国民の民主主義への信頼感がボルソナロ大統領就任1年後にやや揺らいでいることや、国民の6割ほどは軍政時代の「軍政令第5条(AI5)」を知らないこと、軍事政権時代の印象が悪化し、再軍政化は起こりえないと考える人が増えてきていることがダッタフォーリャの調査でわかったと、1日付フォーリャ紙が報じている。 今回の調査は19年12月5~ ...
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米軍のイラン司令官殺害で動転=ボルソナロ「燃料統制しない」=高まる価格高騰への不安
米国国防総省が2日夜(現地時間3日未明)、イラクの首都バグダットでイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表した。事件の余波は世界中に広がっているが、事件を受けて、ボルソナロ大統領を始めとするブラジルの反応を、3日付ブラジル紙・ニュースサイトが報じた。 ブラジリア時間の3日午前8時19分、英国産ブレント石油価格は前日 ...
続きを読む »《ブラジル》コメディ・グループ襲撃事件の主犯がロシアへ逃亡=傷害罪前科多数のPSL党員
【既報関連】人気コメディ・グループ「ポルタ・ドス・フンドス」の事務所を襲い、火炎瓶を投げつけた主犯は社会自由党(PSL)党員で、既にロシアに逃亡中と、2日付現地サイトなどが報じている。 事件は12月24日未明、リオ市ボタフォゴ地区にあるポルタ・ドス・フンドスの事務所で起きた。実行犯は「統合主義」の旗を掲げ、覆面で顔を隠した3 ...
続きを読む »《ブラジル》職権乱用防止法3日から施行=司法や検察からは反発も
【既報関連】昨年8月に議会承認された後も、ボルソナロ大統領による部分的項目の拒否、その後の議会による「拒否の拒否」など、議会と大統領府で大きく意見が割れた職権乱用防止法が、3日から施行されたと、3日付現地紙・サイトが報じた。 2年間に及ぶ議会での討議の末、昨年9月に交付宣言された法律は、1965年に制定された既存の法律を改定 ...
続きを読む »東西南北
トランプ大統領の命令を受けた米軍が、2日にイランのソレイマニ司令官を暗殺したことで、世界中の緊張が高まっている。そんな中、ブラジル内では、「ボルソナロ、フィカ・カラード(何もいうな)」というツイッターのハッシュタグが大量に出回り、話題となった。かねてからトランプ大統領を敬愛することで知られるボルソナロ氏はこの1年間、数々の失言 ...
続きを読む »【2020年新年号】環境問題で驚かされ続けた1年=新政権の方針転換も大いに影響=批判浴び続けたサレス環境相
ボルソナロ政権初年の2019年は、環境問題で予想もせぬ出来事に襲われた上、大統領や現政権の認識の甘さや自己中心さが隋所で感じられた年だった。 ブルマジーニョの鉱滓ダム決壊事故 思いがけない出来事の最初は、1月25日に起きたミナス州ブルマジーニョでの鉱滓ダム決壊事故だ。事故から10カ月以上経っても行方不明者を探し続ける消防士達 ...
続きを読む »【2020年新年号】謹んで新年のお慶び申し上げます=ブラジル日本文化福祉協会会長 石川レナト
ニッケイ新聞購読者の皆様、2020年の年頭に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。 昨年10月22日に東京で行われた、日本国天皇陛下の御即位を公に宣言する「即位礼正殿の儀」において、ブラジルからはボルソナロ大統領が参列し、ブラジル日系社会の代表者らも御招待を賜り、歴史的瞬間に立ち会えましたことは身に余る光栄でございました ...
続きを読む »【2020年新年号】ボルソナロ政権=「不戦敗」続きの1年目=醜聞、失言、対立激化が次々と=本人の政治的成果はどこに?
「追い風を全く生かし切れなかった」。ボルソナロ政権の1年目を評すると、このような感じか。就任1年目の12月の時点での同政権の支持率は30%で、不支持率は36%(ダッタフォーリャ調べ)。これは、1990年以降の選挙で選ばれた大統領の、就任1期目の1年目の数字としては過去最低となった。なぜ、そんなことになってしまったのか…。これか ...
続きを読む »《ブラジル》2019年10大ニュース=ボルソナロ大統領一色の1年=大統領の息子たちもしばし話題に=南米そのものが荒れ模様
2019年も「激動のブラジル」の印象は変わらず、多くのニュースで賑わったが、それらの中で本紙が独自に順位をつけた10項目を紹介し、振り返ってみる。 第1位は、「ボルソナロ大統領、世界で有名人に」。就任前から「南米のトランプ」として注目され続けていた大統領は、その数々の言動で世界的に有名な存在となった。 その象徴とも言えたの ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロ大統領、犯罪防止法を一部拒否の上裁可=モロ法相の要請聞き入れず=息子をかばう態度を支持者も非難
【既報関連】ボルソナロ大統領は25日、議会で承認されていた犯罪防止法案(パコッテ・アンチクリーメ)を、25カ所に拒否権を行使した上で裁可したと26日付現地各紙が報じた。 同法案はセルジオ・モロ法相が今年早々に提出したものだ。上下両院での審議の過程で、同法相の本意に沿わない変更も行われた。
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