3月30日、ジウマ大統領は大統領府で行われた「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ(MCMV)」第3弾発表の際、「罷免はクーデターだ」という発言を繰り返した。罷免問題の審議準備に入っている下院の特別委員会では同日、罷免ジウマ大統領の罷免案を作成した弁護士や法学者らが「犯罪は積み重なっていくばかりだ」とし、罷免案を強く肯定する発 ...
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日本祭り=赤字30万レ覚悟で強行開催=県連臨時会議で意思確認=不景気、政局混乱の余波で
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が毎年主催する日本祭り(7月8~10日、サンパウロ・エキスポ)に関し23日午後、文協ビル内の県連会議室で臨時代表者会議を行なった。赤字見込み30万レアルという状況を受け、開催の意思を改めて確認するもの。後日、同祭の市川利雄準備委員長(富山)らが取材に応じた。 ここ数年、赤字覚悟の開 ...
続きを読む »サンパウロ州給食汚職で6人逮捕=仕掛人ロビイストの父ら逮捕
サンパウロ州内の公立校給食を巡る不正を扱うサンパウロ州検察局の「アルバ・ブランカ作戦」第2弾が29日午前に行われ、計7人が逮捕された。29日付伯字紙サイトが報じている。 アルバ・ブランカ作戦は、ベベドウロ市に本部がある有機農業家族協同組合(Coaf)が、州内の市の保育園や公立校での給食の契約を円滑に行うため、州内の実力者に贈収 ...
続きを読む »再燃するイタイプー疑惑=ダム建設から続く不審死=奇奇怪怪の南米政界裏面史か=パラグァイ 坂本邦雄
ブラジルのオ・グローボ紙によれば、連邦検察総庁は巴伯イタイプー双国水力発電所に関わる古い疑惑について改めて捜査を始める運びだと報じられている。この問題の立件再起の話は、1979年の未だに解明されていないジョゼ・ジョビン外交官の怪死に原因するものである。 故同外交官の令嬢リギア・ジョビン女史は、「いかなる理由か、イタイプー水力発 ...
続きを読む »モロ判事が世界のリーダー13位=「アンタッチャブル」の捜査官と比較も
現在、ブラジル史上最大の汚職事件を担当するパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が、アメリカの経済誌「フォーチューン」の特集した記事「世界のリーダー50人」の中で、堂々13位にランクインする快挙を成し遂げた。 このリストは全世界を対象にしたもので、1位はインターネット企業「アマゾン」創始者のジェフ・ベゾス氏。以下、ドイツのアンゲ ...
続きを読む »東西南北
世間をにぎわせているラヴァ・ジャット作戦だが、昨年からの報道を見ていると、真相が発覚する際、知られると恥ずかしいであろうことまで赤裸々にさらされる傾向がある。「国外に秘密口座はない」といいつつ、自身の写真とサインつきの口座の証拠が見つかったエドゥアルド・クーニャ下院議長しかり、盗聴記録で最高裁や議会について侮辱する陰口が暴露さ ...
続きを読む »今日のお言葉=CHEIRO DE VAZAMENTO 漏洩のにおい
べつに普通の言葉ですが、これが話題になっています。というのも、新しく就任した法務大臣が先週末、自分の管轄下にある警察の動きに対してこう言ったからです。 「何をどう捜査するかなどは警察の判断だが、警察が情報の一部などを外部に漏らし、それを政治的に利用させるなどはダメだ。警察は法務大臣の指揮、管轄のもとにある。だから、〃漏洩のにお ...
続きを読む »大揺れブラジル政治
歴史に残る「16・3・13デモ」から10日余り、その後の展開の速さに翻訳班はついていくのが精一杯の日々が続いている。 〃奥の手〃ルーラ氏入閣から、それを阻止すべくモーロ判事による盗聴記録公開、アンチとシンパが交互に行うデモに、最高裁判事によるルーラ氏官房長官就任への〃待った〃とめまぐるしい。「締め切り直前に大きな動きは起こって ...
続きを読む »逆風下で現政権を擁護する大御所音楽家=「闘争の同志」のイメージ捨てられず
ブラジルは現在、ルーラ前大統領(労働者党・PT)の官房長官就任という、想定をはるかに超えた「逮捕逃れ」の方法に呆れた国民らが、これまでにないほどの反政府的な怒りの中にある。 だが、ブラジル音楽界の重鎮の中には、この動きに反旗を翻す動きが見られている。 調査機関ダッタフォーリャが3月17、18日に行った最新のアンケートでも、「ル ...
続きを読む »デウシジオが爆弾発言「仕切っていたのはルーラだ」
「俺は間違っていた。でも盗んでいないし、汚職もしていない。もちろん聖人ではないが、盗賊でもない」。先週、ブラジル史上最大規模の大抗議行動がサンパウロ市パウリスタ大通りで行われ、140万人(軍警発表)が参加した。実はそこに、デウシジオ・アマラウ上議の姿もあった。ジウマの元右腕的人物で、ラヴァ・ジャット作戦を妨害した容疑で現役議員 ...
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