2008年に日伯文化連盟が日本移民百周年を記念して、ギリェルメ・デ・アルメイダ賞と銘打った『論文』を募った。社会上昇を願うばかりだった日系社会も、100年を経過したのだから、文化的なものに眼を向けなければということで、パウリスタ文学院と共催でおこなわれた。 当時の理事長が文化志向の高い人だったこともあって、一般市民の間に文学熱 ...
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サルバドール=拡大の一途辿る日本祭り=大半の来場者は地元ブラジル人=現地風の塩漬け肉天ぷらも
バイア州都サルバドールで先月30、31日、サルバドール日伯文化協会(水島ロベルト会長)主催による「第8回日本祭り」「第23回盆踊り大会」がパルケ・デ・エスポジソンイス会場で開催された。バイアーノの日本文化への関心は高く、地域の日系家族400をはるかに上回る約3万5千人の来場があった。 今年のテーマは「太鼓」。同文協傘下の和太鼓 ...
続きを読む »大耳小耳
外務省による「ジャパンハウス」という構想案の記事を読んで、どこか懐かしく感じた読者もいたのでは――。06年2月に東京在住(当時、現在はピニャール)の天野鉄人氏によるジャパンセンター構想説明会が開かれ、「日本文化の殿堂」といえるビルをリベルダーデ広場横に彼が所有していた4千平米の土地に総予算50億円で建設するというものだった。0 ...
続きを読む »【カンポ・グランデ沖縄移民百周年】あいさつ
祝辞=沖縄県知事 仲井眞弘多 カンポグランデ入植100周年記念式典が盛大に挙行されますことを心からお祝いいたします。 ノロエステ線鉄道がポルト・エスペランサからの東進工事とトレス・ラゴアスからの西進工事により接合1914年、沖縄県からの移住者がここカンポグランデの大地に第一歩を印してから100年が経ちました。 気候風土、言語生活 ...
続きを読む »【カンポ・グランデ沖縄移民百周年】ちむぐくるの精神永遠に=式典に約6百人、先人偲ぶ=母県の大型慶祝団が来伯
沖縄県系人の大集団地、南麻州カンポ・グランデ市で沖縄県移民入植百周年が盛大に祝われた。1914年に完成したノロエステ線の敷設工事に携わった県民の一部が住み着いたのが始まり。市の日系人1万5千人のおよそ7割が県系人と言われる。14日は母県から高良倉吉副知事はじめ約80人の慶祝団を迎え、同市沖縄県人会が盛大に記念式典を開催した。ハ ...
続きを読む »民衆の声を現すのはデモか支持率か
本格的な選挙キャンペーンが始まり、普段テレビを観る時間帯は常に政見放送が流れるようになった。観ていて面白いものではないが、国際指名手配されているはずのマルフ元サンパウロ市長も堂々と登場するのには驚く。いつまでも平然と政界に居座っている彼自身の神経の図太さはもちろん、それを許す社会の〃懐の広さ〃にも。昨年6月の「抗議の波」に参加 ...
続きを読む »人材をつぶす日本の教育界
南麻州カンポ・グランデであった沖縄移民百周年記念行事で、数年前に本紙で働いていた元研修記者に出会った。今は日本の高校で歴史を教えている。ウチナーンチュの熱い集いを見ながら、「いやー、すごいですね!」と目じりにしわを寄せて笑う。わざわざ夏休みを利用して訪れ、この歴史的行事に馳せ参じた▼そんな〃親日系家〃との出会いに嬉しくなり、「 ...
続きを読む »ウチナー魂、一世紀迎え=カンポ・グランデ 沖縄移民百周年盛大に=慶祝団70人も共に祝福=母県と交流、新たな一歩に
南麻州カンポ・グランデ市が沖縄県移民入植百周年――。1914年、サンパウロ州と南麻州を結ぶノロエステ線の敷設工事終了とともに、工事に携わった県民の一部が住み着いたのが始まり。今では市の日系人1万5千人のおよそ7割が県系人と言われる。母県から高良倉吉副知事や喜納昌春県議会議長ら約70人の慶祝団が祝福に駆けつけ、14日夜、同地沖縄 ...
続きを読む »■ひとマチ点描■南麻州のコロニア記者 パルミール・クレヴェルソン・フランコさん(51)
沖縄から訪れた慶祝団に随行取材し、シャッターを切り、メモを取る。褐色の肌に短髪黒髪のパルミールさんは、地元出身の非日系ブラジル人。 元はカンポ・グランデ日伯体育文化協会の月刊機関紙「Tomodachi」の記者だった。しばらくボランティアで働いたが、移民百周年があった2008年に独立し、地元コロニアを取り上げる『MS Shimb ...
続きを読む »【安倍首相来伯特集】あいさつ
経済交流深化の気運を期待=ブラジル日本商工会議所 会頭 藤井 晋介 安倍首相来伯記念特別号の発行にあたり、ご挨拶申し上げます。 この度、10年ぶりに実現した首相来伯は、短いながらも内容は大変充実したものでした。首相は、8月1日に行われたブラジル経済界との意見交換会において、インフラやエネルギー分野への日本の投資拡大、日本企業のブ ...
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