12月10日(水) 眩いばかりの風景が広がり、千年以上の歴史文化と最先端技術を持ち合わせる国、それが日本――。十二年にわたる不景気が叫ばれつつも、日本は世界第二の経済大国であり、数十万のブラジル人が、生活の糧を得ようと、この国へ行くことを選択している。 一日十四時間 「より充実した人生を送る夢をみて、私たちは日本にやって来 ...
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パネトーネ 「トーニのパン」=ミラノから世界中に広がる
12月6日(土) パパイ・ノエル(サンタクロース)やアルヴォレ・デ・ナタル(クリスマスツリー)のほかに、欠かしてはならないのはパネトーネ(菓子パン)。ブラジル人が大好きなパネトーネは、16世紀にイタリア・ロンバルディアで初めて作られた。パネトーネの由来とされる話は数多くあるが、もっとも有名なのはある若者の恋愛だろう。 昔昔・ ...
続きを読む »ルーラ政権 評価と見通し=Jデスクの企業セミナー
12月4日(木) ジャパン・デスク(高山直巳代表)は、十日午前九時半から午後一時までレストラン・サントリー(アラメイダ・カンピーナス六百、二階ホール)で企業セミナーを行う。本年最後のセミナーは「PTルーラ政権一年目の評価と未来の見通し」で、講師は鈴木孝憲氏(デトロイト・トウシュ・トーマツ監査法人最高顧問)。 セミナーの構成は ...
続きを読む »桂植民地=入植開始から90年=〝廃墟群〟化した居住区=今も日系夫婦一組が生活=イグアッペ市が記念事業
12月3日(水) 日本政府の主導でブラジルに開設された邦人移住地の第一号、桂植民地への入植開始から今年で九十年を数える。サンパウロ市から南へ二百キロ、州南岸に位置するイグアッペ市。その中心街より車と船で、さらに約一時間のジポーヴラ区に、一九一三年十一月九日、サンパウロ市などから約三十家族が移り住んだのが桂植民地の始まりだ。先月 ...
続きを読む »メキシコ榎本殖民団=照井亮次郎の生涯=殖民地崩壊の実際とは=JICA前支所長が著作発表
12月2日(火) JICAサンパウロの前支所長、川路賢一郎さん(現大阪国際センター所長)が今年三月に、メキシコ移民の嚆矢である榎本殖民団に参加した、岩手県花巻出身の照井亮次郎(一八七四―一九三〇)の気骨溢れる生涯をつづったノンフィクション『シエラマドレの熱風(かぜ)―日・墨の虹を架けた照井亮次郎の生涯』(パコスジャパン)を上梓 ...
続きを読む »移民住宅が日本の文化財に=レジストロの旧久保田邸=文化審議会が文科相に答申=70年代 愛知・明治村に移築
11月28日(金) ブラジル日本移民のコーヒー栽培農家が日本の文化財に――。日本の文化審議会(高階秀爾会長)は二十一日、帝国ホテル中央玄関など「博物館明治村」(愛知県犬山市内山)の建造物三十二件を文化財建造物として登録するよう、川村建夫文部科学相に答申した。「明治村」の建造物には、サンパウロ州レジストロ市から移築されたブラジル ...
続きを読む »共済組合〃4歳〃に=サンパウロ市内に27団体誕生
11月27日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】サンパウロ大学の学生が一九九八年、リオ・ペケーノ区へ来て共済組合の説明会に住民を招いたとき、人々は就職を斡旋するのかと思い労働手帳を持参して集まった。 参加者の一人イヴァニ・サンパイオさんは三年間、失業していた。学生の指導に従い、全員共営者で主人も使用人もいない共済組 ...
続きを読む »東西南北
11月26日(水) 二十日(ブラジル時間)、バグダッド市内のイタリア、トルコ両国大使を狙ったミサイルがブラジル製であることが判明した。両大使とも無事だった。同日、シェラトンホテル、パレスチナホテルにロケット弾五発が撃ち込まれた。現場近くにロケット弾を積んだ荷車とロバが見つかった。米軍はこの荷車の持ち主の家からブラジル製のロケッ ...
続きを読む »聖総領事夫人の歓迎会=県連婦人部ら70人が囲む
11月13日(木) ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)の婦人部(有北・和田之示会長)は、六日午後三時からサンパウロ市内のホテル・ブルーツリーで、このほど着任した石田仁宏サンパウロ総領事夫人の牧恵さんを囲んでお茶会を催し、各県人会の会長夫人や婦人部の約七十人が参加した。 豊田瑠美さん(愛知県人会)の司会で、有北・県 ...
続きを読む »日系職人尽くし―ブラジル社会の匠たち―(3)=〃開かずの金庫〃に挑戦=サッカー場で満場の拍手
11月11日(火) 茂木安太郎さん(七一)は、「Medico dos cofres(金庫の医者)」の肩書きを自らにつける金庫技師だ。特殊なドライバーを用いて金庫の微かな音を聞き、右手の親指と人差し指で引っ掛かりを探す。その姿は、聴診器を手にし、患者と向かい合う医者のようだ。「今まで、一万六千の金庫を開け、今でも三日に一回は仕事 ...
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