連邦検察庁のアウグスト・アラス長官がボルソナロ大統領の新型コロナウイルスに対する態度を問題視する訴えをことごとく退け、検察庁内外からも批判を受けていると13日付フォーリャ紙サイトが報じている。 アラス長官のもとには、少なくとも三つ、ボルソナロ大統領のコロナ対策を問題視した嘆願が提出されていた。 一つ目は3月26日に検察庁内 ...
続きを読む »ボルソナロ 関連記事
《ブラジル》ボルソナロ大統領=隔離終了を放送で訴える=最高裁が即座に差し止め=クロロキン問題にも固執
ボルソナロ大統領は8日の政見放送で、州知事たちが行っている新型コロナウイルス対策の外出自粛令(クアレンテーナ)を批判し、仕事に戻れと呼びかけた。だがその直後、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が、隔離政策差し止めを禁じる司法判断を出した。 大統領は、まだ試験段階のクロロキンとその発展系のヒドロキシクロロキンを初期段 ...
続きを読む »《ブラジル》低所得者層の電気代を免除=ネット、水道でも同様の動き
【既報関連】新型コロナウイルス感染拡大による経済的打撃を和らげるため、ブラジル連邦政府は8日、低所得者層には4~6月の電気代を全額免除するという暫定令(MP)を出したと8日付現地サイトが報じた。 連邦政府による電気代免除期間は4月1日から6月30日までで、免除対象は月々の電力消費量が220キロワット時(kWh)までの世帯だ。 ...
続きを読む »東西南北
8日の夜のボルソナロ大統領の政見放送は、外出自粛令を止める呼びかけと、世界でもまだ試験段階の薬品の処方を勧めるもの、という物議を醸す内容だったが、世間へのインパクトはそこまで大きくなく、ツイッターでの話題にもあまり上がらなかった。大統領支持派の人は「ボルソナロにノーベル賞」などのハッシュタグもあげていたが、その盛り上がりも今一 ...
続きを読む »「狂った女王」と呼ばれ始めたボルソナロ
「ボルソナロ大統領の言動がおかしい」。それは、コロナウイルスの状況がひどくなればなるほど、とりつかれたように持論にしがみつくばかりで、「感染したくない」という国民の気持ちから離れ、コロナに関する国際的な常識からも完全に逸脱してしまっている。そんな現在の大統領の状況を見ればそう思わざるをえないのだが、ここにきて、外国のメディアも ...
続きを読む »《ブラジル》新型コロナ感染者1万5927人、死者800人=外出自粛令徹底されず=ファヴェーラの人出戻る=サンパウロ州知事、逮捕の可能性を口に
【既報関連】新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の感染者は増え続けており、8日午後5時すぎの保健省発表では、感染者1万5927人、死者800人となった。感染者の数も死者の数も国内で最も多いサンパウロ州では外出自粛令が4月22日まで延長されたが、サンパウロ市では、周辺地域を中心に外出自粛が守られなくなっていることを示す光 ...
続きを読む »クロロキンをコロナウイルス治療薬に=アメリカとブラジルで大統領が強引に推進=背後に製薬会社等の勢力も?
米国のトランプ大統領が推奨し、ブラジル国内でも特定の医師勢力が推薦するクロロキンや同薬発展系のヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルスの治療薬としても認めさせようと、ボルソナロ大統領が動いている。同薬はコロナウイルスの特効薬として期待されているものの、まだテスト段階で、一般使用するには人体への危険も懸念されている。8日付ブラジ ...
続きを読む »リオ州=最多得票州議は元幽霊職員?=マリエレのプレート割りで有名に
18年のリオ州議会選挙で最多得票を記録したロドリゴ・アモリム州議(社会自由党・PSL)に、以前、リオ州内の市の幽霊職員だった過去があり、働かずに合計で約8万2千レアルの給与を受け取っていた疑惑が生じている。8日付現地サイトが報じている。 これはフルミネンセ海岸部のメスキータ市の検察が明らかにしたものだ。それによると、アモリ ...
続きを読む »東西南北
マンデッタ保健相は7日、ブラジルの中国大使館に自ら電話をかけ、同国大使のヤン・ワンミン氏と会話を行った上で、新型コロナウイルスに関して、両国間の協力を確認しあったという。ヤン氏といえば、大統領三男のエドゥアルド下議やウェイントラウビ教育相が、コロナウイルスのパンデミックを「中国による陰謀」と発言した際に強く抗議した人物だ。同氏 ...
続きを読む »コロナを甘く見るべからず
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、7日の感染者は保健省発表で1661人(14%)、州保健局の集計で1817人(15%)増え、死者も保健省発表で114人(21%弱)、州保健局の集計では121人(21%強)増えた。 2週連続で日曜と月曜に増加数が減った後、火曜日に増えるパターンが起きたが、3日間の平均では、感染者は1日1100 ...
続きを読む »