先月15日のサンパウロ市パウリスタ大通り100万人デモに続き、この12日に第2回が行なわれ、軍警発表で27万5千人が参加した。規模は3分の1になったが、引き続き日系人参加者があちこちに見られた。 アサカワ・トゥシュ・オズワルドさん(56、二世)=サンパウロ市南部在住=は、「より良いブラジルのために、素晴らしい未来を子や孫に残 ...
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大耳小耳
駐日ブラジル大使館が主催する写真展『ボサノヴァのルーツ 50―60年代のリオの生活』が、東京・渋谷の東急文化村で開催されている。文化的な沸点状態だった当時のリオ、そのボサノヴァ黎明期を、遠い日本の地から目で見て感じることができる内容だとか。日本でも根強いファンは多いはず。日伯外交樹立120周年の認定事業でもあるので、日本の人が ...
続きを読む »前人未到の海の意味は?
「誰も足を踏み入れた事がない海を行く事になる」―。10日に行われたラヴァ・ジャット作戦(LJ)第11弾の記者会見で、検察官の1人が同作戦の今後についてこう語った▼パラナ州の闇ブローカー絡みの金の動きに関する捜査を発端とするLJが、ペトロブラスを巡る大型汚職摘発に繋がった事は弊紙でも報じてきた。その第11弾は、同作戦の発端となっ ...
続きを読む »苦戦する進出企業が続々=ペトロブラス汚職も響く=受注残200億円で中止?!=収益悪化や本社社長交代まで
ブラジルに進出する日系企業が、続々と大苦戦を強いられている。特に昨年後半からペトロブラス収賄疑惑(以下、PB疑惑)捜査が進展し、日系の関連企業も直接間接に巻き込まれている。日本での報道よれば、キリンHDはブラジル社の業績不振が影響して本社の社長交代まで、再進出したばかりのIHIは汚職捜査絡みでペトロブラスの資金が止まり受注残約 ...
続きを読む »4・12デモ参加の勧め
「ブラジル史上最低の支持率7%の大統領」「辞任でも剥奪でも弾劾でもいい。合法的にジウマを辞めさせろ」「こんな汚職だらけの政府、見たことない」「彼らは何も分かっていない。私たちの政党は〃ブラジル〃そのもの」などの呼びかけがインターネット上を駆け巡っている▼12日(日)にはサンパウロ市パウリスタ大通りのMASP周辺を中心に、午後2 ...
続きを読む »刑務所人口20年で5倍に=超過密で汚職蔓延の場所?
2004年に発表された法務省のデータによると、ブラジルの刑務所の収容者数は、1992年から2013年の20年間で403・5%増えたという。 この期間中の人口の伸びは36%だから、刑務所に入っている人の数がいかに急速に増えているかは一目瞭然。イギリスのエセックス大学がまとめたデータによると、ブラジルの人口100万人に対する刑務所 ...
続きを読む »リオ五輪の工事に遅れ?=Qガルヴォンが作業員解雇
リオ五輪の会場の一つのデオドーロ総合競技場建設を請け負っているコンソーシアムが作業員を解雇し始め、建設工事中断の可能性が出ていると2日付伯字紙が報じた。 同競技場はリオ五輪で11種目、パラリンピックでも4種目の会場となり、総工費6億5千万レアルの工事は昨年8月に始まったが、コンソーシアム財政部門担当の連邦貯蓄銀行がリオ市役所を ...
続きを読む »現代ブラジルの〃奇習〃とは
「何かの抗議でバスを焼く」行為と並んでブラジルの〃奇習〃といえるのは、現金自動引出機をダイナマイトで爆破して現金を奪う手荒い手法ではないか。爆破の勢いで建物まで半壊させることが多い。共に社会のゆがみを反映しており、増加傾向だ▼国土が広い割に鉄道が未発達なために、公共交通機関はバスだのみ。困る人が多いことをするほど為政者は譲歩す ...
続きを読む »□今日の言葉□=DELACAO PREMIADA
言葉の意味 被告人が自分の関わった犯罪についての内容、仕組みを詳細に告白、説明し、裁判所はその内容に応じて被告の刑の減免をすること。ブラジルでは「報償つき陳述」とか言いますが、いわゆる「司法取引」の一種です。 聞きなれない言葉でしたが、昨年半ば以降、マスコミで頻繁に現れます。ペトロブラス幹部のパウロ・コスタ被告や不正取引の仲介 ...
続きを読む »CARF=新たな大型汚職事件発生=税務裁判での便宜求め贈収賄=大手の銀行や企業絡む=セルヴェローも疑惑の1人
3月26日より、連邦警察の「ゼロテス作戦」がはじまり、財務省傘下の税務監理審議会(CARF)内部で行われていた贈収賄工作の摘発が進んでいる。この工作には大手銀行や大企業が数多く絡んでおり、被害総額は190億レアルに及ぶと予想されている。3月28日付伯字紙などが報じている。 CARFは「連邦歳入局の高等裁判所」とも言うべき機関で ...
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