大統領罷免審議継続の可否を問う上院本会議での投票を11日に控え、ジウマ大統領が自政権の軌跡を残す旅を始めたと5日付アジェンシア・ブラジルが報じた。 大統領は5日、パラー州ヴィトリア・ド・シングーでベロ・モンテ水力発電所の商用操業開始を祝う式典に参加。パラー州サンタレンでも、労働者党(PT)政権の看板政策である「ミーニャ・カーザ ...
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連邦最高裁=クーニャ氏に議席剥奪の暫定令=大統領停職直前のタイミング=被告の国家元首代理を避け=カルドーゾ長官、罷免無効を主張
連邦最高裁(STF)のテオリ・ザヴァスキ判事は5日朝、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)の議席剥奪の暫定令を出したと5日付伯字各紙サイトが報道した。 今回の暫定令は、昨年12月に連邦検察庁(PGR)のロドリゴ・ジャノー長官が出した要請に基づくものだ。同長官はその要請書の中で、クーニャ氏は〃犯罪者〃と明確に定 ...
続きを読む »連邦検察庁=ルーラ起訴、ジウマに捜査要請=他にも30人が対象に=ザヴァスキ判事の判断待ち=罷免審議の行方に影響か
【既報関連】ロドリゴ・ジャノー連邦検察庁長官が、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)妨害容疑で最高裁にルーラ前大統領を起訴した上、ジウマ大統領や前大統領、ジョゼ・エドゥアルド・カルドーゾ国家総弁護庁(AGU)長官(全員が労働者党・PT)を含む29人に対しても、LJ妨害容疑などで捜査の許可を申請、既にある捜査対象者リストに追加する事も要 ...
続きを読む »ルーラが遂に被告になる?
連邦検察庁が遂に、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の捜査妨害の容疑でルーラ前大統領を起訴した▼「遂に」と書いたのは、昨年末に捜査妨害で現行犯逮捕されたデウシジオ・アマラル上議が、ルーラ氏やジウマ大統領も様々な形で捜査妨害を試みたと供述したにも関わらず、現在に至るまで具体的な反応がなかったからだ。アマラル上議は生録音のせいで現行犯扱 ...
続きを読む »連邦検察庁=アエシオ捜査をSTFに要請=デウシジオ証言が決め手=クーニャ下院議長も対象に=罷免派の清廉性に疑問符
ロドリゴ・ジャノー連邦検察庁長官が、アエシオ・ネーヴェス民主社会党(PSDB)党首、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)、エジーニョ・シウヴァ大統領府社会報道局長官、マルコ・マイア下議(労働者党・PT)、ヴィタル・ド・レゴ連邦会計監査院判事に対する汚職捜査の許可申請を、連邦最高裁(STF)に送ったと3日付伯字 ...
続きを読む »ジウマ大統領=世界労働者の日に大反撃=BF増額を含む政策発表=罷免派をメッタ切りに=失権前に国荒らすなと罷免派
ジウマ大統領(労働者党・PT)は、上院本会議での採決次第で、11日にも自身の弾劾裁判開始と180日の停職が決まりかねない情勢だ。その10日前に当たる5月1日、サンパウロ市で開かれた労組中央機関(CUT)主催のメーデーを祝うイベントに参加した同大統領は、ボルサ・ファミリア(BF)の増額と、所得税減税を含む〃思いやり政策パッケージ ...
続きを読む »LJ23弾=サンターナ夫妻を告発=オデブレヒト被告も再度=PT大物に捜査の手回るか=訴状受理はモーロ判事が判断
【既報関連】ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の捜査班は28日、06、10、14年の大統領選で労働者党(PT)の選挙参謀を務め、2月23日のLJ第23弾で逮捕されたジョアン・サンターナ容疑者と、その妻で共同経営者のモニカ・モウラ容疑者に対する二つの起訴状を提出したと29日付伯字紙が報じた。 一つ目の起訴状では、サンターナ夫妻と元PT ...
続きを読む »ミナス州知事が妻を局長に=起訴された時に備えた措置?
ミナス州のフェルナンド・ピメンテル知事(労働者党・PT)が28日、妻のカロリーナ・オリヴェイラ・ピメンテル氏を同州の労働社会開発局長(Sedese)に任命したと29日付伯字各紙が報じた。 これは事実上、連邦警察の汚職捜査、アクロニモ作戦の対象となっているカロリーナ氏の立場を有利にするものだ。 カロリーナ氏はピメンテル氏が商工開 ...
続きを読む »下院倫理委=バイアーノ被告を召喚=下院議長への贈賄再証言=事実無根とクーニャは反駁=辞職求め130万筆の署名も
【既報関連】ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で既に有罪判決を受けている民主運動党(PMDB)のロビイスト、フェルナンド・バイアーノ被告が26日、クーニャ下院議長(PMDB)の汚職疑惑追及のための下院倫理委員会(CE)で証言し、同議長に400万レアル相当の賄賂を送ったと供述したと、27日付伯字各紙が報じた。 バイアーノ被告は、パラナ ...
続きを読む »ルーラさんの功罪=パラナグア 増田二郎
この頃、テレビをつけたり、あるいは新聞や週刊誌をめくると、目に入るのはPT(労働党)政権の汚職事件ばかりです。その水増し予算や公共事業費ピンはねは通常の度を越し過ぎていて、ここに至ってとうとうジルマ大統領の弾劾裁判に発展しようとしています。 ブラジルの歴代大統領にも、規模の大小こそあれ、汚職問題はありました。記憶を遡れば、20 ...
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