外交120周年記念事業実行委員会(梅田邦夫委員長=駐伯大使)は先月10日午後、最後となる第9回会合を在聖総領事館で行なった。3つの記念事業やジウマ大統領の訪日中止に関する報告がなされ、会議後に梅田大使らが取材に応じた。 花火祭り、日伯共同事業展示会、日本館修繕が無事終了したことに加え、秋篠宮ご夫妻の来伯が周年事業の締めくくりと ...
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印象深い外交120周年を振り返る=編集部が選んだコロニア10大ニュース
サンパウロ市カーニバルで巨大立佞武多が華々しく行進したかと思いきや、なんと焼失――。秋篠宮さまご夫妻が恭しくご来伯されたかと思いきや、ジウマ大統領が訪日ドタキャン…。日伯が正式な外交関係を結んでから120年という節目は、思いのほか波乱含みの出来事が起きた。その他、パラナ州やコチア青年の周年行事、大物歌手続々来伯、日系歌手や軍人 ...
続きを読む »「入植適地調査よもやま話」開始=人魂、火の玉も出る冒険譚?
ブラジルのお隣、パラグァイ首都アスンシオン在住の著者・坂本邦雄さん(86、神奈川県横浜市生まれ、本籍=栃木県宇都宮市)は4歳の時、家族でモジアナ線に入植した元ブラジル移民だ。一年もしないうちに実父と妹を病気で失い、母は酒井好太郎と再婚した。 この義父の海外殖民学校の校友が、パラグァイ移民の草分けの石井道輝だった。1918年に東 ...
続きを読む »終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第31回=全盛の105号で突然の休刊
最終巻の「休刊の辞」に岸本本人が書いた《終戦直後、コロニアは祖国の敗戦によって、思想的混乱に陥り「強硬」「敗戦」の二派に分かれて拳銃やドスを懐にして血眼になって抗争している最悪の時にこそ、民族の道しるべとなる高らかな言論の必要を感じ本誌は生まれた。「国は敗れても、精神を失うな!」と呼号して両派の間を駆け回った》との言葉に編集姿 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(864)=星野瞳 選
秋篠宮ご夫妻28日来伯確定=12日間で聖、パラナ、ベレン等=首都で条約締結記念式典
秋篠宮同妃両殿下の来伯が日本時間9日の閣議で了承されたのを受け、正式に公表された。日伯外交樹立120周年を記念して28日に着聖され、8日までの12日間滞在される。サンパウロ市、ブラジリア、パラナ、ベレン、リオなど計10都市をご訪問予定。修好通商条約の締結日である11月5日には、ブラジリアで記念式典に臨む。 秋篠宮同妃両殿下は2 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇 (857)=富重久子 選
ボツポランガ 青木 駿浪
念願の和牛を試育草青む
【「和牛」は、日本の在来種と輸入種とを使って改良した牛のことで、昔は労役に使っていたが、現在は食肉用として飼育しているとある。
そんな和牛を、自分の農地で試育してみたいという念願があったのであろう。季語の「草青む」が良い選択であった】
広がる南伯のニッポン
南伯ポルトアレグレ市の日本祭りが年々大きくなってきている(本日付7面)。コラム子が訪れた初回は約1万7千人。それが4回目の今年は7万人だというから約4倍になっている。ブラジル最大の日系イベント『県連・日本祭り』が今年15万人だから、かなりの規模に成長したといえる。もちろん、同市開催のイベントでは最大級だ▼援協所有の不動産で、日 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇 (852)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎冬日負い軍平胸像顔暗し首ふって歩く他なき時雨牛犬の嗅ぐ物より翔ちし冬の蝶どびろくや転耕とどむ術もなく土深く想思樹の実を植えにけり セーラドスクリスタイス 桶口玄海児妻掘りし里芋どれも肥えて居し移民妻にある大望や芋の秋移民妻長生き希望今年竹ここからは町の入り口イペ万朶キリストの泪 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇 (851)=富重久子選
サンパウロ 田中美智子 果てしなきゴヤスの大地冬景色【旅吟について、「ブラジリアの建築群を見てゴヤス高原の中の幾つもある滝を巡る旅で、地下には豊かな水源があり、澄んだ水が流れていました。広いブラジルの多様な自然の一部を見る事の出来た旅でした」とあり、お手本の様な立派な旅吟であった】 冬街道広野を渡る風の旅冬 ...
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