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軍事政権 関連記事

東西南北

 下院が大統領罷免請求を受理し、手続きをはじめた直後だというのに、3、4、8月と比べ、かなり弱い盛り上がりで終わった今回のマニフェスタソン。どうしてこん何盛り上がりが悪かったのか、現在、メディアがいろんな推論を立てているが、左翼側が主張しているのが「実施日が最悪だった」というものだ。1968年12月13日は、当時の軍事政権が、不 ...

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ブラジル映画の歴代ベスト100発表=1位に輝いた作品は?

 11月26日、ブラジル映画批評家協会(Abraccine)が、「映画誕生120周年」を記念し、ブラジル映画の歴代ベスト100のリストを発表した。 それによると、上位10作はこのようになった。 1位リミテ(1931年、監督・マリオ・ペイショット)、2位黒い神と白い悪魔(1964年、グラウベル・ロシャ)3位乾いた人生(1963年、 ...

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花伝社『K.消えた娘を追って』=軍政の闇に立ち向かう父の物語=「二度と許されない過ち」

『K.消えた娘を追って』を手に小高さん(花伝社で)

 10月に東京で出版された『K.消えた娘を追って』(ベルナルド・クシンスキー著、小高利根子訳、花伝社)には、軍政時代に娘を拉致された父親が必死に行方を追う中で出会った、不条理の数々が克明に記されている。軍政に不都合な人物は〃闇〃に葬り去られ、二度と現れることがなかった―そこには「人間を呑み込む深淵がある」―と著者は書く。 《この ...

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エルゾーギの死から40年=ブラジル民主化の英雄に

 ブラジルの軍事政権時の「反抗のヒーロー」として今日まで語られる男がいる。それがジャーナリスト、ヴラジミル・エルゾーギだ。10月25日は、彼がこの世を去って40回忌を迎えた。 ヨーロッパ名で「ヘルツォーグ」と呼ぶエルゾーギは、1937年にユーゴスラビア王国オシエク市(現在のクロアチア)のユダヤ人一家に生まれた。彼の波乱万丈の人生 ...

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終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第17回=対伯批判できない邦字紙

3回もヴァルガスから国外追放令を出された三浦鑿日伯新聞社主

 戦争中の経験は移民史上に残されず、心の奥底にうずき続けた。 サ紙創立に関わり、文協事務局長、県連会長も務め、コロニアの裏面をよく知っていた藤井卓治は「日本語新聞最大の欠陥は、ブラジルの政治批判が許されないことにある。三浦日伯は日本の出先官憲批判で、時報と対立となりブラジル政治批判のワナにひっかけられて2度も国外追放の憂き目をみ ...

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ウストラ元陸軍大佐が死去=軍政時代の拷問は謎のまま

真相究明委員会でのウストラ氏(Wilson Dias/Agência Brasil)

 軍政時代にサンパウロ州の陸軍秘密警察(DOI―Codi)司令官をつとめ、数々の拷問を行ったとされるカルロス・アルベルト・ブリリャンテ・ウストラ元陸軍大佐が15日未明、癌と心臓病の合併症状によりブラジリアで死去した。83歳だった。16日付エスタード紙などが報じている。 ウストラ氏は、軍事政権下でも軍による政治犯への弾圧がもっとも ...

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終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第10回=ブラジルの機密を暴露

暁星学園OB会で、昔を偲びながら勤労寮歌を合唱する皆さん

 「岸本さんは教育者的だった」と多くの人が印象を証言している通り、岸本昂一は1939(昭和14)年、日本の帝国教育会から在外日本人教育功労者表彰(1941年、『ブラジルにおける邦人発展史』下巻、204頁)を受けるほど熱心な教育者として知られていた人物だった。 その時選ばれたのは31人、安瀬盛次、上野米蔵、氏原彦馬ら早々たるメンバ ...

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ジョーヴェン・グアルダから50年=60年代のブラジルの若者が熱狂

アイドル時代のロベルト・カルロス(ウィキペディアより)

 1965年8月22日、当時のブラジルの若者たちを熱狂させた音楽番組「ジョーヴェン・グアルダ」がレコルデ局で放送を開始した。それから今年で50周年を迎えた。 「ジョーヴェン・グアルダ」は、レコルデ局がはじめた音楽番組で、司会には当時人気絶頂だったアイドル、ロベルト・カルロスに、彼の親友エラズモ・カルロス、女性アイドルのヴァンデル ...

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PT宣伝に市民がパネラッソ=選挙時並のアエシオ批判も

 6日夜、労働者党(PT)の宣伝放送が10分間ほどテレビやラジオで流れたのに合わせて、16州で鍋を叩く抗議運動「パネラッソ」が起こったと7日付伯字紙が報じている。 放送がはじまったのは夜8時20分過ぎ。俳優のジョゼ・デ・アブレウが登場し、「危機の対処には2つの方法、希望、悲観主義がある」と語った。 ルイ・ファルコンPT党首は「一 ...

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亜国の拷問者ブラジルで逮捕=交通違反の罰金で身元割れる

 南大河州の連邦警察は6日、アルゼンチン(以下、亜国)の軍部独裁政権時代(1976―83)に拷問などを行ったとして指名手配されていたが、ブラジルで10年以上に身を隠していたロベルト・オスカル・ゴンザレス容疑者(64)を逮捕したと8日付エスタード紙が報じた。 同容疑者は、数百人の亜国人に対して誘拐、不法監禁、拷問、脅迫、ジェノサイ ...

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