発足から1カ月=低支持率でも経済回復堅持

10日に聖市パウリスタ大通りで行われたジウマ擁護派のデモ(Paulo Pinto/AGPT)

 5月12日にミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)が大統領代行となり、全閣僚が揃わぬまま発足した暫定政権も、誕生から1カ月が過ぎた。ジウマ大統領の罷免審議継続が決まった事で発足した同政権は、本当にブラジルを変えられるのだろうか。議会運営は滑り出し順調 テメル氏率いる暫定政権は、閣僚任命の時点でPMDBが唱えていた政治 ...

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【2016年移民の日特集号】大統領罷免問題=これは〝クーデター〟なのか?=論説=ジウマ側が見ようとしない現実=失政に学ぶ姿勢が未来に繋がる

大統領府でのイベントのたびに「私はクーデターの被害者だ」を繰り返したジウマ氏(Foto: Lula Marques/Agência PT)

 ジウマ大統領の罷免問題は、ブラジルの中での「左翼」対「右翼」の対立としても国際的に話題を呼んだ。「これは、左翼政権に反感を持つ者たちのゴウペ(クーデター)なのだ」「1964年の軍事クーデターのときも状況は一緒だったのだ」と労働者党(PT)支持者の左派は叫んだ。だが、本紙でここ数年、伯字紙の翻訳に従事しながら、ジウマ大統領をはじ ...

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メイレーレス財相が18年大統領選の本命?

メイレーレス財相(Foto: Alexandre Campbell/Forum World Economic)

 トランスペトロ社のセルジオ・マシャド元総裁の司法取引証言(報奨付供述)により、毎週一人ずつの勢いで3大臣が辞任に追い込まれた。17日G1サイト電子版によれば、彼は「一般人に戻るために、人生のこの部分を消し去る。心に平安を取り戻したい」と司法取引を受け入れたという▼これを読んで、司法取引証言というのは、どこかカトリックの「告解」 ...

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アウヴェス観光相が辞任=テメル政権5週で3人目=以前から疑惑の元下院議長=マシャド証言が後押し

エンリケ・アウヴェス氏(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 16日、エンリケ・エドゥアルド・アウヴェス観光相(民主運動党・PMDB)が辞表を提出し、テメル暫定政権発足後、5週間で3人目の閣僚辞職となった。同氏はこの前日、トランスペトロ元総裁のセルジオ・マシャド氏の報奨付供述で収賄疑惑を暴露されていた。17日付伯字紙が報じている。 アウヴェス氏は下院議長(13~14年)だった14年のうち ...

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ブラジル代表=ドゥンガ監督を解任=後任チッチを待ち受ける試練

セレソン監督に就任するチッチ(Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 6月12日、コパ・アメリカ100周年記念大会、1次リーグ最終戦でブラジルはペルーに0対1で破れ、グループリーグ3位に陥落、同大会から姿を消した。 ペルーの決勝点は完全なハンドで、ブラジルに同情の余地はあるが、初戦のエクアドルでは逆に誤審に助けられ、辛くも引き分け。エクアドル、ハイチ、ペルーと戦い、わずか1勝、同じ南米のエクアド ...

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下院議長にやっと引導?

 下院倫理委員会が14日、停職中のエドゥアルド・クーニャ下院議長の議席剥奪を良しとする意見書を11対9で承認した▼ペトロブラス関係の議会調査委員会で「秘密口座なぞない」と明言した後、スイスの秘密口座を使って大金を動かしていた事が知れて始まった審議は、8カ月かかってやっと前進した。クーニャ氏は憲政委員会に働きかけ、本会議前の時間延 ...

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