【既報関連】軍事政権時代の代表的な反抗の闘士だったルーベンス・パイヴァ元連邦下議が1971年1月に行方不明になった事件に関し、連邦検察庁が19日、5人の退役陸軍軍人を殺人および死体隠蔽の容疑で起訴した。起訴が認められれば、軍事政権時代の犯罪で初めてとなる公判が開かれることになる。20日付エスタード、フォーリャ両紙が報じた。 パ ...
続きを読む »軍事政権 関連記事
「JK元大統領は事故死」=国の真相究明委が断定=サンパウロ市委員会とは結論異に
ニッケイ新聞 2014年4月24日 国の真相究明委員会は22日、1976年8月にリオ州の街道で交通事故死したとされるジュセリーノ・クビチェック元大統領の死は、不慮の事故によるものだったと断定した。サンパウロ市の真相究明委員会が昨年12月に出した「政治的陰謀による暗殺」という結論とは異なり、従来の説通りの結論を出した。23日付エ ...
続きを読む »軍政開始50年と日系活動家=独裁政権と闘った若者たち=(下)=437人が拷問死、行方不明=大事な役割担った日系活動家
ニッケイ新聞 2014年4月9日 「軍事クーデター50年・独裁政治の撲滅を」式典の直前には、拷問の死者や行方不明者を役者が演じ、まるで死後の世界からメッセージを送っているかのような映像が20人分ほど流され、来場者は食い入るように見入った。その最後の方には日系活動家4人分も映し出された。 その一人、フランシスコ・セイコ・オクマさん ...
続きを読む »軍政開始50年と日系活動家=独裁政権と闘った若者たち=(中)=軍事革命かクーデターか=反ジャンゴ多かった日系農家
ニッケイ新聞 2014年4月8日 三宅ダルシさんが捕まった翌月、1972年2月19日に長野県軽井沢町で連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、人質をとって立てこもった。熱い政治の季節だった。 独自の視点から『百年の水流』(2012年、改訂版)を書いた外山脩さん(72、静岡県)は2面に先週掲載された連載「軍政開始から50年」を読んで、「ワ ...
続きを読む »軍政開始から50年 (終) 軍政を狂わせたインフレ=民主化の波止められず
ニッケイ新聞 2014年4月5日 最終回の今回は、軍事政権が終わっていく過程について検証する。 ブラジルの軍政は、軍政令第5条(AI5)を後ろ盾とする圧政と、「ブラジルの奇跡」とも称されたメジシ政権時代(1969~74年)の年平均10・2%にも及ぶ経済成長があったとはいえ、揺るぐことがない安定的なものではなかった。 1974年の ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=開拓古戦場に思い馳せる=パライバ平野と聖北海岸=(6)=タウバテ=日米の歴史的人形この地に=戦後の工業移住30人以上
ニッケイ新聞 2014年4月3日 03年に山形県米沢市から姉妹都市タウバテに寄付された「山形千歳」と呼ばれる市松人形は、1927年に米国から日本の小学校に贈られた「青い目の人形」への返礼として名工に制作を依頼したものだった。当時350円(教師の月給が40円)と高価で、つぶらな大きな瞳に真っ黒な黒髪、気品が漂う笑顔を浮かべている8 ...
続きを読む »軍政開始から50年 連載 ② 背後に駐伯米国大使の存在=クーデター直前に既に支援
ニッケイ新聞 2014年4月2日 1日よりはじまった連載「軍事政権開始から50年」、第2回目の今回は、1964年の軍事政権と米国との関係について検証する。 米国は1955年からソ連との冷戦状態に突入していたが、その緊張感は1959年、キューバに共産主義政権が誕生したことでさらに高まっていく。ときのアイゼンハワー政権はキューバと ...
続きを読む »軍政開始から50年 連載 ① ブラジルの歴史を変えた2日間=寝耳に水の一部隊反乱から=共産主義化への強い恐れ
ニッケイ新聞 2014年4月1日 今年の3月31日で、ブラジルで21年間続いた軍事政権誕生から50年となった。それにちなみ、伯字紙は連日大きな特集を組んでこの日を振り返っているが、今日から5回にわたり、軍政について連載する。第1回は、軍事クーデターがどのように起こったかを改めて振り返る。 それは1964年3月31日、ミナス・ジ ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(128)
ニッケイ新聞 2014年4月1日 「不法滞在!? お、俺は宗教家だ。お、俺のパスポートを見ろ、宗教家は外交官並みに特別扱いされるはずだ」 「このパスポートは偽造品として預かる」 「本物だ! パスポートの没収は国際法で禁止されている。違法だ!返せ!」 「ほう、俺が知らない国際法をお知りとは大したものだ。しかし、国内法に従えば偽造パ ...
続きを読む »ボサノバ名盤5枚が復刻=世界的ブームから50年
ニッケイ新聞 2014年3月26日 「イパネマの娘」の世界的大ヒットから50年を迎えるブラジルだが、それにタイミングを合わせたような企画が進行している。この4月、5枚のボサノバの名盤が、昔なつかしいLPサイズのアナログ盤として国内で再発される。 ブラジルでも、「アナログ盤による名作復刻」の流れがないわけではなかった。だが、日 ...
続きを読む »