カルドーゾ元大統領(在職1995~2002年)が2日付エスタード紙で10月の大統領選の展望について語る中、同氏所属の民主社会党(PSDB)の有力候補であるジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事に注文をつけると共に、長年のライバルで復活当選を目指すルーラ元大統領(労働者党・PT)についての言及などを行っている。 カルドーゾ氏 ...
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今年のブラジル10大ニュース=1位はJBSショック=テメルの不人気と疑惑に揺れる=メンデス判事らも話題に
2017年最後の号ということで、今日はこの2017年のブラジル国内面をにぎわせた10大事件を編集部が独自に選んだ。ジウマ大統領の罷免やリオ五輪があった16年ほどではないが、今年もブラジルでは様々なことが起きた。 まず1位は5月のJBSショックだろう。テメル政権下で経済立て直しの様相が見えはじめ、社会保障制度改革案通過まであと ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロ氏=大統領選出馬は大丈夫?=移籍予定の政党と一悶着
大統領選の世論調査で支持率2位のジャイール・ボルソナロ下議が、出馬予定の政党を巡ってもめていると21~22日付現地紙が報じている。 ボルソナロ氏は、現在所属のキリスト教社会党(PSC)を離党し、新党「愛国党」から出馬予定と言われていたが、最近になって、ボルソナロ氏本人が、移籍を取りやめることがありうることをほのめかす発言をネ ...
続きを読む »《ブラジル》メイレレス財相=政党放送で大統領選を意識=ルーラやボルソナロを牽制=社会保障改革も再度呼びかけ=景気回復で支持獲得狙う
18年の大統領選で連立与党からの推薦を受けることが有力視されているエンリケ・メイレレス財相が、21日に放送される社会民主党(PSD)の政党放送で、10分間中8分間登場し、ルーラ元大統領やジャイール・ボルソナロ下議にあてつける発言を行った。さらに同日昼にはメディア関係者を集めて、社会保障制度改革の話をするなど、大統領選を意識した ...
続きを読む »ボルソナロに保守大型勢力がつかない理由
大統領選挙の世論調査において極右候補のジャイール・ボルソナロ氏が元大統領のルーラ氏についで2位になっていることで「ブラジルのドナルド・トランプか?」と注目している人もいる。だがボルソナロ氏にはトランプ氏にはなりえない決定的な弱みがある▼それは、所属の政党基盤があまりにも弱いことだ。ブラジルの場合、選挙期間中の選挙放送の割当は、 ...
続きを読む »アウキミン・サンパウロ州知事が民主社会党党首に正式就任=早速ルーラを徹底批判=テメル政権には柔らかな発言=最初の課題は社会保障制度改革
民主社会党(PSDB)が9日に全国党大会を開催し、予想通り、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事が党首に就任した。アウキミン新党首の最初の大仕事は、連邦政府が進める社会保障制度改革に対し、根強い反対論を掲げる一部勢力の説得となりそうだ。10、11日付現地紙が報じている。 党首選そのものは、党員の473人中470人がアウキミ ...
続きを読む »アウキミンは「ブラジル政界の徳川家康」か?
来年10月の大統領選挙は、汚職裁判で出馬失格の危険性のある中、国民の圧倒的な支持率を元に突っ走る元大統領のルーラ氏(労働者党・PT)と、「反ルーラ、反PT」の支持を集める極右候補のジャイール・ボルソナロ氏の一騎打ちのような様相を現時点では見せている。だが、まだ選挙本番の10カ月以上前。そのまま行くとは、少なくともコラム子は見て ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選=世論調査でルーラ支持率上昇=2位ボルソナロも安定化=3位マリーナが出馬表明=アウキミンとシロで5強状態
ダッタフォーリャによる18年大統領選に関する世論調査が11月末に行われ、ルーラ氏(労働者党・PT)が依然として、34%と圧倒的な支持率を維持しており、2位の極右候補、ジャイール・ボルソナロ氏(愛国党に移籍予定)への支持率も安定していることがわかった。3日付フォーリャ紙が報じている。 今回の調査は11月29、30日に全国の68 ...
続きを読む »リオから大統領が生まれないその理由は?
ブラジルの政界用語の中のひとつに「カフェ・コン・レイテ(コーヒーと牛乳)」という言葉がある。これは「カフェ」がサンパウロ州、「レイテ」がミナス・ジェライス州を、それぞれの特産品に喩えたものだ。これはつまり、「ブラジルの大統領は伝統的にこの2州の政治の長の持ち回り」ということを意味する▼実際問題、共和国になった1889年から19 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル政権=中道右派連合で来年選挙へ=好景気材料に逆転狙う=大統領候補有力はメイレレス=本人が再出馬する可能性も
テメル大統領が、社会保障制度改革推進や来年の選挙を焦点に、民主運動党(PMDB)を中心とした中道右派の大きな連立を組もうと目論見はじめていると、25日付現地紙が報じている。 来年10月の大統領選を巡る世論調査では、ルーラ氏(労働者党・PT)とジャイール・ボルソナロ氏(愛国党)の一騎打ちのように報じられている一面がある。
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