熱帯の知性 ブラジル国の日本人移民の初期の指導者として、南伯に東山農場の山本喜誉司。北伯に平賀練吉。敬称略は、歴史に名を刻む偉大な名前の証。 共に東京帝国大学で林学を専攻されているのは偶然ではない。 ブラジル国は日本人農業移住者を受け入れる111年前から、大農園の耕作放棄地は拡大していた。 豊かな土壌を使い捨てるサトウキ ...
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■今週末の催し
5日(土曜日) 第14回お話大会(松柏学園・大志万学院)、午前8時、同学院(R. Ferdinando Galiani, 80 – Vila Mariana) ◎ 第10回和紙絵展、午前10時、ニッケイパラセホテル(R. Galvão Bueno, 425 – Liberdade)、6日も ...
続きを読む »陶芸作品展示会5日に=こだわりのカップでコーヒーを
「お気に入りの陶器カップで、コーヒーを飲みませんか?」―ブラジル現代陶芸会(CCBRas、福沢マコト会長)は5日(土)午後3時から9時まで、コーヒーカップの陶芸作品展示会「VAI UM CAFEZINHO?」をサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパラセホテル(R. Galvão Bueno, 425)で開催する。 展示会には ...
続きを読む »《ブラジル雇用情勢》8月の正規雇用は12万人純増=6万超のサービス業が牽引
ブラジル経済省が25日に発表した8月の全就労・失業者台帳(Caged)によれば、8月は138万2407人が正規雇用の職を得て、126万1020人が正規雇用の職を失ったため、差し引き12万1387人分の正規雇用純増だった。26日付現地各紙が報じている。 12万超の正規雇用増は、8月の結果としては6年ぶりの好結果だ。発表前の経済 ...
続きを読む »デカセギ留守家族集め懇親会=グルメデリカ「皆さんのおかげ」=「こんな会社ない」と涙ぐむ人も
「こんなことをしてくれる会社は、他に聞いたことないね」――「グルメデリカ」(本社=埼玉県所沢市)に派遣されている日系人労働者の留守家族を集めた22回目の南米懇親会が21日夜、サンパウロ市のニッケイパラセ・ホテルで開催され、そんな感想があちこちで聞かれた。グルメデリカ社に派遣する業務請負会社「拓栄」(本社=神奈川県藤沢市)が主催 ...
続きを読む »ドラマのような「モジ開植の祖」の生涯
モジ・ダス・クルーゼス入植100周年式典を取材に行って、「灯台下暗し」だったと反省した。興味深い移民史の宝庫だ。サンパウロ市から東に62キロの地点にあるモジ市は、100年前にはわずか3万人の寂しい農村だった。現在では44万人超の人口に増え、州内12位の人口を誇る堂々たる近郊都市となった。 2008年時、安部順二モジ市長(当時 ...
続きを読む »トレンディ・ツーリズモ=鉄道の街へ観光ツアー
旅行会社トレンディ・ツーリズモ(関根いつ子社長)は、パラナピアカーバへの観光ツアーを14日に開催する。 パラナピアカーバは、19世紀にサンパウロ市・サントス間のコーヒー豆輸送で活躍した登山鉄道とともに栄えた「鉄道の町」。英国風の町並みから「イギリス村」とも呼ばれ、現在も鉄道技術に関する博物館を中心に、観光地として知られている ...
続きを読む »《南米南部共同市場》EFTAとも自由貿易協定=大豆などは即座に関税ゼロ
アイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタインが加盟する欧州自由貿易連合(EFTA)と南米南部共同市場(メルコスル)が23日、自由貿易協定を結ぶことで合意に達したと、23、24日付ブラジル各紙・サイトが報じている。 ブラジル経済省、貿易特別局のマルコス・トロイージョ局長は23日、「合意内容はかなり包括的で、関税引き下げ ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(140)
山本は1920年代、三菱企業がつくった東山農場の専務だった。蜂谷は初期の移民で当時は日本品の輸入業者だった。宮腰は1937年、日本政府の移民及び拓殖を促進する海外興業株式会社(KKKK)の社長として渡伯した。山下はコチア産業組合の重要な地位にあった。 このグループが特に強調したのは、布告書の序文にある次の箇所だった。 「移住 ...
続きを読む »経済発展の原動力描く「移民のブラジル」
米国の衛星放送及びケーブルテレビの番組供給会社「ヒストリー(History、歴史)」は、ブラジル独自に新シリーズ「Brasil de Imigrantes(移民のブラジル)」を製作し、8月6日夜にサンパウロ市のユダヤ文化センター(UNIBES)で主要登場人物を集めた記念イベントを行った。 同企画には50社の候補が挙げられ、最 ...
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