先日、メキシコ市内であった政治家に対するデモの裸踊り。見物する人は喜んで眺めているが、汚職に染まった政治屋が多いと国が廃退する。 日墨協会での交流懇親会で、同協会の会長からラテンアメリカの国はどこも同じよと厳しい意見が出て、私はブラジル人の悪口を言えなくなった。ブラジルが世界の三等国のままで終わってほしくないと望んでいるが、ぐ ...
続きを読む »農業の神様 関連記事
「有機食品で人を幸福に」=人生を豊かにする有機農業=10年間の成長率300%=生産者の半数を日系占める
新年号 農業大国ブラジルは、知られざる「農薬大国」でもある。かつてそれで健康を害した日本移民も多かったことから、いち早く多くの日系人が農業に取り組んできた歴史がある。この20年余りは健康志向の人々の増加に伴い、当地でも有機食品が注目を浴びるようになった。サンパウロ市アグア・ブランカ公園で20年以上にわたり開かれる「フェイラ・オ ...
続きを読む »第10回=サンルイス=二つもあった戦後移住地=養鶏や蔬菜目的に入植
ニッケイ新聞 2012年11月22日付け サンルイスに到着した10月1日昼、郷土食レストランでは名物「Arroz de Cuxa」が大人気だった。ビナグレイラの葉を刻んで、ゴマ、乾燥エビなどと炒めてご飯に混ぜた焼き飯の一種だ。海ノリのような独特のまったり感があり、日本人の口に合うようだ。 現地ガイドは「この料理は黒人奴隷がア ...
続きを読む »第5回=タグアチンガ=首都で健闘するコチア青年=JKとサシで乾杯した若き日
ニッケイ新聞 2012年11月10日付け タグアチンガの平沢醇さん(あつし、78、長野、コチア青年1次9回)は、「首都を作るって言うんで野菜作りに入った人が多いね。昔はサンパウロからカミヨンで持って来てたから値段が高かった。要はこの辺はセラードでしょ、土が悪くてシュシューぐらいしか出来なかったんだ」と苦難の道を振返る。 強酸 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2011年9月29日付け 日本移民を端的に表現した言い方に「ジャポネス・ガランチード」「農業の神様」がある。前者は「日本人は信頼できる」と訳されるが、実はポ語のできない日本人をバカにした言葉だとか。後者は〃語源〃がはっきりしない。どういう言葉が訳されたのだろうか。日本人自身が作ったのであれば、多少自画自賛の匂いが ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年10月27日付け ブラジルは牛肉輸出が世界一になり、大豆の栽培も盛んだし農業が好調なのは悦ばしい。だがー日系社会に限れば専業農家は日系人口の4%ほどとされ真に寂しい。その昔は「農業の神様」と称えられ、農村に腰を据えて実績を積み上げてきたのがコロニアなのに今は都会派ばかりになってしまったのは、なんとなく根 ...
続きを読む »〃農業の神様〃日本人の功績を1冊に=記念史『山本喜誉司賞のあゆみ』=苦節4年の発刊祝う=山本博士の親族も出席
ニッケイ新聞 2009年8月27日付け 「後世に残したい」――。日系農業の功労者を称える山本喜誉司賞選考委員会(高橋一水委員長)は二十二日午後から、『山本喜誉司賞のあゆみ』(藤井剛三編纂委員長)発刊式典を、リベルダーデの文協ビル貴賓室で開いた。文協国士舘での資料焼却事故という厳しいスタートだったが、四年越しの発刊に、歴代受賞者 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年12月12日付け 「土地が良ければ、ジャポネースである必要はない。肥沃でないからこそ君たちの協力が必要なんだ」。半世紀前のブラジリア遷都にあたり、発案者のジュッリーノ・クビチェッキ大統領は自らそう説得し、サンパウロからの日系野菜農家の入植を促したという秘話を聞いた。週末の第二回文協統合フォーラムで、ブラ ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年9月25日付け 百周年を迎えた今年、いくつの記念式典で日本移民、日系社会を顕彰する言葉を聞いただろうか。歯の浮くような美辞麗句から、万感胸に迫るものなど様々だ。今月二十日、CEAGESP(サンパウロ州食料配給センター、セアザ)であった百周年式典でのボフィーノ会長のあいさつ「節目だからではなく、日本人に対 ...
続きを読む »【論説】移住とはなんだったのか=百年の歴史を振り返る=ニッケイ新聞 主筆 石塚大陸
ニッケイ新聞 2008年7月5日付け 先の6月18日は「移民の日」。今から100年前のこの日、781名の移民を乗せた笠戸丸は、サントスの14号埠頭に接岸し、ブラジル移民の第一陣となって大きな花を咲かせる礎となる。4月28日に神戸を出港しシンガポールから喜望峰を回って大西洋に入りコーヒーで大儲けの夢を抱いての上陸だったが、待ち受 ...
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